google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 平原綾香 癒しのライブ: ひとくちメモ

« エコポイントは全部国債に変換ってどうでしょう(笑) | トップページ | ポップ・シティの偉大な田舎者!坂本龍一自伝 »

2009/05/16

平原綾香 癒しのライブ

平原綾香 PATH of INDEPENDENCE Live @JTB HALLもうあのライブから一週間経ってしまった。本当に早いな。新型インフルエンザが日本に入ってきて外出を控えるような風潮があり、個人的にもほとんど病いのなかではあったが、精神的な病いに違いないと自分を納得させ、平原綾香の追加公演へ出かけていった。

行ってよかった!癒し効果絶大(
その時間だけは諸々の問題を忘れることが出来た。もっとも拍手をする両手の神経がめっちゃ過敏になっていて(笑)痛かったのと、立って応援するときは体力的につらかった。でもしっかり音楽を聴くことができ、うれしかった。歌の力は偉大だな。チープな言い方だけど、うまい歌手のいい歌を生で聴くことの大切さを思い出せた。

東京ドームシティの一角にあるJCB HALLは初めて行ったが、平原綾香の歌を聞くにはとってもいいホールだった。よく見つけてきたよね>スタッフ。昔むかしウィーンで行ったオペラホールを思い出した。それを現代的にしたような感じ。アリーナ席とバルコニー席が3階層。ボクは1階バルコニー席だったけど、3階でもステージに近く、アーティストとの距離感が一般の大ホールとは違う。しっかり歌が届くような気がした。音響についてはちょっと軽め(アッパー?)な感じはしたけれど、ポップス系コンサート向けな設定なのかな。

一曲目からノクターン!ボクのココロをツクダーン!(<ダジャレかよ!)
いきなりアカペラからはじまった。歌姫だなぁー。自信がないと出来ないよ。この日25歳の誕生日ライブだったという平原綾香さんですけれど、デビュー当時(19歳)に30代だと思われたという堂々たる歌声には、ますます磨きがかかっている。でもジュピターの頃より印象は若くなってる(笑)。

昨年(2008年)の紅白歌合戦でスタジオジブリ作品の歌を歌われましたが、競演した女性アイドル歌手二人がかわいそうなくらい実力の差がはっきりしていた。あまりの差に、歌って聴き比べるとこんなに違いが露見しちゃうんだと思ったものだ。もっともうまいだけが芸能のすべてではないから競演の二人も落胆することはないのだが、ボクにはいまの平原綾香をナマで聴きたい願望がそのとき芽生えたように思う。

歌がいいのは当たり前の平原綾香だが、もうひとつしゃべりがいけるというのはライブならではの発見だった。やっぱフォークソング狂いのバカ息子のオレとしては、しゃべりも重要な要素なのだ。この日の模様はNHKで放映される予定らしいが、そのときはメンバー紹介ほかのMCも楽しみだ(カットしないでねぇ)。

アンコールで客席から「スタート・ラインを歌ってくれ」と叫ばれるハプニングもあった。「セットリストにないんですよねぇ」と困惑しつつ、サラっとアカペラで一節。こういう機転の利きかたも才能だよね。ハプニングをサプライズに変える力っつーか。いい画、撮れたよね(>NHK)。

ボクにとっては「明日」がナマで聴けたのが一番うれしかった。ライブ中盤、新作アルバム「PATH of INDEPENDENCE」からは全曲歌わせていただきますという宣言で盛り上がったところで、次の曲はこのアルバムからじゃないんですけどと落として、大切な曲として「明日」が歌われた。ドラマ「優しい時間」ファンのボクにとってこの歌は生涯のスタンダードナンバーとなった。「PATH of INDEPENDENCE」からは「星つむぎの歌」がやっぱ秀逸だなぁ。観客も全員で合唱。何年も何十年も歌いついで欲しい楽曲だ。

バンドもある意味サプライズだった。まさかDr.kyOnさんがバンマスやってると知らずに行ったので驚いたのだった。KYONさんのキーボードをライブで聴くのは、おそらく13年ぶりくらい。佐野元春のアルバム「フルーツ」が出てホーボーキングバンドとしてツアーをされていた(1996年)。このときのインターナショナルホーボーキングバンドの印象は強烈だった。めっちゃいい音させてた。もちろん、それ以前から忌野清志郎とも親交があったDr.kyOnさんのバンドサウンド。キヨシローの告別式が行われていたこの日に、すばらしい音楽のなかで再会できたのはよい縁だったなぁと思う。

バンドサウンドは結構ファンキーだった(笑)。平原綾香にはクラシックやジャズのイメージが強い。そして新作には「朱音(あかね)」など昭和を感じさせる秀逸な歌謡テイストの曲もある。最初はそういうイメージとやや異なるバンドサウンドかなと感じた。しかし平原綾香がサックスを吹くコーナーなどもあり、こういう幅の広さに対応できるバンドだったのかと思った。

平原綾香のサックスもいいな。さすが親子三代(笑)。ちょっとスムース・ジャズっぽい感じの美しいトーンの演奏だった。それが平原綾香にマッチしてた。スムース・ジャズっぽいっつーても、オレはミンディくらいしか知らんのだが()。

ライブ会場から出掛けに、花輪のなかに岩崎宏美からの花を見つけた。NHKの「タビうた」で長崎を訪れたお二人の番組はもちろんエアチェックしている。歌のうまさという共通点のあるお二人の親交もうれしい。類は友を呼ぶっていうか。筒美京平先生の楽曲を歌う平原綾香もぜひ聴いてみたい

