google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg ひとくちメモ: 2008年12月

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2008年12月の27件の記事

2008/12/31

来年はFXのサヤ取りブーム到来か?

外為法が改正され日本で個人FXが始まって10年になります。それはアジア通貨危機から始まり、金融デリバティブバブル崩壊までの10年でした。米ドル円は147円台から90円台へと乱高下しつつも円高傾向にありました。

直近では2007年3月の中国株急落あたりから天井圏の乱高下が始まり、サブプライムローン問題の露呈、それに伴う信用収縮、原油バブルとその崩壊、実体経済への波及、リーマンショック...。今朝の新聞を読むと、日本の株式市場で失われた富は196兆円だとか。

2009年はこのベア傾向が示現して2年目。ざっくりとした話ですが、まだまだ危機が露呈していないデリバティブ商品もあるようですし、疑心暗鬼は続きそうです。実需の冷え込みが底打ちしないと、なかなか投機も大きくは動きずらい。投機が動かないと実態経済も上向かない。

卵が先か鶏が先かわかりませんが、しかし市場がある限り何らかの動きが出て来るのが経済活動というもの。あまり大胆な行動をせず小さな玉で我慢の年になりそうです。

小さな玉で我慢の年にはサヤ取りが有効かと。エンジュクからもそんなセミナーのメールが毎日来てます。本当に有利なサヤポジションは急落時に作るものです。ブルトレンドのときは片張りで、ベアトレンドのときはサヤ取りというのが理想的。

上げ100日下げ3日といわれるように下げトレンドは急激なので、そこで作った売りポジションを決済せず売りの評価益を温存できる有利なサヤポジションに移行させて次のブルトレンドまでゆっくり育てる。もちろんそのためには、日々通貨ペア間のサヤデータを取り準備しておくことが必須です。

とはいえ、いまはパソコンがあるので急ごしらえのサヤチャートも作れます。資金はそれなりに必要なので片張りしかやったことがない人には非効率に見えるかもしれませんが、小さい資金で底が見えない時期を乗り切るなら安全策という考え方もできるのではないかと。

●偏屈な私の変則サヤポジション構築法

私はFXを始めたときからサヤ場帳をつけて来ました。FXの書籍なんてない時代でしたから商品先物の良書で相場を学びました。FXにもそのまま使える方法論と修正が必要な方法論とありますが、その違いを「考える」という部分が非常に大きかったと思っています。だから読書もFXに偏らないほうが視野が広がると思ってます。

現在はExcel VBAで9種類のFXサヤチャート(日足終値ベース)を描いていますが、2009年はMT4でリアルタイムサヤチャートを描きたいと思ってます。それが来年の抱負かな。基準通貨ペアに対してテクニカル指標としてサヤチャートウィンドウを表示しているがいたのでそれをヒントに。サヤチャートにオリジナル指標ワタル線とPRSIをかませられるとさらにいいのですが...。

サヤポジションへの移行でなく両建てで利益温存する人もいるかもしれません。その場合はある意味サヤすべりを利用して回転売買狙いなのかもしれませんが、私は限月のないFXでの両建てを好まないのでほとんどやりません。

充分有利な売りポジションが出来たところで他通貨ペアへ分割仕掛けでつないで、枚数が同数でない変則サヤポジションの時期を通して玉操作を行います。この時期の分割買い玉がキモです。いかに平均値を理想に近づけるかです。結構退屈なサヤ取りですが、私は玉操作をしているときが一番楽しいので、性格的にもこの変則サヤポジションが合ってるんです。

理想とは、現実に一度も示現していないサヤ縮小値に持っていくことです。急落時に売りの評価益が出ている種玉が無ければ作れないサヤポジションです。これができればかなり安心感があります。これが2008年の急落相場では作れました。

買いの種玉から入ることも理論上は可能ですが、先に書いたように「上げ100日下げ3日」といわれるわけで、急上昇はなかなか遭遇できません。特にいまの相場状況では。また上げトレンドは長期に続くとするとサヤ取りでは効率が悪すぎるので、やはり「急落に乗って評価益が出ているとき」が一番やりがいのある仕掛けだと思ってます。もっとも初心者のころは窮地から抜け出すためにサヤポジションへ移行しておりましたが()。それはマイナスをゼロに戻す作業なので楽しくないです...。練習にはいいですけど。そもそも窮地に陥らないやり方(損切りとか)を学ぶのが先です(笑)。変則サヤ取りは「プラスを温存してさらにプラスに持っていきながら次の大トレンドを待つ」のが良いポジションだと思います。

最終局面では、4種類の移動平均(30,60,120,240日)も併用しつつサヤチャートの天底を取りに行くというスタイルです。サヤの動きはゆったりとしているので、天底もとりやすいです(とはいえ素ッ天井はやはり難しいでしょうが)。大きなひとつのサヤ相場が終われば、別のトレンドに入っている可能性があります。そこからは片張りでトレンドについてゆき、その終わり際を感じたらまたサヤにつないでいくといったやり方も出来そうです。そんなにうまくつなげてればサブプライムで泣いたりしてないけどさ()。来年はまだ上がる材料がないですし、サヤ取りというひとつのスキルを身につけるにはいい年かもしれません。

サヤ取りは準備とオリジナルツール(サヤ場帳やサヤグラフ)が必要なのでハードルが高いし、いい相場環境になる機会も少ないです。今回の急落だって4~5年ぶりに到来したわけですから。いまをいい時期というのもはばかられますが、サヤ取りを考えるにはこれほど適した時期はないでしょう。両外しサヤ取りといわれる同時同数仕掛けでも、こういう大トレンド終了の混沌とした時期はやはり適しているような気もします。身につければいつでも使えるわけですから、こういう時期に練習するのもいいのかもと思い、ちょっと書いてみました。もうたぶん書きません(笑)。でもエンジュクでセミナーやるくらいだから、思いもよらない仕掛けを考えつく人がこれから出てくるのではないかと思ったりもしています。

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2008/12/30

Winkの表現力に隔世の感

いまTBSのレコード大賞で歌うWinkを観た。表現力がアップしてる!というか、まったく異なるアプローチで「淋しい熱帯魚」を歌ってる。いやー、いいもの見せてもらった。相田さんの左薬指に指輪が光ってたな(

Winkの全盛時代、フィギュアブームはまだ未来の話だったが、ある意味Winkは優秀なフィギュアだった。機械仕掛けのお人形、業界の大人に踊らされている感がビシバシ伝わってきた。その作り物な感じがアイドルデュオの最新の型だったわけだ。

しかしいまや相田さんも鈴木さんも個性あるポジションを芸能界に築いている。この変化がなんだか心地いい。そういう良い変化がいまの歌の背景に見えたようなステージだった。なんだかズレてるかもしれないが、Wink時代という芸能界の詰め込み教育がいまに活きているのかもなんて思ったりして...。

いまPerfumeが歌ってたが、この3人組テクノユニットもWinkのような歳のとり方ができるだろうか?ま、どんな歳のとり方したっていいんだけどさ。

追記:淋しい熱帯魚を悲しい熱帯魚と誤記してたので修正...。最近、なんだか誤記が増えた。悲しいな。

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添削されそな年賀状

年賀状

タイトル:
今年習ったカギカッコを使ってさっそく先生に年賀状を書きました()。

思わず写真撮ってるオレもオレだが。

ほんと、3がっきもがんばろうね!

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2008/12/29

100年で乗り越えてきたこれだけの危機

流行語大賞には遅かったが「100年に一度の危機」も2008年終盤でよく聞いた言葉だった。この言葉に流行語大賞を贈るとしたら、おそらくグリーンスパン前FRB議長が受け取ることになるんだろう。麻生首相も使っていたし、私も使った。

キャッチフレーズというのは便利なもので、それを使うことであたかもコンセンサスが得られているかのような錯覚に陥る。小泉政権以来続くキャッチフレーズ政治のごまかしが次々と露呈し始めた2008年末に至ってもまだキャッチフレーズ政治が続いている。「政局より政策」もそうだし、ことによっては「みぞうゆうのきき」ですら、未曾有の危機を頭に植え付けるに足るキャッチーな読み間違いだった。

だがここで、ハタと立ち止まり考える。100年前の1908年以来、何度危機があったのかということを。

1914年:第一次世界大戦勃発
1929年:ウォール街で株式大暴落(世界恐慌へ)
1933年:日本が国際連盟脱退
1937年:日中戦争
1941年:太平洋戦争(第二次世界大戦)
1945年:原爆投下、日本敗戦
1953年:スターリン暴落
1960年:60年安保闘争
1961年:ベルリンの壁
1962年:キューバ危機
1970年70年安保闘争、よど号ハイジャック
1971年:金ドル交換停止(変動為替制へ)
1973年:第4次中東戦争、石油ショック
1978年:イラン・イスラム革命、石油ショック
1980年:イラン・イラク戦争(のちに米国はイラク支援)
1987年:ウォール街暗黒の月曜日
1989年:ベルリンの壁崩壊(冷戦終結へ)
1991年:湾岸戦争(米国イラクを爆撃)
1995年:阪神淡路大震災
1998年:アジア通貨危機
2001年:9.11米国WTCビルがテロ攻撃に

年表を見ながら、ざっと挙げてみた。なんの吟味もしていないが、これはと思う危機が100年でこれだけある。さらに戦勝国米国にとっての危機と敗戦国日本にとっての危機とはまた異なるだろう。日本は原爆を投下され無条件降伏をした敗戦国であり、それを考えれば100年に一度の危機を選ぶなら、敗戦かもしれない。

もちろんそんなことを言い出して、いまの危機は危機でないなどと相対化する意図はない。ただ、米国発の「100年の危機」説を安易に使うのは自戒しようと思うのだ。

●2009年は一票の重みを実感する年に

日本の危機は自立した日本人がなんとかしなければならない。グローバル経済という名の米国追従経済を見直す時期に来ている。パックス・アメリカーナ時代の終焉を視野に入れた日本の政治が求められる。オバマ新大統領をただただ大喜びで受け入れている場合ではないと思うのだ。

