夏旅2009(11) 朝からアスレチック!古羅漢探勝道
8月11日、別府の朝が明けた。今日はついにこの旅の目的地である中津市の唐揚げを喰らう日だ。意気揚々と出発した。せっかく別府に来たのだから地獄めぐりでもという意見もあったが、これまでの経験上、別府でグズグズしているとすぐに昼になってしまう。そこで出来るだけ午前中に距離を稼ごうということになった。いま思えば、別の意味で地獄めぐりが待っていたのだが...。
宇佐別府道路に乗り安心院で降り、国道500号を通って本耶馬渓方面へ。高速道路を使うと速い。時間に余裕も出来てきたので羅漢寺へ寄ることにした。羅漢寺観光案内図のある駐車場だった。全体を見ると結構広そうだった。時間もないので、近くの遊歩道へ。
そこには「古羅漢」と書かれており、「古羅漢探勝道」とも書かれていた。この時点で気付くべきだった。ここが遊歩道ではないことに。しかし駐車場から羅漢寺への入り口らしき道はここしかなく、何の迷いもなく歩き始めた。下から岩肌の中腹に小屋が見えた。そこにゴールがあると信じていた...。
探勝道とはよくぞ言ったものだ
まさに修行。己に勝つ道とでもいおうか。
アスレチックだよー。
土と木で出来た階段を登って行く。
下から見えた小屋はゴールじゃなかった...。
ひとことでいえば廃屋。
そこから先があった。
だがその先は細い岩肌の道を鎖を伝って歩くしかない。
朝からなんでこんなつらい修行をしているんだオレは!
まったく予期せぬ展開の地獄の修行がはじまった
確かに運動不足だけどさ。つらい...。唐揚げ食う前に腹ごしらえって感じじゃまったくなかったな。いったいどこまでいけばボクたちはたどり着けるのだろう...。ボクたちの行く手にはどんな困難が待ち受けているんだろう...。どこかにたどり着くのだろうか。そこに何があるのだろうか。その答えは...汗にまみれていた。風に吹かれたい!まぁ、ほんの30分くらいだと思うけど。
結局途中で鎖伝いに降りていった先に分岐点があり、そこから来た道に戻ることができた。ホッと一息。既に汗だくだ。まったく!どういうことなんだ羅漢寺。らくはあかん寺ってことか。結局羅漢寺にあるという3700体の石仏は拝めぬまま修行を切り上げた。オレたちの頭にはもう唐揚げのことしか無かった。とことん美味い唐揚げ食わせろよ!
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