美味かった!中華居酒屋げんさん
帰省前の最後の忘年会はメンバーが集まりやすい浦和へ集合した。予約なしノープランで集合し浦和を徘徊。そして入ったのが「うらもん仲町酒場げんさん」という創作中華料理居酒屋だった。Wエンジン風に言うならば、このシチュエーションは、旅先で有名ガイドブック掲載店に満席で振られた後、偶然見つけたお店がめっちゃ美味しかったときのヤツやー ほれてまうやろー
腹がへったときの師匠せとやま先生の嗅覚はすごい。旅先でも何度も活用、いやご活躍していただいている。ガイドブックよりも精度が高い。しかも健康診断でメタボじゃないと判定されたという。誰もが耳を疑う。オレは日本の医学会の危機を見たような気がした。
浦和をしばし徘徊したのち、3軒に絞られた。串焼き、串焼き、中華居酒屋が候補だったが、珍しい中華居酒屋に決定。味も雰囲気もほんとにいいお店だった。
最初、注文したのと違う水餃子が出てきた。だがお店の人が気付いたときには手遅れ。ほとんどピラニア軍団と化した我々の腹に収まっていた。言い訳しとくと創作料理だからどの水餃子が正解かはわからなかったのだ。お店の人は間違って出してしまったんでこの分サービスしますと言ってくれた。この自然な流れ。カルモチンに似た名前のどっかの店とは大違いだ。
さらに間違って出てきたこの水餃子がめちゃめちゃ美味かった(笑)。店員まおちゃんオススメの一品だそうだ。その後、注文どおりの水餃子を持ってきたまおちゃんは「すみませんでした。でもこれおいしいでしょう!まおのおすすめなんですぅ」と、張り紙を指差す。そこには確かに真緒のオススメと書いてあった。なんてフレンドリーなんだ。注文違いのメニューから会話のはずむこのシチュエーション。ほれてまうやろー!
そして出てくる料理がことごとく美味い。いわゆる中華料理という感じではなくて、中華風のまさに創作料理だ。深谷ねぎもウリのひとつで深谷ねぎのサラダもあり埼玉への愛を感じる。立地も含めて地元を大切にしている店だということがよく伝わってくる。客層もジモティーリピータが多いような気がする。まおちゃんに「うち、はじめてですか?」とも聞かれた。確かに一見で入ってくる客は少なそうな立地なのだ。
また梅酒の種類が豊富なのも、梅酒好きの我々にはうれしかった。梅酒のソーダ割りがただの“炭酸甘酸っぱ水”な大衆居酒屋が多い中、ロックがいい梅酒とソーダ割りでもいける梅酒と、いろいろ相談しながら何種類も飲んだ。梅酒のにごり酒と南国かほりが個性的でうまかった(おそらく埼玉の麻原酒造の梅酒だと思う)。
ラーメン師匠せとやま先生は嗅覚もすごいが食欲も留まるところを知らない。たらふく食った後、デザートに胡麻団子をたのみつつ、パスタを注文していた...。うまいものには目が無いのだ。パスタがあるのも普通の中華料理ではない創作居酒屋ならではかもしれない。でこのパスタもモチモチ感があって美味いのよ。満腹のはずのオレも思わず食ってしまった。胡麻団子まではさすがにパスしたが...。
せとやま先生の2つの才能、すなわち「セトュラン三ツ星の嗅覚」と「ギャルせとちゃんの食欲」を完璧に満たし、さらに店員まおちゃんにほれてまいそうな店、げんさん。帰りはマスターが店の外まで見送ってくださった。
帰りに歩きながら、他の候補店の前を通った。「まぁ、ここは次回ということで」といいつつ「でも、次もげんさんでいいなぁ」と講評するギャルせと先生。オレも賛成だ。また食いたい。げんさんの味にほれてまうやろー!
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