夏旅2009(1) 波乱の幕開け
今年の夏旅は大阪まで高速で突っ走り、大阪南港からフェリーで翌日宮崎入り、そこからあえて高速を使わずにスローな感じで海産物を食べながら北上し、最終的に中津市で唐揚げを喰らうというストーリーを考えた。キモは大阪からのフェリーだ。過去10年にない九州北上ルートを思いついたとき、10周年目の夏旅ビジョンが見えた気がした。このビジョンが蜃気楼だったわけだが...。
8月8日(土)の朝から宮崎県を目指して旅立ったわけだが、宮崎県は遠かった 当初の予定では大阪南港まで車で行き、その日のうちに宮崎カーフェリーに乗船、翌朝には宮崎港に降り立っているはずだった。しかしフェリーの出航時間に間に合わなかった...。
1,000円の高速道路は想像以上の渋滞で予定が狂った。東名がダメなのは予想がついたので、中央道を使った。これは完全に正解で、小仏トンネル付近の渋滞も難なくこなしてギリギリ間に合いそうだった。大阪に入るまでは...。
出口の大山崎ICはいったいどういう了見でこんな場所にこんな構造で作られているんだろう。そこまでどんなにスムースに来たとしてもこの出口渋滞で全部相殺される。たかだか10km前進するのに2時間かかった。
一般道に降りてからも延々渋滞しており、この時点で到着時間は2時間遅れが確実となってフェリー会社にキャンセルの電話を入れた。携帯電話があってよかった。二ヶ月前の発売日に二等寝台の予約をし、一週間前にはキャンセル待ちだった一等船室が取れていたのに...。
逆算すると、おそらく夜中の2,3時ごろにさいたま市を出発しないと大阪南港から出る当日夜のフェリーには乗れない。1,000円になった高速道路と大山崎ICに阻まれた宮崎行きだった。
一番苦労をかけたのは、北海道から飛行機で大阪入りしていたM氏。昼間着いて大阪見物して時間をつぶしてもらっていた。最初はM氏から「関空ついたで」とか「花月めっけたで」とか観光気分の呑気なメールが入ってきていたが、最後のメールは「本当に間に合うの?」だった。
その最後のメールを受け取った17時ごろ、こちらは枚方市の一般道でまだ渋滞に巻き込まれていた。フェリーは19時出発。乗船手続きにはギリギリではあるが約1時間弱で到着できる場所だった。だがその渋滞のなかでほとんど進まず1時間が過ぎ、断念したのであった。
M氏には電車とバスを乗り継いで港へ入り乗船手続きの書類まで書いて待っていてもらったのだが、電話で詫びを入れ、またバスと電車を乗り継いで梅田まで引き返してもらった。
10周年の宮崎行きはスタート時点で途絶えてしまった...。この先どうすべきか、渋滞のなかでそればかりを考えながら進路を変更し梅田へ向かった。
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コメント
高速1000円で渋滞、想像以上のものみたいですね。
構造上 東京、大阪はどうしても交通量が集中するので尚の事
大分のとり天はご当地料理、しかし大阪で足止めですか。
自分もこの夏は大阪にいて、難波付近もうろつきました
では次を
投稿: せる | 2009/09/01 21:40
想像を絶する渋滞でしたね。経済原則からすれば、利用希望者が多い時期だけ高騰するのが普通なんで、お盆の高速はこれまでの5倍くらいにすれば分散するかもしれませんね。
大阪も行きたい店はあるんですけど、計画を立てるときには大都市というだけで外してしまうんですよねぇ。でも今回、前泊でガッツリ大阪って案も逆にアリかなと思いました。そんで夜ゆっくりフェリーに乗るみたいな。宮崎県はあきらめないぞーー。
投稿: ポップンポール | 2009/09/02 22:26