そんなことを考えている年末。「危機の宰相」(沢木耕太郎著)はいま読み直すには格好の教材かもしれない。池田勇人首相のキャッチフレーズは「所得倍増」だった。戦後復興の象徴として「所得倍増」を掲げたわけだ。これを成し遂げた池田を含む3人は大蔵省という官僚機構のなかで皆敗者だった。昔の流行語チックに言えば“窓際族”だ。敗者復活の物語でもある。単純に官僚バッシングするだけでなく、いまの危機の中でぜひ読んでおきたい一冊だと思う。マンガ化すれば麻生首相でも愛読書になるはずだ

同じキャッチフレーズでも所得倍増論の目線は国民に向いている。「100年に一度の危機」も「政局より政策」もどこか他人事のように聞こえる。キャッチフレーズというより、状況説明のようなものだ。どうせ発するなら日本人の日本人による日本人のためのキャッチフレーズを考えろ(<このフレーズもアメリカーンのパクリですけど!)。

しかしキャッチフレーズを使うことで思考停止に陥るのは大変危険だ。政治がキャッチフレーズを使うのも国民に考えさせない手段だったりする。そんな発する側に対して発せられる側としての国民は、自ら考える必要がある。それが民度となって表れるように思う。

政治を変えるには選挙が必要だ。いま総選挙の時期は麻生による人災で遠のいているが、こんなふうにジラされると一票の重みをさらに意識できる。

これまで「たかが自分の一票で世の中変わるかよ」と思っていたボクらでも、その一票すら投票する権利を奪い政権延命できるのが政治権力だ。だからこそ国民の一票の責任は重い。政治を変えるチャンスはなかなか回ってこないことを今年ほど思い知った年はなかった。

来年は丑年。民主主義は牛歩の速度でゆっくりと進む。だがその一歩はボクらの持つ一票からしか始まらない。コイズミ長期政権が壊した日本を立て直す力を持たなければならない。二度とあのような過ちは繰り返せない。

100年に何度も間違いつつも大きな危機から復活してきた日本人には、まさに麻生が強調する「底力」があると思う。その底力を麻生に見せ付けるのが2009年に100%行われる総選挙だ。延ばせば延ばすほど、一票の重みは確実に重くなる。ならなければいけない。

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2008/12/28

ポータブルプレイヤーの自然放電

今年の6月小笠原旅行に向けて購入したCreative ZENだったが、半年経ったいま、どうにも使えない。燃え尽き症候群か(笑)。

常日頃、ポータブルプレイヤーで音楽を持ち歩く生活をしていない。旅行や帰省やハイキングのようなイベントのときに持っていくくらいだ。しかし今日まで半年間、そういうイベントのときには必ず自然放電していて、起動できない。

公称連続24時間再生(最近では30時間とも)だそうだが、放置しておくとすぐに放電してしまう。

秋にフル充電後ほんの数時間だけ再生して放置しておいた。ハイキングに行って「よし聴くぞ!」と思ったら電源が入らない。そのときはもしや誤ってオンにしたまま電車に乗ったのかと思い、反省して、その後はフル充電後ロックしておいた。

だが、それでも放電してしまう。充電後放置期間は一ヶ月も持たないと思う。

今回も、帰省中に聴こうといま電源を入れたら完全に放電していた。平原綾香のCDを転送したのが確か12月第二週だったから、そこから今日までの間に放電してる。ちなみにその転送作業の前も放電していた。転送完了後はPCとUSBでつないでフル充電しておいた。

充電用ACアダプターをつないでもすぐには起動しないから、すばらしい放電っぷりだ。使いたいときに常に使えず、日々充電の心配ばかりしていなければならないポータブルプレイヤーっていったい...。ほんとにZEN問答をしているかのようだ

ネット検索してみるとZENの自然放電はチラホラ話題になっていた。もっともiPodと比べて使っている人が圧倒的に少ない(あるいは使ってても言わない“隠れZEN所有者”もいるだろう)。なかなか情報も集まらない。修理に出したが修理されず戻ってきたというカキコミもあった。こりゃアカン...。

せめて連続再生時間自慢だけじゃなく、二週間程度で自然放電するって注意書きをWebサイトには書いておくべきだ。こまめに充電すれば使えるってさ。

というわけで、iPodに転向しようかと思ったが、どうもiPodも含めこのタイプのポータブルプレイヤーは自然放電するもののようだ。日々音楽を聴き、こまめに充電するという生活スタイルでなきゃ使いこなせない機器なのかもしれない。

携帯電話といいポータブルプレイヤーといい、便利なんだろうが機器の都合に振り回される生活はまっぴらごめん。やっぱ長時間移動は読書がいい。紙の本は電源切れないから。そういう意味じゃ電子ブックもだめだな。もっとも雨に濡れたら本もボロボロになりますが、電気機器も水には弱いからおあいこ。でも本は乾かせば読めるぞ。

そもそも電池や電気に頼りすぎた生活は危険だ。いま時代は電池バブルだ。そのうち破裂するぞ。サブプライム電池問題が勃発したりして。もうちょっと電脳生活から離れ、人間らしい生活に戻ろうと思う年末であった。

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美味かった!中華居酒屋げんさん

帰省前の最後の忘年会はメンバーが集まりやすい浦和へ集合した。予約なしノープランで集合し浦和を徘徊。そして入ったのが「うらもん仲町酒場げんさん」という創作中華料理居酒屋だった。Wエンジン風に言うならば、このシチュエーションは、旅先で有名ガイドブック掲載店に満席で振られた後、偶然見つけたお店がめっちゃ美味しかったときのヤツやー ほれてまうやろー

腹がへったときの師匠せとやま先生の嗅覚はすごい。旅先でも何度も活用、いやご活躍していただいている。ガイドブックよりも精度が高い。しかも健康診断でメタボじゃないと判定されたという。誰もが耳を疑う。オレは日本の医学会の危機を見たような気がした。

浦和をしばし徘徊したのち、3軒に絞られた。串焼き、串焼き、中華居酒屋が候補だったが、珍しい中華居酒屋に決定。味も雰囲気もほんとにいいお店だった。

最初、注文したのと違う水餃子が出てきた。だがお店の人が気付いたときには手遅れ。ほとんどピラニア軍団と化した我々の腹に収まっていた。言い訳しとくと創作料理だからどの水餃子が正解かはわからなかったのだ。お店の人は間違って出してしまったんでこの分サービスしますと言ってくれた。この自然な流れ。カルモチンに似た名前のどっかの店とは大違いだ。

さらに間違って出てきたこの水餃子がめちゃめちゃ美味かった(笑)。店員まおちゃんオススメの一品だそうだ。その後、注文どおりの水餃子を持ってきたまおちゃんは「すみませんでした。でもこれおいしいでしょう!まおのおすすめなんですぅ」と、張り紙を指差す。そこには確かに真緒のオススメと書いてあった。なんてフレンドリーなんだ。注文違いのメニューから会話のはずむこのシチュエーション。ほれてまうやろー!

そして出てくる料理がことごとく美味い。いわゆる中華料理という感じではなくて、中華風のまさに創作料理だ。深谷ねぎもウリのひとつで深谷ねぎのサラダもあり埼玉への愛を感じる。立地も含めて地元を大切にしている店だということがよく伝わってくる。客層もジモティーリピータが多いような気がする。まおちゃんに「うち、はじめてですか?」とも聞かれた。確かに一見で入ってくる客は少なそうな立地なのだ。

また梅酒の種類が豊富なのも、梅酒好きの我々にはうれしかった。梅酒のソーダ割りがただの“炭酸甘酸っぱ水”な大衆居酒屋が多い中、ロックがいい梅酒とソーダ割りでもいける梅酒と、いろいろ相談しながら何種類も飲んだ。梅酒のにごり酒と南国かほりが個性的でうまかった(おそらく埼玉の麻原酒造の梅酒だと思う)。

ラーメン師匠せとやま先生は嗅覚もすごいが食欲も留まるところを知らない。たらふく食った後、デザートに胡麻団子をたのみつつ、パスタを注文していた...。うまいものには目が無いのだ。パスタがあるのも普通の中華料理ではない創作居酒屋ならではかもしれない。でこのパスタもモチモチ感があって美味いのよ。満腹のはずのオレも思わず食ってしまった。胡麻団子まではさすがにパスしたが...。

せとやま先生の2つの才能、すなわち「セトュラン三ツ星の嗅覚」と「ギャルせとちゃんの食欲」を完璧に満たし、さらに店員まおちゃんにほれてまいそうな店、げんさん。帰りはマスターが店の外まで見送ってくださった。

帰りに歩きながら、他の候補店の前を通った。「まぁ、ここは次回ということで」といいつつ「でも、次もげんさんでいいなぁ」と講評するギャルせと先生。オレも賛成だ。また食いたい。げんさんの味にほれてまうやろー!

