ヤマタツ夏のタイトル三部作
takさんのブログを見にいったら山下達郎の「夏への扉」が紹介されていた。YouTubeも貼り付けてあったので聴きはじめたら、ボクも書きたくなってきたので「夏の陽」をアップしてみた。
「夏への扉」「夏の陽」「さよなら夏の日」と、春から秋へとうつろいゆく夏をタイトルにしたヤマタツ夏の三部作(とは誰も言っていないが)。ボクは「夏の陽」が一番好きだ。
「夏への扉」はメロウ(mellow)で上質なポップナンバー。休日の午後、クーラーをつけなくても窓を開けていればいい風が入ってきて、ロックチェアに腰掛けてホットレモンティーを飲みながらハードカヴァの小説を読むのにちょうどいい季節に聞くとはまる(笑)。
それに比べると「夏の陽」は暑い。そして熱い。でもあえてクーラーのスイッチを切って外へ飛び出したくなる名曲だ。アスファルトの熱気を浴びながら、陸上競技場まで歩いて練習に通った夏の匂いを思い出す。インドア派なのに、あの砲丸投げの練習には中学のセンセーだけでなく、ヤマタツまでがオレを駆り立てていたのであった そりゃ優勝もするっちゅーねん(笑)。
インドア派のまま聴いても名曲だ。短くて抽象的な歌詞を圧倒的なボーカルがねっとりと暑い夏に歌い上げていく。バッキングコーラスのミニマルなリピートもこの暑さに一役かってる。この暑さは1970年代青春ドラマの暑さ、そして熱さに似てる。
青春ドラマの熱さに通じるのは、おそらくベースラインとオルガンの音に起因しているのだが、みんな海外ミュージシャンなので、おそらく中村雅俊のドラマは見ていないだろうなぁ。1976年発売の山下達郎ソロ1stアルバム「CIRCUS TOWN (サーカス・タウン) 」の最後を飾る曲だけに、ヤマタツは見ていたかもしれない(笑)。
ついでに「さよなら夏の日」は、デビー・ギブソンの「エニシング・イズ・ポッシブル」って二枚組CDにウィズアウト・ユーという曲名で入っていたのを購入した記憶がある(ウチのCDの棚を探したけど見つけられず...)。ヤマタツのセルフカヴァのほうがいいけどね。
●映画「サマーウォーズ」も楽しみ!
山下達郎さんはこの夏、アニメ映画「サマーウォーズ」の主題歌を書き下ろしてる。タイトルは「僕らの夏の夢」で、タイトルに「夏」がつく楽曲だ。
この映画も楽しみ!細田守監督の前作「時をかける少女」(DVD,ブルーレイ)は、原田知世主演の実写版ともまったく別の映画に仕上がっていて大変な話題作だった。新作「サマーウォーズ」も長野県の片田舎を舞台にしたヴァーチャルウォーズという型破りなもの。日本の田舎の風景ってアニメに映えるんだよね。
また、キャラクター・デザインの貞本義行さんはボクの高校の先輩で、藤永先生の教え子でもあるのです。
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