竜兵会の社内報出版!?
どうもどうも。竜兵会の非常勤監査役ポップンポールです()。オレに内緒でこんな本だすなよー。聞いてないよー!たまたまラーメン食いすぎて、ちょっと一駅歩こうとしたら道に迷ってしまい、その途中で寄った書店に平積みされてたんだよ。一度も入ったことない書店だよ。太陽さまに呼ばれた感あったなぁ。書籍までリアクション芸なんだから。思わずクルリンパって心の中で言いながら奥付を確認したら、発行日は今日(4/12)になってた。出来たてホヤホヤ。熱湯風呂のように熱い魂の一冊だった!
竜兵会といえば、ダチョ・リブレだけど、書籍には電波で流せないようなディテールが満載!太陽さまを社長に見立てて「竜兵会」をサラリーマン社会の縮図と言い切る。確かに言いえてるところもあるが、みんなこんな会社だったら日本はおしまいだな(笑)。
太陽さまこと上島竜兵社長をボクがビジネス界に例えるなら、本田宗一郎だと思う
もっと正確に言えば、本田宗一郎と(水戸黄門の)うっかり八衛を足して2で割ってビジネスセンスを引いたような存在だ!
本田宗一郎さんは経営者として以上に技術者として一途なところがあって、空冷エンジンにとことんこだわって現場と対立し最終的には折れる清さも持ってる。、また、苦境に陥ったところから真価を発揮する才能も持ってました。世界のホンダ社長であっても現場が大好き。現場でとことんケンカするようなタイプの社長さんだったそうです。
上島は(って一視聴者のオレまで呼び捨て)、芸人としてよりもノープランなリアクションに一途なところがあって、それでも頭で考えたクルリンパにこだわり全部カットされたりして落ち込んでる。でも、苦境に陥ったところから本人も意識しない笑いの神が降臨して来ます。ダチョウ倶楽部であっても竜兵会という現場が好き。常に竜兵会で後輩にアドバイスを求め続けてる。そのダメさ加減が現場を育て、クルリンパ潰しなどのネタを提供し続けているのです。
この竜兵会バイブルでは、そんな太陽さまへの愛憎がとことん語られております。広報部長はやはりツッチー。竜兵会のメンバーがそれぞれに語っているんですけれど、各ページ数は竜兵会での立ち位置そのまんまだと思いました。
土田晃之:3ミリ
有吉弘行:2.5ミリ
安田和博:2ミリ
上島竜兵:2ミリ
インジョンすぎ:1.5ミリ
ノッチ:1ミリ
劇団ひとり:1ミリ
ヤマザキ:1ミリ
リーダー肥後:1ミリ
各メンバーのページ数をモノサシで計ってみた結果です(>ページ数でええやんけ!)。つまみ方で多少のズレはあります。
付属DVDもついているんですが、ここでは野武士でのトークバトルではなく、それぞれが竜兵会やダチョウ倶楽部について語っています。そこでインタビュアーが上島に「3人選ぶとしたら?」と質問。これにはキッパリ「土田、有吉、劇団ひとり」と語ります。理由は「いま売れてるから。」
あの煮え切らない上島が間髪いれずによどみなく応えた映像に愕然としましたね(笑)。オレですらここは百歩譲っても「土田、有吉、安田だろ!?」ってツッコミたい。劇団ひとりなんて付属DVDのなかですら「竜兵会から足を洗いたい」といってんですよ。「竜兵会という過去は、アーティストぶってるけど元レースクイーンというのに近い」とまで...。ひとりにとって消したい過去なんですわ。ああ、それなのにそれなのに!ま、そこが上島竜兵なんですけどね。
でも、ツッチーが「竜兵会が終わるとしたら?」の質問に上島が死んだときと応えて、本の最後に残した弔辞にはグッときました。これが竜兵会の強さなんですわ。非吉本芸人が団体芸を欲しがる意味も垣間見れたりして、本当に読み応えのあるバイブルです。日本企業は拝金主義で上島タイプを切り捨てて来ましたが、そうじゃないんだよってことがよーくわかる。笑いは空気を読まなきゃ作れないけど、読書は行間を読めるとまた味わい深いんですわ。いまが旬ですから!たらふく食ってほしい一冊です。
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