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2008/12/27

ちょっと変わった年末飲みだった

昨日は都内某所に後輩と飲みに行った。そいつは安くていい感じの飲み屋を探すのが趣味のようなヤツで、はじめて行った飲み屋だった。いわゆる「高田渡が好きそうな店」といえば想像つく人もいるだろうか。ただその筋では(?)かなりの有名店らしく、この日もとにかく客でごった返していた。

そこでたまたま席が隣になった二人連れとなんとなく意気投合して、思いがけず楽しい飲み会になった。そのおふたりは女社長とそこの顧問の大先生だった(自称)。なぜか「ピロリ菌に気をつけろ」みたいな話で盛り上がった(笑)。

とにかくやっすい飲み屋で、客がひしめき合ってる。普段は客と客とが牽制しあい、我先にと注文を出さないとなかなか通らないような店らしい。ここで出会ってこんなに盛り上がるなんてことはあまりないらしい。やはりしがらみのない飲みが一番楽しいってことかも。

昔からの都市伝説に「浮浪者のような格好をしている大金持ち」というのがある。昨夜のお二人はきれいな格好だったがそんな話もした。こういう店にはきったない格好でやってくる資産家が結構いるというのだ。オレも聞いたことがある。

時間も資金も余裕があり、汚い格好で出歩く(飲み歩く)のが好きというじいさん。かなりオレの理想に近い生き方だ。相場師にもきったない格好が好きな人が結構いると聞く。もともと相場師ってのは質素な生活をしていると思う。規律正しくあまり目立たないように生きてる。カネの大切さが身にしみてわかっているからでもあろう。豪遊するタイプは目立つけど長続きしなさそう...。

ダメおやじマイウェイ編(10)電子書籍版浮浪者ではなかったが、まんが「ダメおやじ」にも定年退職者風に短い休暇を過ごす大社長が描かれてたこともあったな(マイウェイ編(10)電子書籍版)。「ダメおやじマイウェイ編」は実に面白い。特に大成功を収めたダメおやじが家族に無断で旅立ち、ユートピア構想を求めて悩んだり、バーでハードボイルドさんと出会うあたりが最高に好きだ。コミックも持ってたけど電子書籍版が出てたのであらためてダウンロードした。

女社長と大先生は常連だという。また会えるといいな。

安く楽しく飲んだ後もう一軒行って帰宅した。するとアマゾンからタイムドメインスピーカが届いていた。タイムドメイン理論で作られたスピーカだ。確かにクリアな音がする。ドン・ロスのCDなどアコースティックな音に合うようだ。とくにギターのボディをノックする音とかスクラッチノイズの音などは時にハッとする。エージング(慣らし運転)をしていくとさらに良くなってくるそうだ。

今夜は旅行仲間との飲み会。その前に昨日味噌ダレが飛び散ったスーツをクリーニングに出さねば。ここまで書いた楽しい飲みに行く前に仕事系納会で飲んでたときの汚れだ...。ほんとつまらん飲みはつまらん汚点が残るな。そこで終わらなくて本当に良かった。

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2008/12/26

ブストナカーイ

クリスマスイブの深夜の「ゴッドタン」は爆笑!

バナナマン“マジ歌パクリ王”日村の自称オリジナル曲「イブ・クリスマス」は傑作だった!

夜更け過ぎに雨が
雪へと変わるよね

これ絶対使っちゃうよ...。いや歌っちゃうよ。
フルコーラスで完成させてくれ
(爆笑で最後まで聴けないだろうけど)

松丸タンのトナカイ着ぐるみもGoo!
局アナなのにな(

そんな松丸アナにおぎやはぎ矢作の「いい発音でブストナカイって言ってみろ」攻撃!
それを真に受けて「ブストナカーーーイ」とささやく松丸友紀...
局アナなのだ(

極めつけは得意な作詞で一番いいフレーズを聞かれたら
「だからぁ」と枕詞までつけて「東京は寂しい街」だって。
これが松丸友紀の最高傑作
局アナなんだぁ(

クリパーズ話は変わるけど、15年前の写真。六本木でやったクリスマスパーティで歌う即席バンドクリパーズ。別のショットも前にアップしたことあるけど。ギター小僧がこの日の別の写真をアップしてたのでコラボってみた。歌ってるのがワタクシ。

あのころ自虐ネタな「バブル社員」というオリジナル曲を歌っていたもんだが、15年後まさかニッポンがもっと悪くなっているとは気付いてもいなかった。このハコもいまはもうない。

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2008/12/25

なんで処分の中身がトップニュースなのか?

おととい、党議拘束のアホらしさを書いたばかりのタイミングで、はからずも渡辺善美氏の戒告処分ニュースが流れた。国会で野党が提出した解散案に自民党からただひとり賛成し起立したことへ対する自民党内の処分は戒告だったというニュースだ。さらにそれが自民党内で2番目に軽いということが話題になっている。

なんでそうなるのだろう。処分のことじゃない。ニュース価値の順番の話だ。自民党内の処分を報道するなとは言わないが、国会のニュースで自民党内での処分が最初に来る(というよりそれしかない)。つくづくマスコミも大企業サラリーマン的な価値観に染まってるんだなと思った。大きな組織に所属しアホなトップでも絶対服従するお行儀よい優等生でいることが“普通”なのか。その普通が組織を蝕むのだ

自民党はいまや穴のあいた古いガレー船だ。船頭は公明党で櫂を漕いでいるのが小泉アルバイテンほか自民党のお人形議員だ。そもそも与党である公明党すら説得できないで、野党を説得できる論理を構築できるわけがない。

渡辺氏も新自由主義の中川・小池グループ寄りなので、基本理念には賛成しかねるけれど、政治家が自分の意志で動くのは当然だ。あまりに組織の拘束ばかりが強大になっていっては、なにが民主主義なのかわからなくなってくる。これが政治なら、中学校の教科書あたりからそう書いて子どものうちに日本での生き方を教えたほうがいい。お上にたてつかない立派な中央集権国家が作れるぞ。

せめて政党は党議拘束でなく政策論議で組織統一をはかれよ。そのレベルでは政策ごとの共闘もできるんだろ。せっかく派閥政治が薄まっても、安易な党議拘束は政治家をアホにするだけだ。利権だけでつながるとこうなる。そのうち利権が政策になっちゃって、権益が拡大して党内で縄張りがぶつかりだすと、やっと本気になる。利権を背景にしたセクト主義というか...。

造反が出るってことは、煮詰まってないか筋がわるいか、どこかにムリがあるんだよ。まぁ、誰もがそれわかってるんだろうけど、いいだせない雰囲気があるんだな。それもまったく大企業病にソックリだ。そうやって没落していく組織。大変論理的な結末といえる。

まぁ何でも先延ばし麻生政権も、年明けからは劇的な政策を矢継ぎ早に出してくるそうだから(笑)、年末死ななかった国民はぜひ期待の風船をパンパンに膨らませて注目しよう 逆説的だが、いま政治が一番面白いドラマだ。BGMはもちろん「パリは燃えているか」だ

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2008/12/23

2011年地デジ化も消費税も

さて、地デジ対応テレビを消費税が5%のうちに買っとかなきゃいかんな。それにしても2011年に景気が回復するなんて眉唾なことを前提とした増税話。大恐慌がやってこようかというこの時期にこんな発表をしてしまう錯誤はどういう精神構造なのだろう。

中川秀直も完全否定していた。コイズミ路線の後継者中川氏とはまったく異なる思想の私ですら、中川氏の判断のほうが正しいと思う。ただこんだけ世の中おかしくしたのは、ブッシュ・コイズミが推し進めた新自由主義だってことを忘れちゃいかん。

いまの自民党の面々はどんな思想を持っていてもことごとく危ない。麻生・安倍に代表される閨閥政治。中川・小池に代表される格差拡大政治。その他政治家業を続けるだけの世襲政治。地雷だらけだ。いまこそ日本から地雷撤去をしなければ。

もちろん民主党だっておかしな連中はたくさんいる。小沢党首だって昔のままなら恐怖政治になるかもしれない。田母神に似たバカ派とも言われる軍事タカ派もいる。

最終的に選挙では消去法で選ぶか、どこかに優先順位をつけざるをえない。政党はその優先順位をどこに置いて選挙をするか、それこそわかりやすくトップ10形式にでもして示して欲しい。政権をとったならその優先順位を常に中心に据えて政治を行なって欲しい。

その優先順位以外については政党の拘束をせず、超党派で議論し、最終的に多数決をとったっていいじゃないか。危機の克服をするには賢者の智恵を集積するしかない。そのためには利権のおすそ分け構造から壊さなければならない。小選挙区ではムリだろう。

専門でもないのに無知な政策にもコメントせざるを得ないというのは酷な話だ。学問の世界では考えられない無謀な方法論が政治の世界では日々当然のこととなっている。大臣からしてそうなのに政治家全体が政治全般についてエキスパートなわけがない。だから政党の数あわせばかりが意味を持つ。エキスパート気取りが官僚のロボットになる。そういう政治をやめるのが先決だ。

●政党政治をやめて政策レイヤー型政治にならないものか?

すべてを1つの政党の政策だけに頼って日本は失敗してきた。与党の政策Aは合格でも政策Bは愚策ってことはありえる。いまは政策Aが良ければ、あとの愚策もまるごと承認ってことになってる。コイズミはそれを利用して煙幕を張りながら、愚策を次々通してきた。コイズミの場合は政策Aですらなく詐欺みたいなものだった。

強行採決も政党vs政党の数の論理が出てくる。だが「数の論理」は政党所属者数の論理でなく、その政策の妥当性を判断できる個々の政治家数で、その都度変化してしかるべきなのだ。そういう意味では既に政党政治そのものが社会にとって害悪だ。

理想をいえば未来の政党は、ヒトではなく政策単位の政策集団にカネを出すある種の団体(エンジェル投資的な組織)となり、横断的かつ重層構造(政策レイヤー型)になって欲しい。政策単位に相乗りもありえる。ただ結党の成り行きからするとそういう変化はムリなので、政党政治をいったん御破算にして、新しい政治の枠組みを創設できればなぁと思っている。

税金は目的税の比重を高めて、政策単位に納税できるようにして欲しい。それなら税率アップも受け入れやすい。北欧並みの税率でも目的税なら受け入れる。道路特定財源のような知らない間に取られる仕組みでなく、寄付や投資に近い感覚で国家に出資するわけだ。国家もそのうち地政学的な意味だけでは成り立たなくなる。良くも悪くもグローバル社会は走り始めた。後戻りは出来ないから、破滅へのコイズミ改悪(新自由主義)でない別の選択肢を創造しなければ。

拘束がなくなれば、政策単位のディベートもいまより討議に意義が出てくるように思う。たとえ経済運営で同じ思想を持っていても、防衛では、あるいは環境では、教育では、福祉では、国土開発では、それぞれ異なる思想を持ちえる。政治家が自身の持つ政策メニューにあった政策集団に複数所属し(所属しない政策もある)、そこで自己の政治思想と能力を個別事案に対して注入していけばいい。国民も個々に政策を評価し、比重を決めて個別政策単位に出資(納税)できれば納得できるのではないか。

すべての政策が同じ政治家ばかりが集まって政党になっているわけではない。利権ではつながっているのだろうが。利権のない政治もないとは思う。それなら利権の最大の出資者が政策別目的税を払う国民になればいい。国土に政策別のレイヤーを被せてみると、勢力図が政策単位に異なる。そういう政治運営システムは出来ないものだろうか。ミクロからマクロへ向かう政策と目的税。その最終調整が国家の仕事になる。

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AHSOU

作詞:小泉●一郎 作曲:●場章幸 替え歌:ポップンポール

支持率を 数えたら 20パーを割れるぅ
不支持率 数えたら 60パー超えてるぅ

いくら選挙を 延ばしても
醜い麻生の党では嫌だと
あげた声さえ いまの世じゃ
政局がらみに 見えるのさ

 AHSOU 思い通りに
 AHSOU しゃべってごらん
 それが悲しい 読み違いでいい
 漢字の読み 忘れたときは
 思い出すまで そばにいるよ(うそ)

未曾有を読ませたら みぞうゆうと読んだ...
頻繁を読ませたら はんざつと読んでた...

