ブロックノイズ問題はまだまだ大きくなるか?
昨年書いた「地デジブロックノイズに怒れスポンサー」という記事へのアクセスが、昨日いきなり増えた。検索ワードランキングで1位、記事ランキングでもいきなり3位だ。単なる個人ブログではあるがたった1日でこの位置にランキングされるのは結構大変なのがこのブログ「ひとくちメモ」なのだ。
今日の東京は大雨かつ風が強いが、おそらく他の地域では昨日から風雨が強かったのだろう。地デジ導入家庭も増えているんだろう。はじめて地デジを導入した家庭はびっくりしているのではないか?いくら風雨が強いとはいえ台風でもないのにまさかテレビにブロックノイズが現われて視聴不能になるなんて!この21世紀に。
でも、なるんです。この21世紀に。それがデジタル放送なんで。ケーブルテレビでさえブロックノイズが出ることもあります。デジタル画質は確かにくっきりして美しいけれど、肝心要なシーンを見れなくなるリスクがある。それが地デジです。
この程度の風雨でブロックノイズが出るんだから、台風が来た日にはテレビでは災害情報すら見れなくなるかも知れません。ある意味一番必要なときにもっとも弱いメディアになっちゃうんです。2011年には。
もちろん技術の進歩が解決してくれるのかもしれない。でももはやテレビはメディアの王様ではなくなっていくんでしょう。現在唯一絶対の価値観である視聴率ですらスポンサーにとって妥当性が疑われるわけで、制作費もジリ貧、災害情報にも弱い、そのうえお上にたてつけない腑抜けな報道姿勢...。
地デジ政策は参勤交代みたいです。巨額の投資をさせて全国ネットワークを弱体化させられて、安倍政権のときに露骨に見られたような時の権力が流したい情報だけを流すメディアに成り下がって。生かさず殺さずで権力に擦り寄る乞食メディアとなる。誰も信用しなくなりますわ。
とまぁ、ブロックノイズからものすごく飛躍してしまいましたけれども、私にはブロックノイズが王国の城壁に入った亀裂に見えるんですよねぇ。
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