19年前にかいた詞
シンクロニシティといえば、実はもうひとつひらめいたことがあった。隊長の娘さんのお名前は未空(みく)とおっしゃるそうだ。おどろいた。たまげた中村伸一(>それは所長のほうか!)
19年まえのボクが「M・I・K・U」って詞を書いていた。まさに未来の空をイメージして。あまりに個人的なシンクロなのでどうしようかと思ったけど、この際アップしとこう。超青い詞ですけどっ。(実は短編小説とセットになってたりする)
「M・I・K・U」
サイドブレーキに手をかけたとき
彼女はその手を握りしめた
そろそろ太陽も大きくなりはじめた
初夏のあつい空気に吐息をミックスして
坂の上で僕たちは唾を飲みこんだ
車はすべりはじめた
手の中の汗は冷たかった
彼女は目を閉じた
「風を感じて、未来のために」
「未来…」
「そう、あたしのために」
「よし」
僕たちは坂の下を見つめたまま
目を閉じていた
坂がもっとよく見える
坂は無限に続いていた
「どう」
「とぼう、とぼうよ」
「できるかな」
「できる。未来を信じて」
「うん」
僕たちはとんだ
「とべた」
「ね」
「未来の空だ」
「ううん、未来はただ風を感じたいだけ」
「未来の風だ」
「そう、もっと、もっと高くとぼうよ」
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