麻生という名は 名門だと
自民のなかで プライド燃やして
庶民の困窮 見て回り
バーで飲みたいと つぶやいた

 AHSOU 思い通りに
 AHSOU 生きてごらん
 ひとりぼっちの 勘違いでいい
 倒れそうに 疲れたときは
 新興宗教に 入ればいいさ

 AHSOU 思い通りに
 AHSOU 生きてごらん
 庶民になんか 媚びなくてもいい
 これから一生 マンガを読んで
 引退すれば 楽になるよ

※AのあとのHは長音のHです。字ズラの関係で入れてみました。

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2008/12/21

平原綾香@風のガーデン

ハヤシライス食いすぎた ちょっと休憩して、別の話題をと思い、平原綾香のCDとドラマ「風のガーデン」も賞賛しておきたい。本来はこっちが先の予定だったんだけど、いろいろと忙しかった。

●その前にディーガにガッデーム!

「流星の絆」と「風のガーデン」と、今クールの2大ドラマだったと思う。もうひとつあげるなら小西真奈美ほか脇もガッチリ固まってた「小児救命」だな。「小児救命」も書いておきたかったけど、パナソニックのブルーレイディーガが突然HDDの読み書きが出来なくなってて(ディスクがいっぱいだというウソメッセージが出てた)、小児救命の最終回は最後の9分だけしか録れなかった。

これは一週早く最終回だった七瀬の恨みかと思ったけど(笑)、オレがたまたまその時間に帰宅して録画の赤ランプが消えているのに気付いて緊急処置を施し(コンセントをぶち抜いてさし直すだけ)、なんとか「小児救命」の最終回ラスト9分だけ救命できた。だから前回マスコミに囲まれたコニタン宇宙先生がその後どうなってハッピーエンドなのかがわからない。

もしオレがこの時間に帰宅してなかったら、その後の「風のガーデン」最終回も録画できてなかっただろう。七瀬の恨みは恐ろしい(違うか!?)。そして全部消えること覚悟でコンセントを根元から引っこ抜かなければ状況改善できなかった。オレの勇気に拍手

でもパナソニックのディーガでは良くあること...。ウチのは出たばかりのころのDMR-BW200って機種でよく止まる(DVDレコーダも末期はよく止まってたが)。とくに市販ブルーレイディスクを入れた状態でBDモードのまま電源を切ってしまうと次の起動や予約録画での不具合が多いよいうに感じる。だから慣れっこなので電源抜く勇気も持てたわけだ(パソコンの強制リセット感覚)。電源切る前には必ずHDDモードに戻して切る習慣をつけなきゃ(なんでやねん!)。

●パス・オブ・インディペンデンス

平原綾香の新作アルバム「Path of Independence」は非常に心地よく、最近自宅でヘビーローテーションとなっている。冬になって音楽を聴く機会が増えた。今年から凝っている波の音とか川の音はやはり暖かい季節に聞きたくなるようだ。聴覚にも季節感があるってことなんだなぁ。

平原綾香といえば、「ジュピター」の鮮烈なイメージが強いが、個人的には「優しい時間」の主題歌だった「明日」が好きだ。秋から冬にかけて聴きたくなるのはその影響かもしれない。紅葉が落葉となりやがて裸木が雪で覆われる季節のうつろい。そのあたりの季節感と平原綾香の声色がマッチする。

タイアップ曲が多いからそれぞれが粒ぞろいなのだが、語弊を恐れずに言えば今回のCDに漂う昭和な感じがいい。財津和夫作曲の「星つむぎの歌」はコーラス譜もついてて確かに歌いたくなる。メロディもフォークソングの良かった時代を思い出す。財津和夫さんはこのCDでとってもいい仕事してる。

また「孤独の向こう」はNHKドラマ「トップセールス」主題歌だった。まさに昭和だ。この曲はカラオケで歌えそう(笑)。ボクの声域って平原綾香と合うのだ(ちなみに和田アキ子、研ナオコ、欧陽菲菲、藤圭子とも合う)。

「朱音 あかね」も、めっちゃ昭和歌謡だなぁ!と思ったら谷村新司作詞・作曲だった。この昭和感はすごい。山口百恵が歌っててもおかしくない。いや、いい曲です。谷村節ですわ。

また西川進作曲の「さよなら 私の夏」はまさにニッポンの'80年代だ。ボクは稲垣潤一を思い浮かべた。稲垣は男性だがブレスノイズがちょっと多めな高音ハスキーボイスだった。

そしてドラマ「風のガーデン」の主題歌「ノクターン」と、その平原綾香作詞ヴァージョン「カンパニュラの恋」(ドラマ劇中歌)ももちろん入ってる。

平原綾香は女性としてはなんとなく珍しい低音のブレスノイズが特徴だ。確か意識してこの歌唱法を使っているということだった。それはつまり「歌謡界にこのセクションが空いていた」というプロデューサ的な感性を彼女が持ってるってことだと思う。

同じブレスノイズでもウィスパーボイスとは異なり激しい曲でもうまく乗る。ブロウ系のブレスノイズって感じで、幅広いレンジで使える。それがこのアルバムではよくわかる。

●風のガーデン

平原綾香は「もう演技はいい」ってどっかのインタビューで応えていたが、今回の等身大の役柄はよかったと思う。ま、昔よくデートしてたA嬢に似てるので点は甘いが(笑)。

偏見かもしれないが、音楽家(とくに声楽家とか歌い手)ってのは日常でも結構エモーショナルなヒトが多い。それもひとつの演技とするならば、ちょっと過剰な感じの素人な演技がドラマのなかで活きていた。ま、役柄は限られるので音楽家としてこれからも期待してる。

最終回の中井貴一は壮絶だったな。アレが出来るから中井貴一が主演に選ばれたんだろうな。ただのスケベ医者だったら他にも出来る男優はいただろう。ガブさんとして息子と別れるシーンも良かったし。中井貴一さすがだ!

そして最後、理容室で石田えりと緒方拳とが昔話をするシーンはドラマ史に残る名シーンだった。

「風のガーデン」は癌で亡くなった緒方拳さんの遺作となったが、そのテーマが「準備のできる死」としての癌だったのは偶然だったのだろうか。昔は鬼気迫る演技の多かった緒方さん。個人的には「鬼畜」が強烈だった。でもこのドラマでは本当に優しく暖かい芝居が印象的だった。最後まで役者として輝いていた。

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2008/12/20

「流星の絆」番外編!ハヤシライスを作ってみた(笑)

ポップンポール特製ハヤシライス「流星の絆」最終回フィーバーが止まりませんな。終わってからもネット上を徘徊してるネットユーザーが多そうです。あるいは自分の評価が正しいのか確かめてまわってるとか。君は君、ボクはボク、みんなちがってみんないい(笑)。

そんな最終回フィーバー覚めやらぬ朝。「流星の絆」の原作をまだ読み終わってないためドラマを見ないと言っていた東野ファンに、早く読み終わるように忠告しました(笑)。ドラマはドラマ、小説は小説、そういう風に思えないかなぁ。まぁでも東野ファンじゃしょうがない。オレはクドカンファンだからね。おあいこおあいこ。

まぁネタばれをまったく気にしない私なので全部しゃべってやったっていいわけですが、そういうとこ思いやりっつーの()。全部読み終わるまで待つことにしました。

そして朝からハヤシライスの食材を買うためにスーパーへ。朝からスーパーへ行くなんて思い出せないくらい久しぶりです(学生時代以来かも)。「流星の絆」の影響で、ハヤシライスを作ってみたくなったわけで(笑)。ハヤシライスは初挑戦なわけで。

まぁ作るといってもルーは市販品。ネットで調べたら、ハウスの「完熟トマトのハヤシライス」ファンがなんだか多かったのでそれを使うことに。どーでもいいけど下のアマゾン画像(クリックで拡大)。ハヤシライスのルー1つ買うのに3週間待ちますか()。そこまで希少品でもないと思うが。

Amazon_kannjukuhayashirice

それはさておき、ハヤシライスそのものを食べるのも超久しぶりです。カレー、シチュー、ビーフストロガノフ、オムライス、インディアン(@ジャポネ)等々結構食べてるけれど、ハヤシライスは普段選ぶことが無かったな。嫌いじゃないけどなんとなく影が薄いというか。物足りなさが残るっていうか。「ここにカレーがあるのになぜハヤシを選ぶ?」という天の声が...。ガッツリ食うものじゃなかったからかもしれないです。所詮B級グルメですから()。

たぶん消去法でこれしかないなら食べるけど、くらいのメニューでした。でもハヤシライスしかないってことはまずないから、結果的にハヤシライスは選ばない人生だったというか(笑)。

それがですよ。「流星の絆」のお店ジョージクルーニーには、ハヤシライスが評判の店の御曹司(キャナメちゃん)がハヤシを求めて食いに来て、常にハヤシは切れてる(実はあるわけだけど)というやり取りがちょくちょく出てくる。事件の重要なキーからしてハヤシライスのレシピです。私のなかでハヤシライスの順位が確実に上がったドラマでしたわ()。

そういうわけで朝からスーパーへ。ハヤシライスってルーさえあれば、後は牛肉とたまねぎだけでいいんですね(笑)。ジャガイモもニンジンもいらない。これは楽だなぁー。それが率直な感想でした。でもマッシュルームも買いましたが。