このライブ映像はNHKで7月放映予定らしい(BSかな...)。平原綾香の歌は年を重ねるごとに情感もふくらみ、同じ歌でもまた違った聴き方が出来るようになると思う。ジャパニーズ・スタンダードを担う逸材として、今後も注目していきたい。クラシックをモチーフにしたアルバムの計画もあるようだ。最近オレもどんなクラシックを平原綾香に歌ってほしいか毎晩考えているのであった(6月30日締め切りで募集中です)。

| |

« エコポイントは全部国債に変換ってどうでしょう(笑) | トップページ | ポップ・シティの偉大な田舎者!坂本龍一自伝 »

コメント

ライブいいですね~
僕も行きたいな。
平原綾香さんが「すごいな!」と思ったのは同じく最近でAPバンクバンドで歌うのをみて
「うわ~…別格。。」

高校時代にお父さんがゲストプレーヤーとして何度も定期演奏会に来てくださっていたので、勝手な親近感はもっていましたが、ジュピターがヒットした当初はそれほど積極的に聴こうとはしませんでした。

…というわけで応募、しちゃいました。

投稿: 八郎右エ門 | 2009/05/19 10:14

おおー綾香の父さんが定期演奏会に!なんとも縁というのは面白いものですね。平原綾香さんもブラバンキッズだったんですよね。サックスもうまかったです。

私は2ndシングルの「明日」を聴いたときにグッと来ました。そんでこの「PATH of INDEPENDENCE」が名盤だったので、こりゃナマで聴かねばと思いまして。

>…というわけで応募、しちゃいました。

くーっ私も応募済みですが、競争率あがったなぁ(笑)。しかも野庭サウンドの八郎右エ門さんは強敵だぁ

では、試聴会でお会いしましょう(ってなったらいいなぁ)。

投稿: ポップンポール | 2009/05/19 23:01

それじゃあ発表後にここで打ち合わせていきましょう

…うそうそ、っていうか絶対に競争率を下げる一因になっていない気がする。まずあり得ないです。残念。

ノクターンも聴きましたけど、いいですよね。もっともっと評価されて良いアーティストだと思います。

嘘かほんとか知りませんけど、ちょっと年上のOBの話では、平原まことさんが合わせ練習に来て下さったとき、奥さんと小学生くらいのお嬢さんを連れてきたことがあったそうです
デビューするのを知ってればサインを…って話ですよね。

実は僕もSAXです。
実際には出れなかったけど、定期演奏会でビックバンド形式でジャズをしたことがあったのですが、吹かせてもらったことがあります。楽器!
感激だったなぁ。

ブラバンキッズにコーチとして登場している広原さんも一緒にJAZZってました。

投稿: 八郎右エ門 | 2009/05/20 09:36

ノクターンは完全に平原綾香のものになってますよね。ジュピターのときは大ヒットでしたけど企画モノ感が強くて、曲があってたまたまそれを歌う歌手がいるという関係に思えてました。でもノクターン(カンパニュラの恋)は平原綾香がまずいてこの歌があるという関係性が確立できたように思うんですよ。

そういう目線で考えると、平原綾香に歌ってほしいクラシックはたくさんあるけれど、企画モノ感の時代に逆戻りしないオリジナルな新しい解釈を目指して欲しいなと思っているんです。

...と選考委員へのアピールはこのくらいにして()。選考委員やりてぇー。平原綾香が歌う意味を語りてぇー!

八郎右エ門さんはサックスなんですね。またまた絞られてきてるじゃないですか。K君ですよね?みたいな。偉大なる雑用係ですもんね。違ったらすんません。でも、間違いない、と思う(笑)。

投稿: ポップンポール | 2009/05/21 07:50


あたりです。
ハイ。

僕も選考委員やりた~い

市役所がらみの運営協議会委員みたいな話ばかりくるんですけど。。

ノクターンは知らない人がきいたら、完全に平原綾香の曲ですね。
こういうのきいちゃうと、カヴァーでも物足りなく思えちゃうから…要求高すぎですかね

投稿: 八郎右エ門 | 2009/05/21 11:00

やはりK君でしたね。当たっちゃった!思わず「音楽は心」のDisc2で「アパラチアの春」を意識して聴いちゃいましたよ

平原綾香に歌ってほしい楽曲のほうも当たらんかなぁ()。

市政に参加するのはいいことじゃないですか。文化活動に地方行政とのつながりは欠かせないですからね。

ノクターンも倉本聰さんのドラマ「風のガーデン」主題歌でしたけどこれもまたいいドラマで。平原綾香も女優として出演して劇中歌のように歌われたんですよねぇ。女優はこれ一回限りで引退されるそうなんですが(^-^;)、この歌はずっと歌ってほしい1曲です。

>要求高すぎですかね

リスナーの飽くなき欲求に応え続ける(by 山下達郎)のがプロの厳しさですからねぇ。観客は常にモア!モア!って求めてしまいます(>ハッ!オレのことかっ)。

そこからいいアイデアを絞りだせるスタッフとチーム平原綾香が組めたら、みんな幸せなんですけれど。歌がうまいってのは日本の芸能界じゃ希少価値になりつつあるんで()、応援していきたいです。

投稿: ポップンポール | 2009/05/22 07:44

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 平原綾香 癒しのライブ:

« エコポイントは全部国債に変換ってどうでしょう(笑) | トップページ | ポップ・シティの偉大な田舎者!坂本龍一自伝 »