桜庭ななみの「ふたつのスピカ」に期待大!
NHKのドラマ8で先週第一話が放送された「ふたつのスピカ」。宇宙学校に入学して宇宙飛行士を目指す高校生たちの物語だ。全7話なので早めに書いとこうと思った。第一話を見た感じではかなり期待できるドラマだ。
オレも小さい頃は宇宙飛行士になるか英国王室に婿として入るか悩んでいた。出した答えは宇宙飛行士になって英国王室に注目されて婿になるというものだったが、いまのところ実現していない。
●宇宙飛行士を目指すといえば
宇宙飛行士を目指す女の子といってピーンと来るのは、「頑固じいさん孫三人」のクリス・ウィザースプーン役のシャナン・ドハーティだ。オレだけか!?このドラマもNHKで放映していたが、オレを外国ドラマファンにした決定的なドラマだった。
シャナン・ドハーティはその後、名子役から米ドラマ界のトップ女優へと駆け上がっていく。世界的ヒット作品「ビバリーヒルズ高校白書」にオレが早くから目をつけていたのもシャナンがいたからだ。その頃はまだ、まさかトップ女優からスキャンダル女優へと転がり落ちていくとは思っていなかったが...。
「ふたつのスピカ」に注目したのも、宇宙飛行士を目指すのが桜庭ななみだからかもしれない。桜庭ななみはテレビ朝日の新人シナリオ大賞受賞作品「ゴーストタウンの花」での主演がすばらしかった!
●ゴーストタウンの花から宇宙へ
「ゴーストタウンの花」(DVD化決定!)はコントラストと彩度のめっちゃ高い映像が、不思議と寂れたゴーストタウンにマッチしていた。この映像マジックによって地味になりがちな“ゴーストタウン”に内包された諸々の負のテーマが撹乱され、“ドラマ”の世界に引き込まれる。
「ゴーストタウンの花」での桜庭ななみは複雑な家庭環境の娘役だ。“委員長ファッション”でオタク青年たちのフォトジェニックになりつつ、彼らから恋愛シミュレーションの手ほどきをうけてデートに臨んだりする。ここだけ抜き出すと安いドタバタコメディのように思えるかもしれないが、全体のトーンはしっかりしたドラマだった。
しかし桜庭ななみはメガネっ子でなくてはならないという呪縛にオレは悩まされた。「ふたつのスピカ」でこの呪縛から解き放たれそうな期待がある(<そこかよ!)。
●ふたつのスピカで躍進の兆し
宇宙学校では頭脳と体力、協調性、ひらめき、忍耐力など高度な能力が要求される。そういえば本当の宇宙飛行士の選抜でホワイトジグゾーパズルが使われてたって話も聞く。真っ白いジグゾーパズルなんて真夏の悪夢だ。
第一話ではホワイトジグゾーではなかったが、協調性と緻密さと体力とひらめきと宇宙の知識などなど総合判断をするテストが行われた。こんなテストよく考えるよな。宇宙学校の教官はドSじゃないと務まらないかもしれない(笑)。
親のコネで入学できたのだとチームメンバーに罵られながら最後の最後まであきらめず、最後の最後にありえない知識でチームを勝利に結びつける鴨川アスミ(桜庭ななみ)。周りの秀才君たちもビックリ。こういうシーンはかっこいいよね。
桜庭ななみの走る姿が美しい。美しい姿勢を練習したそうだ。成果出てるねぇー。あと口元がデビューしたころの竹内結子を髣髴とさせる。つまり桜庭ななみは、良かったころのシャナン・ドハーティとデビューしたころの竹内結子という、オレのツボにはまりまくりなルートから出てきた新人女優なのであった。
世間的にはアイドルという枠なのかも知れないが、その枠を超えて女優として観ていきたい逸材。上野樹里のときもそんなこと言ってたけどさ。目のつけどころは間違ってないと思うんだ。
でもスキャンダルには染まらないで欲しいね。作品で表現してこそ女優です。作品とスタッフと自分の3つの要素がうまーく調和することが重要だと思う。この関係性を正のスパイラルで上昇させていけるか、負のスパイラルで転落させてしまうか、自分の意識もあるけど関係者の意識にも責任がある。頼んだよ(<オレ、何様?)
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