作り方はもうカレーやシチューとおんなじ。シチューは年に1回以上作ってるので(24時間まるごとスタートレックを観る3連休とか^_^;)、そういう面での苦労はなく、簡単に作れました。

隠し味に、焼酎と醤油とバルサミコと(桃屋の)刻みニンニクをそれぞれ目分量で小さじ一杯程度入れてみました。オリジナルな酸味と和風な感じが欲しかったので(って隠し味になってるかどうかはともかく、なんか味にちょっかいを出したくなるのだ)。

ニンニクは食欲そそるなぁ。オレ、口臭予防のペパーミントな香りが苦手です。朝から人工的なミントの香りを嗅ぐと気分が悪くなります。ペパーミントなんかよりニンニク臭のほうがよっぽど人間的でイヤじゃない。ま、そう思ってても皆引くから言わないけどね()。

ハヤシライスもやはり何度か温め直すとおいしくなるな。もう2回温め直してるけど、かなりおいしくなってきた。ご飯だけじゃなくパンにも合いそうだし、そのままでも美味い。

うーん。これがハヤシかー バリエーションとしてはアリだな。ジャガイモの皮むきから開放されるだけでも価値がある(そこかよ!)。今度はトマトをまるごと入れてみよう。

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流星の絆最終回はコロンボシステムで観た(笑)

いやー、最終回の出来がこんだけいいとうれしいね。「流星の絆」はネット的には最初からネタバレ探しばかりがヒートアップしていたけれど、そんな興味のベクトルは宇宙へポーーーイ!最終回の超シリアスなシーンのあとに「妄想係長高山久伸年末スペシャル」が挿入されたのにはやられたぁー

ネット上のネタバレ熱もあって、第3回あたりからは真犯人がわかったまま毎週見続けてきたけれど、やっぱりそんなの関係なかった。いいドラマ(あるいは原作、あるいは脚本、あるいは演出、みたいな)は「真犯人は誰だ?」というクイズ的視聴よりも数段別次元にあるってことだな。

NHKの「七瀬ふたたび」はこういうドラマと同クールだったのも不幸だったなぁ。あっちは超能力者が大勢いたのに、最終回がつまらなかったもんなぁ...。作り手に超能力はないからなぁ。ま、あえて書くこともないが。意地悪なオレ()。

特にこの最終回、ネタバレして観てるわけだから、ある意味最後はコロンボシステムだったわけだ。もちろん最初に間違えて書いてしまったコロンボシステムとは違うわけだけど(^_^;)。これならDVD-BOXでもう一回観ても大丈夫だ。ある意味DVD-BOXでは刑事コロンボシステムでの視聴を心がけて三浦友和の演技に注目するといった観方も出来る。

ちなみにホンモノの刑事コロンボはシリーズの最後まで犯人にはならなかった(笑)。もしコロンボが犯人だったら、自分で殺人して自分で捜査して自分を捕まえる猿芝居を視聴者は観るハメに。それ落語だよ(笑)。そんな刑事コロンボあったらある意味すごいけど!

でも最近、ピーターフォークがアルツハイマー病だって公表されていたから、今後も刑事コロンボが犯人になる回は制作されないことだろう。というわけで「流星の絆」のオリジナリティが際立った(そこかよ!)

しかしこれだけ人気のミステリードラマが放映されて成功したことは今後に影響大だ。テレビの枠から離れて、真犯人がはじめからネットで流布し、そもそも原作があるわけで、今後のミステリードラマ制作現場は「メタ・テレビジョンにおけるポスト・ネタバレの世界」(笑)へと進化せざるを得ない。

そうなると作り手は大変だ。回避方法としてはドラマオリジナル原作へ向かうという手がひとつある。ただしこれはテレビ局にとってもギャンブルだ。個人的にはオリジナルで良い作品になればすばらしいとは思うのだが、メディアミックスな展開も難しいし、カネもヒトも才能も必要だ。

だが、この点でも「流星の絆」はひとつの答えを出してくれてる。ネタバレしようが、原作があろうが、良いドラマは作れるということだ。そういう意味でもエポックなドラマだった。キャナメちゃんもいい味だしてた。自分スローが見たかった(それクドカンのネタじゃないからっ!)。

DVD-BOXへのリンクも入れとこうとアフィリエイトの画面で検索したら、このDVD-BOXが1位だった!すげぇ。オレがそんな普通に売れ筋のDVD-BOXを紹介してるとこがすげぇ。というわけで記念撮影した画像を最後にアップしてみた。最後までいいドラマに仕上がってました。くんく先生も肩の荷が降りてることでしょう。

流星の絆DVD-BOX予約1位記念画像

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2008/12/19

小沢党首は東京12区に立たないで!

さっきの記事が長すぎたのでこっちは短めに。民主党の小沢党首が次の衆議院選で国替え(地元から立候補しない)するとかしないとか。しかも公明党の太田代表の選挙区である東京12区から立つという噂も消えない。

今回はマット今井さんが立つ民主党を応援している私だが、本来無党派。東京12区だけは小沢代表に出て欲しくない。

だってあそこは共産党の池内さおりががんばってるじゃないか!

小沢vs太田より、池内vs太田のほうが新奇性が高い。さらに池内さおりが勝てば特大ニュースだぞ。バラ撒き新興宗教vs怒りの共産主義で、人類の歴史的にはフレッシュな思想戦だ。どっちの候補がよりフレッシュなのかをよーく考えよう。

いま共産党は乗ってる。不況に強い共産主義だ。植民地が列強から解放されて立ち直る過程でも共産主義は強い。虐げられた民衆の味方は共産党だ。そしてさおりタンははつらつとしててかわいい(笑)。民主党もここだけは池内さゆりを応援しとけ(民主党候補がいたらゴメンネ)。

あと蛇足だが、社民党の福島瑞穂党首も最近憑き物が取れたようにハツラツとしてきた。小泉政権下での福島党首はなんだかロボットのようなぎこちなさ過ぎるしゃべりかただった。なんか危ない感じだった。テレビに出ていた頃のようにしゃべれなくなっていた。それが最近少し戻ってきた。これはいい傾向だと思う。

オレは社会民主主義しか日本を救えないと思っている。だが現在は、社会民主主義で栄えてきた欧州でさえ新自由主義に覆い尽くされてしまった。人類は完全に間違ってしまったのだ。軌道修正しなければならない。

2009年からの世界は、社会民主主義を実現できた国から立ち直りはじめると思う(戦争にならなきゃだけど)。日本は社民・共産のような勢力が一定のレベルで存在することでバランスが取れる。

二大政党は二党制ではない。二大政党を含めた多党政治だ。それがいいと思う。もちろん宗教政党だってあっていい。それを与党にしてしまう民度が問題なのだ。

自民党の古賀選対委員長が「公明党を切る」と言ったのは正しい。どうせ負けるならここで変なしがらみはスパッと切ってゼロから自由民主党らしさで党を再構築したほうがいい。麻薬依存患者のリハビリと同じだ。損して得取れとはこのことだ。

二大政党がどちらもその票をあてにしなくなれば、一大宗教の魔法も解けるというものだ。魔法が解けて、さおりタン勝利。こんなハッピーなことはないんだけどなぁ。実現して欲しい

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個人的に3連休にした!

今日から3連休だ。特に理由もなく3連休にすることにした。いや理由がなくもない。でも今日の相場は結構動くだろうから、休んでる気分でもないか。日銀がこんだけ注目されるのも珍しい現象だしな()。

休んだのは非生産的な一日になりそうだったから。家で本でも読んでた方がよほど生産的。本がたまりにたまっているし。無意味な作業からスタコラ逃げ出したわけ。はからずも非生産的にならざるを得ないというならわかるが、計画的に非生産性を生み出し加担させられるのが精神的に苦痛なのだ。

もともと「無意味大好き!」な性質なので非生産的な現場を楽しむ感性も持ってはいる。オレにとっての日常とは過度に反応して必死にやってみせる遊びだ。

小さなことでもおおごとにしてみせる。非生産的だからこそ過剰になれるのだ。ただし相手はヒマなホワイトカラーだけだ 。会社や組織との付き合いそのものが遊技場のようなニッポンなので、過剰なノリつっこみを独りで楽しみながら仕事や作業をこなすことも多い。それはそれで楽しいときもある。

だが、そんなオレの過剰なノリをはるかに超えたムダな作業が大々的かつ大真面目に決定される場合がある。とくにここ数年、日本中でそんな大いなるバカ作業が急増してると思う。そうなるとさすがのオレも楽しめない。どういうアタマで考えたらこんな結果が出てくるんだ、という怒り爆発だ。ムダというより不条理といいたい

●ボールのない野球をやる集団

ま、具体的に書けないから、いまいち伝わらないのもはがゆいわけだが。最近、ホワイトカラー的非生産性のきわみと付き合う機会が多すぎて正直辟易してるのだ。ユニフォームがなくても野球は出来るし、ボンネットが無くてもとりあえず走ることはできるかもしれない。しかし「ここだけは外せない」という部分だけがことごとく外れているのだ。

ボールなしの野球、タイヤなしの車。そんな仕事ってあるだろうか 逆にネクタイしてたら立派なサラリーマンみたいなアホなホワイトカラーが多いから、タイヤの無い車でも走らせるんだろう。だから事故る。何なんだホント。バカなのか?モノホンのアホなのか?ほんとは足元から崩壊が始まってるのに、あまりにヒマぶっこきすぎて脳が麻痺してんのかな。

また、非生産性という意味では、没落していく米国を真似たへんてこりんな権威を得るために、おそろしくムダな作業が増えている。まぁ、これもあまりに抽象的すぎるので、まだ書ける立場にないのがもどかしい...。あまりにヒマすぎてやることがないから、不条理な作業をしてヒマつぶししてるのだろうか。不思議な国だ。

かつての日本人はそうじゃなかっただろ。侍の大将だって百姓出身で、せっせと働くのが当たり前だっただろ。いつから働かなくなったんだ?いや働いているように見せかけて大いなるムダをやり始めたんだ。高度経済成長の第二世代からだよたぶん。態度だけでかい。楽して儲かった君たちは幸せな馬鹿世代。早く引退しろ!隠居して下手な利殖に手を染めて失敗してとっとと死んでくれ。

