責任をけんりょくと読み違えれば麻生が見えてくる
日経新聞とテレビ東京の世論調査で内閣不支持率が62%となり、支持率31%の倍になった。不支持率というのは、積極的に「不支持である」と表明しているわけで、支持率31%(積極的に「支持である」との表明)より重い。それでも選挙はしないんだろうか。
コイズミという詐欺師にだまされた国民は、そこで与えた自民党大勝利のツケをこういう形で払わされているわけだ。
麻生は偉そうに振舞っていなければアイデンティティが保てない弱い人間だ(ニッポンの企業社会には五万といるが)。しかし漢字が読めない(KY)というまったくノーマークだった象徴的な珍事は、本当に中身がないことの象徴へと深化している。
漢字が読めない話は個人的にはあまり面白いとも思わなかった。オレも定石を「ていせき」だと思ってたしね(笑)。安倍首相を安部首相と書いてしまったり。興味ないから間違えても気付かないんだ。
ただ頻繁を煩雑と読み違えたときは、言葉の意味を知っていれば声に出したときに違和感を感じるんじゃないかなとは思った。結局、内容の意味なんて関係なく、しゃべらされているんだろうなくらいの感想だった。
しかし、その後の保険の話は麻生の人格から湧いてくる失言、いや、失言というよりはこの一発がノックアウト級のハードパンチだった。
もうこういう人間はうんざりなんだ。それが不支持率62%に現れたように思う。支持率31%は数多い麻生の同類たる偉そうな会社人間票と閨閥にすりよる甘い蜜票なんじゃないだろうか。「責任がある」と言って責任の内容を言えない。だから実行も出来ない。
「責任があるという無責任発言」こそが麻生の真骨頂だ(この使い方も間違ってるが!)。
これから麻生が「責任」という言葉をつかったら「けんりょく」と読み違えよう!そうすれば何が言いたいのかわかる。
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