ちょっと変わった年末飲みだった
昨日は都内某所に後輩と飲みに行った。そいつは安くていい感じの飲み屋を探すのが趣味のようなヤツで、はじめて行った飲み屋だった。いわゆる「高田渡が好きそうな店」といえば想像つく人もいるだろうか。ただその筋では(?)かなりの有名店らしく、この日もとにかく客でごった返していた。
そこでたまたま席が隣になった二人連れとなんとなく意気投合して、思いがけず楽しい飲み会になった。そのおふたりは女社長とそこの顧問の大先生だった(自称)。なぜか「ピロリ菌に気をつけろ」みたいな話で盛り上がった(笑)。
とにかくやっすい飲み屋で、客がひしめき合ってる。普段は客と客とが牽制しあい、我先にと注文を出さないとなかなか通らないような店らしい。ここで出会ってこんなに盛り上がるなんてことはあまりないらしい。やはりしがらみのない飲みが一番楽しいってことかも。
昔からの都市伝説に「浮浪者のような格好をしている大金持ち」というのがある。昨夜のお二人はきれいな格好だったがそんな話もした。こういう店にはきったない格好でやってくる資産家が結構いるというのだ。オレも聞いたことがある。
時間も資金も余裕があり、汚い格好で出歩く(飲み歩く)のが好きというじいさん。かなりオレの理想に近い生き方だ。相場師にもきったない格好が好きな人が結構いると聞く。もともと相場師ってのは質素な生活をしていると思う。規律正しくあまり目立たないように生きてる。カネの大切さが身にしみてわかっているからでもあろう。豪遊するタイプは目立つけど長続きしなさそう...。
浮浪者ではなかったが、まんが「ダメおやじ」にも定年退職者風に短い休暇を過ごす大社長が描かれてたこともあったな(マイウェイ編(10)電子書籍版)。「ダメおやじマイウェイ編」は実に面白い。特に大成功を収めたダメおやじが家族に無断で旅立ち、ユートピア構想を求めて悩んだり、バーでハードボイルドさんと出会うあたりが最高に好きだ。コミックも持ってたけど電子書籍版が出てたのであらためてダウンロードした。
女社長と大先生は常連だという。また会えるといいな。
安く楽しく飲んだ後もう一軒行って帰宅した。するとアマゾンからタイムドメインスピーカが届いていた。タイムドメイン理論で作られたスピーカだ。確かにクリアな音がする。ドン・ロスのCDなどアコースティックな音に合うようだ。とくにギターのボディをノックする音とかスクラッチノイズの音などは時にハッとする。エージング(慣らし運転)をしていくとさらに良くなってくるそうだ。
今夜は旅行仲間との飲み会。その前に昨日味噌ダレが飛び散ったスーツをクリーニングに出さねば。ここまで書いた楽しい飲みに行く前に仕事系納会で飲んでたときの汚れだ...。ほんとつまらん飲みはつまらん汚点が残るな。そこで終わらなくて本当に良かった。
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