おっと、筆が滑りすぎた。そんなお年寄りは損して謙虚になってから長生きしてね()。とにかく、そういう筋の通らないお役所仕事みたいなムダへの強制参加に我慢ならんのだ。昔より我慢できなくなってきたのはオレが年とったからなのか、世の中がおかしくなってきたのか?両方だと思う。

●道草するなら仕事の外でやれ

道草は好きだ。人生に余白だって必要だ。オレの場合、おそらく平均以上に必要だろう()。だが仕事は効率的に生産性を高めなければ。それが余白を増やすことにもつながるし、WIN-WINの関係が保てる。仕事が道草になってるネクタイ族ホワイトカラーが多すぎるのだ。彼らの真の職場は夜の居酒屋だ。ホテルのバーかもしれんが。

「酒でも飲まなきゃやってられないよ」といいながら、酒だけ飲んで仕事してないんだ。オマエが飲まなきゃやれない仕事ばかりだったら日本中アル中だよ

ただし、そんな道草仕事しか与えられない経営の問題でもある。いまの経営者だって高度成長に乗っかってただけの世代だから仕方がない。創造的な仕事の仕方なんて知らないんだよきっと。知ってても成功するとは限らないのに、素人がいまの世情で経営できるわきゃない。まさに相場とおんなじ。

グダグダ書いてきましたが、そんな作業に加担することは精神衛生上どうしても出来なかったので今日は休みにした。おなじ非生産的でも楽しいブログを書いてんだ(笑)。

でもね。アフィリエイトのひとつも乗っければ今日の作業より生産的だぞ。このホームレスへのインタビュー集なんて秀逸だよ。皆さん元サラリーマン部長だったりする。転落はいまの相場のように一瞬の出来事だ。オレ自身も最大リスクに備えようと必死で相場を張ってる。そして中小企業の社長の平均より多い年収を得ることが直近の目標だ。肩書きなしに取ることが個人的に重要なのだ。

効率化は首切りとか賃金カットとはまったく異なる。効率化には関わる人々すべてが豊かに暮らすための知恵があるのだ。TOC理論に照らせばボトルネックの最大活用には知恵がある。ダメなリーダーは学ばないし、ボトルネックを切ろうとする(そのボトルネックと思ってる部分も違ってたりする)。切るなら自分がまず辞めろ。君が非生産性の権化なのだ。

単純にトカゲの尻尾切りみたいなことやってる人間には知恵も情もない。最終手段を最初に使う人間が経営などすべきでないが、なぜだかそういう人間に限って自信満々だ。どうせ麻生や太田を選んでる連中なんだろ。本当に何なんだいったい 自分がホームレスにしたり殺したりした人間の前に出てきて何か言ってみろといいたい。

まぁ、すべて抽象的でさっぱりわかんない文章だったと思う。認めよう。怒りの捌け口にブログを使った。いいじゃん別にぃ。ガッデーム!というわけで、今日はいろいろプライベートな用事を済ませる。こっちは惰眠をむさぼるネクタイ族ホワイトカラーと違って忙しいんだ。坊やと遊ぶのはまた今度にしましょ。ばぶー。

それにしても世の中おかしくなっちゃって、前に書いたホワイトカラーの非生産性の記事へのアクセスも多い。昨日時点でひとくちメモアクセスランキング6位はすごい。しかも滞在時間が長い。長文はそれだけで読まないヒトが多いのだけど(笑)、最近はこの記事に限らず結構滞在時間の長いアクセスが増えていて、ちょっとうれしい()。でもそれを裏返せば、世間の怒りがフツフツと湧き上がっているとも思えてくる。ソニーが大量解雇をする世の中だ(キャノンはやりそうな会社だった。だからキャノン製品は数年前から買わないことにしてる)。

そろそろ皆怒ってもいいのではないか。無抵抗主義っていう方法もあるぞ。ネクタイ族ホワイトカラーのような仕事は一切否定するとかね。秋葉原事件のように怒りの矛先を民衆へ向けるな。共食いだぞ。それを狙っているのが小泉純一郎首相からはじまった新自由主義的市場原理主義の従アメリカ派政権だ。思うツボだ。民衆の怒りはそんな新自由主義へ向かわなければ。

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2008/12/17

2008年末のBGM

最近、麻生総理や自民党が出てくるニュース映像を流しながら、加古隆作曲の傑作サントラ「パリは燃えているか」を聞くのが趣味だ。ニュースの内容なんて聞く意味が無いからね。でも麻生による不作為の罪は万死に値するとは思ってる。

「パリは燃えているか」とは、追い詰められつつあったヒトラーが負けるならパリを焦土と化せと急かす電報の文面(同名のノンフィクションも秀逸)だが、表題曲は1995年にNHKで放映された「映像の世紀」の主題曲だった。膨大な記録映像で戦争に明け暮れた20世紀を描ききった傑作ドキュメンタリー「映像の世紀」。いまチャンネル銀河で再放送中だ。このドキュメンタリーの名作性を最大限に引き出している加古隆の音楽も、20世紀の名曲中の名曲だと思う(試聴)。

そしていま、まさに2008年末にふさわしすぎる曲で、壮絶な歴史ドラマのなかにオレもいるんだなぁという気分になれる。ヒトラーに比べれば出演者が小粒すぎるのはいかんともしがたい。まぁ歴史なんて愚か者によって汚されていく時間と空間の記録ではある。麻生の顔を見ながら歴史の愚かさを噛み締める年末です...。

以下余談。

さて、日本時間今朝未明に米国の政策金利(FFレート)が現行の1.00%から0.75~1.00%引き下げられ、0.00~0.25%に決定した。個人的には結構サプライズだった(といいつつドル売りポジションがガンガン下落してて儲かったけど)。

それにしても0%だって。日本ですら0.30%なのに。もう後がない。前代未聞の政策だけど、それだけに思い切った姿勢を評価する声もある。世の中おかしくなってるから、正しい判断能力がなくなってるのかも。

というより、手詰まり感というのは手詰まりだから手詰まるのであって、既に何をやってもどうにもならないのかもしれない。誰もやったことのない未知の領域でなきゃ何も変わらないから、とにかく何かやって進展させてみようってことか。

ソロス曰く、サブプライムローンの次はCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)ってのが怖いらしい。クレジット・デリバティブの一種らしいのだが確かに怖い。

オレ流に理解したところでは、CDSってのは信用リスクの分かち合いみたいなもので、リスクが顕在化しないことを前提にパンパンに膨らませた風船のようなデリバティブだ。顕在化した瞬間、どうしようもなく巨額な損失に膨れ上がっているという仕組みだ。そして顕在化したリスクを背負った者が連鎖的に崩壊していく。

それはまるで、ベアリングス銀行を独りで崩壊させたニック・リーソンの架空口座88888を切り売りしているようなものに思えた。損がいったいどこまで膨らんでいるかわからないが、顕在化しないで自転車操業して隠している間は儲かり続ける。

サブプライムローンは「サブプライム」と名付けているだけあって、回収不能リスクをそれなりに織り込んでいた。でもCDSってのは「お互い、まさか倒産なんてないよねぇ」「ないない(笑)」っていう仲から契約を結ぶ。しかしコイズミではないが、上り坂、下り坂のほかに、マサカがあったのだ。だからそこいま100年に一度の危機といわれ、そのマサカが顕在化しようとしている。

CDSってクライシス・ドミノ・システムの略じゃないの?しかもデリバティブってヤツは1つ商品化できてしまうと、いくらでも派生商品をつくることが可能のようだ。1つの商品の評価をさらに別の基準で評価していけば、いくらでも作ることが出来る。

そうなってくるともうリスクの在り処なんてさっぱりわからなくなり、いったい何を売っているのかさえ理解不能だ。まるで損を触媒で薄めていけばいつか損が損でなくなるという幻想を売っているように思える。そんなヤバそうな商品が世界中にバラまかれているわけだ。

どんなものでもそうだが、破壊するのはたやすく、構築するのは困難だ。再構築はさらに困難だろう。時間もかかる。人類はこの迷路から出られるのだろうか。

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2008/12/14

激変!2008年のクロス円を振り返る

2008年1月2日に目をつぶってクロス円を買ったらどうなってるかチャート年末恒例の行事にしております「今年のクロス円を振り返る」この企画。今年もココログにアップすることに。今年はちょっと早いですが、大勢はほぼ決まったってことで、今年もいってみましょう!「2008年正月に何も考えず目をつぶって買ったクロス円は年末どーなっているのか!?」。右画像はクリックすると大きくなります。

実は今年は半期でもアップしておりました。それだけ不穏な空気をお伝えしたくてウズウズしてたわけですが、その時点ではクロス円は多少戻しておりました。そこで手仕舞いしてればその後の下落に乗ることが出来たってわけです。

2007年途中までは我が世の春を謳歌してきたクロス円でしたが、あれよあれよという間に急落・暴落し、今年は惨憺たる結果になってますよ。やっぱり目をつぶって買っちゃいけませんわ(笑)。考えないと。逆に死ぬ気で売ってたら大儲けでした。ボクも売り疲れでへとへとでした...。

パッと見で一番目を引くのはやはりポンド円(ピンク)です。正月をゼロとして66.29円も下落しております(ローソク足のボディ値換算)。終値だけで比較すると、だいたい218円が136円になってるので82円程度の下落です。

つまり終値ベースで正月に約100万円分のポンド預金(約4,600ポンド)を始めてると、いま63万円くらいになってます。怖い怖い。レバレッジ1倍でこれですからねぇ。レバレッジ10倍でぶっこんでたら(って途中で強制終了になっちゃいますけれど)。

もっとなじみのあるドル円で考えても、正月110円からいま91円で-19円の下落ですわ。100万円のドル円(9100ドル)預金はいま約82万円です。まぁこの程度の下落なら外貨預金だったら即刻解約って感じじゃないのかもしれません。外貨預金ってロングオンリーの怖い怖い相場を張っているのと同じわけだけど、レバレッジ1倍だから多少は我慢できる(我慢してどうするって気がしなくもないけど)。

