川村カオリ逝く
川村カオリが昨日亡くなった。38歳。乳ガンとの闘病5年というから33歳からの闘病生活だったことになる。短かったけれど記憶に残るアーティスト人生だったと思う。
正直、ボク自身は熱心なリスナーじゃなかった。デビューアルバムの「ZOO」、2ndの「CAMPFIRE」あたり、1989年頃に一番川村かおりを聴いていた。
そのぶっきらぼうな歌い方とロシア系の面影とがマッチして、若さの裏に潜む孤独とか翳りを代弁してくれてるようなロッカーだったと思う。あっちで清志郎と再会してコラボしてくれ。まだ観に行けないけど。
そんな川村かおりだから、ボクにとっては“若さ”の象徴だった。10代の頃、それもちょっと悔しかったり不安だったりした感情を思い出すBGM、それが川村かおりの歌声だった。
キャンプファイヤー・ソングのようにグルグル回る堂々巡りな感覚。そしてそこからの解放。ボクは川村カオリを彼女のこの歌で送りたいと思う。伝えられなかった思いを込めて。
ちょっと前にひとくちメモの脳内曲名ざ行編の「ず」でZOOが思い浮かんでいた。いつも川村かおりが歌うZOOがボクの脳内に刻み込まれている。これからもずっと変わらないだろう。
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