でも預金じゃなくてFXだったら?万一正月に買ってても、1月下旬にはドル円は3円下落してる。ここで「しまった!」と気付いてドテン売りに回ってれば、利益が出てるかもしれない。まぁ、あの状況で買いから入る人にそう簡単にドテン出来ないところが相場ってヤツですけれど(^_^;)、その気になれば逆転のチャンスはすぐ目の前にあり、ほんの一瞬で実行可能です。パソコン操作ですぐ売りに回れる。

そうはいっても、今年の場合は夏にいったんゼロベースに戻してるのが悩ましい相場でした。こうして戻しちゃうと「よーしねばった甲斐があったぞ。ここからが本番だ!このまま上昇に転換だ!」と夢を見てしまうかもしれません。神の助けと思っていったん仕切って売りに回れた人はそこから下落の大トレンドに乗れたわけですが、夢見た人は奈落の底に逝っちゃって戻って来れなかったかもしれない...。8月からの下落はあっという間でしたから。

でも、実際のところここで退場しなくて済んだなら、勝っても負けても大変いい学習になった相場でした。スワップ金利に惑わされず売りでも儲けられるFXについて、日本の外為法が改正された頃から数年間は業者セミナーでもよく話されてました。商品先物を知ってる人には当然のことだけど、ボクを含めて外貨は外貨預金しか知らなかった多くの素人には目新しい話だったわけです。

しかしその後のクロス円上昇トレンドのなかでは、方法論をいくら説いても、実践機会がほとんどありませんでした。それで円売りだけしてればいいと思った(実際してれば勝ててた)素人がたくさん参入してきて、セミナーで「円買い」について聞く機会はほとんどなくなっていました。

ボクは先物で相場を学んで来たからその考え方には懐疑的でしたが、実際円売りだけで簡単に儲かる世の中だったので、クロス円売り(円買い)について熱く語るとバカに見えた(笑)。誰も原理原則を教えなくても勝ちまくる素人。バブルってのはえてしてそういうものなんでしょう。

そういう世の中しか知らない素人が、突然金融のプロが作り上げた屋上屋を架すデリバティブの失敗に直面させられた。それが今年だったと思います。でも、まだ外為法改正から10年目で、ほとんどの人はFXをはじめて数年レベルですから、このあたりで100年に一度といわれる激震を体験できたのは大変良かった。ただ儲けたいってだけのヒトはまったく同意できないだろうけど。

バブル資本主義はまだまだ続く可能性は大であり、世にバブルがある限りバブル崩壊もサイクル的にやってくる。確かにリスキーだけど、チャンスでもある。資金管理がいっそう重要になってくる。それが真っ当な相場なんで、この大暴落相場のイメージを忘れずに謙虚かつ大胆に相場に向かいたいと思った一年だった。

...そういいながらいまはサザンクロスのサヤ取りやってます(笑)。大下落相場のなかで作った時間差ポジションだから、現実には示現していない有利な値幅のサヤポジションになってて、ローリング(サヤすべり取り)の方法論をもう一回学びなおしてる年末です。論理的にはニュージーランドがオーストラリアの国力を超えるまでたぶん負けません(笑)。ま、その前にオレの寿命が来るだろうから、途中で手仕舞うとは思うけど。出来るだけコストを下げつつ利益を伸ばしたい。

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2008/12/13

暗号の絆

それにしてもドラマ「流星の絆」はすごい人気だな。これまでもドラマネタはアクセス数が多いけど、群を抜いている。昨日なんて23時台だけで当日2位の「石田えり@風のガーデン」をほぼトリプルスコアで抜いてる。みんなそんなにネタバレを求めてるのか()。ネタバレ記事じゃなくてゴメンネ()。

そんななか人気記事ランキング(うちは過去一週間ベースです)の2位を守っている松丸友紀はすばらしい活躍だぞ(笑)。世に出ている記事の量がまだ相対的に少ないからウチに集まるのかも知れんが...。あまりディープな情報がなくてゴメンネ()。

くそ!オレの誕生日の朝だというのに謝ってばかりでゴメンネ()。謝ってほしいのはスパム野郎どもだ

最近また増えてきたスパムな書き込み。コメント欄はスパム対策で暗号入力必須にしているのだが、そのパターンが読まれているようだ。まぁパターンさえわかっちゃえば、全パターン解析なんてコンピュータには朝飯前だからな。朝飯すら食べないし。

昔から政治ネタにはスパムがつきやすかった。最初は批判された反対勢力からのいやがらせかと思っていたが、そうでもなさそうだ。なにか特定の政治にまつわるキーワード(いまなら麻生とか官僚とか)を見つけては無差別に攻撃してるような感じ。

また一定水準以上のアクセス数があるブログで、その伸びとかも見ていそう。コメント用暗号パターンはプロバイダごとにだいたい共通だから、ココログで1つパターンが読まれると、同じココログの全ブログの鍵が敵に渡ったも同然だ。暗号の絆だ(そこかよ!)

なぜか古い記事への攻撃が多い。記事の年月日を古いほうから(小さい数字から)ループさせてるのか?オレなら新しいほうから遡るけどなぁ(ってスパムやるほどアホじゃないけど)。あるいは遡ってるんだけどコーディングや解析に時間がかかってて、テストランするころにはキーワード自体が古くなってるのかも...。

最近では2004年に書いた「ビバ!橋龍」って記事がスパム野郎のお気に入りだ。数日まえは別の記事への攻撃だったのだが、コメント禁止にしたら乗り換えやがった。

簡単に乗り換えられるってことはココログの暗号パターンは解析完了ってこってす。同じプロバイダ内でも複数の暗号パターンを選べるとか、毎回異なるパターンの暗号にしてくれれば多少改善されるかも。

とはいえ、自分でも忘れていた古い記事を思い出させてくれるスパム。これを有効活用しない手はない。そこで、スパムなコメントは内容を書き換えて残すことにした。でもヤツら際限ないから、いくつか書いて飽きたらコメント禁止にする。そしたらまた別の記事に攻撃対象を変えてくれるでしょ(笑)。

というわけで、右サイドバーのコメント一覧にスパムとおぼしきハンドル名が残っているからといって、それがスパムだとは限らない。油断ならないぞ()。そのコメントには爆笑ネタが転がっているかもしれないぞ(なんつって)。

ただ、ホントのスパムかもしれないのでコメント内のリンクには触らないでね。24時間監視してられないからな。オレが書き換えてたらリンクは無力化してっから。あと日本語になってるはずだから

スパム書き換えネタが「ひとくちメモ」のディープスペースな裏メニューとなっていくかいかないか。それはスパムも注目するくらいのアクセス数と過激な政治ネタ次第だ...。でもスパムを求めてるわけではないっ!

最後になりましたが、「暗号の絆」なんてタイトルで「流星の絆」めあての読者を無意味に誘導しちゃってゴメンネ()。君たちにはこの記事がスパムだったね()。ってここまで読んでる「流星の絆」ファンはいないっつーの(笑)。せっかくだからカテゴリにも「映画・テレビ」を追加しとこう。最後まで意地悪なひとくちメモでしたー。

※サイモン・シンの「暗号解読」(上・下)は面白いよ。ミステリーファン必読です。

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2008/12/12

七瀬、ほんとにふたたび作り直し求む!

いやー、昨日最終回だったNHKドラマ「七瀬ふたたび」は、どうなんでしょ...。久々にフラストレーションが残りまくったドラマを見たなぁ。ドラマの悪口は書きたくないし、あまり書いてこなかった(無視したほうが楽だから)。だがしかし...。伴一彦ってこんなホン書く人だったっけ?

期待してただけに、何のカタルシスも得られないで最終回終了。とっちらかったまま終わってしまった。エンドロールが流れている映像を見ながら、「ナニコレ?」って思わず口走ってしまった。

悪の組織はどーなった(>与党に遠慮か?なんつって)。
柳原可奈子との訣別はあれで終わりなの?
ジャーナリストが録画した映像のその後は?
なんでいきなり警官隊と対決だよ!?
最後テレパシーで警官隊に思いを伝えていったい何が視聴者に伝わるんだ?
テレパスに寛容な刑事も結局思わせぶりなだけで何もしなかった。

どーなってんだ?予算が無かったのか?
あまりに広げすぎちゃって途中で収拾つかなくなったのか?
これで悪の超能力集団だけが残って世の中おしまいって話なの?
それとも雑魚を切って一件落着ってか?
SFバトルにしたら品位がなくなるみたいなこと?
(だったらドラマにすな)

キャストは結構よかったと思うのだが残念なドラマになった。
「七瀬ふたたび」は何度も映像化されてるわけだし、すぐに頼む。
別の切り口で。ムリかな。ムリだよなぁ。

まぁ、救いだったのは、CXの「風のガーデン」が放映される木曜日だったってことだ(>それ救えてない)。風のガーデンを見て寝た。

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2008/12/10

ゾンビ・コイズミ現る!

目くそ鼻くそを嗤う。郵政民営化路線の修正派アソー・アントワネットと、郵政民営化だけが生きがいの政局サイボーグ・コイズミとその一派。この自民党内の気持ちの悪いゾンビ対決に意味はあるのか?

引退宣言から舌の根も乾かぬうちに再登場のコイズミ。政局サイボーグだから舌の根もないんだろうが。

オレがこのブログひとくちメモで「政局サイボーグ・コイズミ」と書いたのは2004年のことだった。その記事をこう締めくくっている。

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政局サイボーグ小泉純1号お得意のワンフレーズで締めるなら、「改革あるのみ!あなたの人生、屁でもない。」そんなとこだろうか。
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2004年という年は派遣法が改悪された年。コイズミの怪しさが全開になっていたのだが、ほとんどの国民はコイズミの1フレーズに笑っていた。

そして2008年末が近づく今朝のニュースで、ソニーの大幅首切り(16,000人規模)がトップニュースとなっている。また不動産会社の内定取り消しという名の解雇も話題だ。大企業を含め派遣切りで職も住処もいっぺんに失う人々があふれている。

そんなときにコイズミが出てきて何をしゃべるのかといえばまた郵政だ。徹底的に的はずれなのである。

一方の麻生政権。雇用対策は、

1人正社員にした企業に100万円

というテレビバラエティのタイトルのような政策。これがマンガじゃなく現実なのだ。麻生はマンガ原作者になればいい。そしたらそのマンガを焚書できる。

政局サイボーグ元首相 vs 思考停止の「政局より政策」現首相。悪夢以外の何者でもない。

いま日本は、インフルエンザよりも金融恐慌よりも怖い無政府状態にあるといえないか。

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2008/12/09

ウチの加湿器

ウチの加湿器

乾燥しやすいこの季節。結構コストパフォーマンス高い(


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2008/12/07

ビートルズの曲選びで悩む!の巻

コネタマ参加中: あなたが好きな「ビートルズ」の曲は?

最近、ココログの編集画面にブログネタ(お題)が表示されるようになった。ココログがはじまって5年くらい。つまりボクのブログ生活もこの12月で5年目に突入ってこってす。

明日はジョン・レノンの命日でもあるし、ビートルズネタに参加してみようと思った。...がっ

ビートルズの好きな曲を選ぶという作業はなかなか難しい。1曲とは制限されてないけれど、ここで全曲インデックスを書いても無意味だし

ウチにあった「ベスト曲集(コピー&タブ譜)」をパラパラめくってみた。昭和57年初版の楽譜集だ。全3巻あるが、ベスト曲集なのでそれなりに精選されてる。

しかし、悩みは増すばかりだ 選べない!どうしよう?

「ネタ」という切り口で考えると、紅白で森進一に「Mother」を歌ってもらいたいってネタをちょっと前に書いてる(笑)。

え、じゃ好きなビートルズの曲は「Mother」でいいのか

それってあまりにジョンのソロワークって感じじゃん。
あえてビートルズのって聴かれててMotherってのもな。

季節柄カラオケで歌うビートルズの曲というネタであれば話は早い
「オー!ダーリン」と「カム・トゥゲザー」で決まりだ

しかし、ブログ「ひとくちメモ」的には、これで終われないよーな気がする。

悩んでもきりがない。ぱっと浮かんだ曲にしよう。

Strawberry Fields Forever

そう思って浮かんだのはストロベリー・フィールズ・フォーエバーだった。確かに好きだ。短い曲だけど映画のような展開がある。ウィキペディアによると、孤児院をモチーフとしているとか。なるほどー。フライ・トルメンタや石井十次に惹かれるボクだから、きっと彼らと共通の何かを持ってる曲なのかもな。ジョンの曲だ。

ほのぼのしたイントロからはじまるけれど、“nothing is real”って歌詞のところの不安感をあおるメロディがグッとくる。あえてあそこに“nothing is real”って歌詞とあんなメロディを挟むなんざ、レノンの天才と狂気とがないまぜになって表出してるように思えるのよー。

サイケな時代の漠然とした不安感がほのぼの楽曲に包まれてる。そうか。そういう二面性に惹かれるんだ、きっと。いわゆる普通のポップスやバンドサウンドじゃない感じの曲が好みなのかも。

そういう筋道が見えると、その流れでいくつか浮かんで来た。

Lucy In The Sky With Diamonds

LSDって隠語を織り込んだ「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンド」も好きだけど、高校生大麻汚染が話題の昨今、声を大にして言うのははばかられるか?

Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band ~With A Little Help From My Friends

「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」も大好き。壮大なおもちゃ箱のような楽曲。好きなアルバムジャケットはってお題だったら、このアルバムかも

A Day In The Life

「A Day In The Life」もすばらしい。街の雑踏と無限音階(シェパードトーン)は後のYMOもインスパイヤされてる。ボクはYMOからビートルズへ戻ったクチなので思い出深い。


なんだ。まとめると結局はサージェント・ペパーズなんじゃないか(笑)。ソウイウコトー(>所ジョージさん風に)

YMOとサージェント・ペパーズが好きだから、ヴァン・ダイク・パークスの「Song Cycle」も当然めちゃめちゃ大好きです。ビートルズネタのなかで申し訳ないけど(

ビートルズの「サージェント・ペパーズ」とYMOの「BGM」、そしてヴァン・ダイク・パークスの「ソング・サイクル」でどれが好き?という話であれば、悩みはますます膨らむ...。ま、お題にゃならないかぁ。


ついでに、不満な曲というネタもある。

You Never Give Me Your Money

「You Never Give Me Your Money」の冒頭の美しいメロディが大好きなのだ。どうしてあのまま1曲作ってくれなかったのか、ポール!みたいな。歌詞とのアンマッチングがそれこそポールのネタだったのかもしれんが(笑)。

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2008/12/06

麻生はまだ半笑いディベートを続けるのか

小泉、安倍、福田、麻生とお坊ちゃま宰相が4代続いているわけだが、会社経営者気取りの麻生にも年末資金繰りの苦しさなんて実感できないだろう。だからこそ国会における“お得意の”ディベートでのらりくらりと半笑いを続けていられるのだ。内閣と自民党とを混同しながら...。

苦しい会社の経営者が経営会議の席で半笑いディベートなんてありえない。日本を経営している気はサラサラないってことだ。100年に一度の危機を拡大しているのは麻生政権ではないのか?

今年の年末はひときわ寒くなることだろう。この時期に半笑いのたわごとを聞かされたら、誰だって頭に来る。最近その他のたわごとに隠れて沈静化していた定額(低額)給付金にしたって、8割がいらないと言っているという野党の質問に、88%がくれればもらうと言っているという答弁。

そりゃくれればもらう人は多いだろう。麻生のように半笑いで拒絶できる生活を大多数はしていない。天下り高級(高給)官僚の報酬で年間12兆円も無駄遣いしてるこの国で。

「やるといったらもらうだろう」というその意識が問題なのだ。税金還付はほどこしか?麻生流に言うなら“下々の”国民を乞食かなにかと思っているのか?

公明党は1世帯1万2千円出れば助かる。政治資金として党に戻ってくるからな。そういう口車に乗せられて適当なことを口走る麻生がニッポンの首相の椅子にしがみついている。このことそのものがまさしく危機ではないのか?

麻生よ、政権を投げ出せ。それがもっとも国益にかなってる。

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2008/12/05

誇り?

清算されない昭和麻生内閣メールマガジン第9号のタイトルは「誇り」だった。驕りの書き違いじゃない(

そこにこんなフレーズがあった。ロフト視察の感想のようだった。

> 「人」があって「会社」がある。日本型経営の強みを改めて実感しました。

ここだけ採り上げればそのとおりだと思う。
こういう状態でなくした張本人はコイズミ自民党だったわけだが...。

しかし人と労働について考えるとき。
例えば麻生炭鉱における強制連行について。
どのような歴史認識を麻生総理が持っているのかあらためて聞いてみたい。

名家であることに(それだけに)誇りを感じているように見える麻生総理。
そして、麻生炭鉱の強制連行について麻生太郎には何の責任もない。
だからこそ麻生家のお坊ちゃまたる麻生総理に聞いてほしいと思う。

総理大臣を続けていれば、そのうち海外メディアから聞かれる日も来るだろう。
だが、早く辞めさせるには麻生の歴史認識と人権意識を問えば済む。

このような過去についてしっかりとした認識と見解をもって総理大臣をやってくれればいい。麻生炭鉱のやったことと首相の歴史認識とは、そのまま日本の戦争と歴史認識のあり方にも通じるかもしれない。

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2008/12/03

今年一番のひとくちフレーズ大賞

今年の流行語大賞が発表されたようですね。アラフォーとグゥ~だとか。エド・はるみの「グゥ~」はいかにも流行語大賞好み(流行語を取ったその後の凋落も含めて...)。アラフォーの「フォー」から、くまだまさしvsレイザーラモンHGのフォー対決(@やりすぎコージー)を連想してしまうのは私くらいのものでしょうか?

ま、それはそれとして、ブログ「ひとくちメモ」恒例の(ってことしが第一回で来年未定の)ひとくちフレーズ大賞です。世間とはまったく関係なく、個人的に今年印象にのこったフレーズをひとつ挙げてみるという企画。

今年は何と言ってもこれでした。

「彼を上げなきゃ自分が上がれないだろう!」

ある会社で昇進された方の言葉です。たまたま仕事で飲んでいたときのこと。自分で引き上げた部下の悪口を散々聞かされたので、だんだん気分が悪くなってきた私は「でもご自身で引き上げられたんですよね?」と、やわらかく質問してみたんです。そしたらこのフレーズが!

思わず驚愕してしまいました。サラリーマン社会のサバイバルって空疎なんだなぁ。昔から、自分より出来る部下は引っ張らないというニッポン企業の風俗は読んだり聞いたりしてましたが、自覚してやってるとは知らなかった(笑)。上げるアホウに乗るアホウ、同じアホなら乗らなきゃソンソンってか?アホか!(アホです!)

まぁ組織より自分って考え方はどこにでもあるからねぇ。組織に迷惑かけてでも社内出世しようなんて悲しすぎる。もっとも上がった部下が予想に反して(^^;)ちゃんとすればそれは結果オーライなんだけど。心根として自分の出世が第一義ってとこが小さい...。そうやって院政ひこうってか?その小ささにひとくちフレーズ大賞あげちゃいます

いくらオレが「全体最適が必要ですよ」と言ってもまったく通じないのは、根本的な思想が異なるからなんだな。納得!そりゃ疲弊するわ(笑)。オレは「組織が没落するときは論理的」ってよく言ってるけど今回も実感した。ホワイトカラーの生産性の低さはこういうところにもあるんだろうな。

とはいえ、今年のひとくちフレーズ大賞はこれで決まりだ(笑)。サラリーマンドラマ顔負けのセリフを実社会で聞けたのはすばらしかった!これからも120%サラリーマン社会を満喫して欲しい。それを一歩引いて楽しませてもらうからー。第一回受賞おめでとうございます!(でもカネひとつですぅー)

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2008/12/01

責任をけんりょくと読み違えれば麻生が見えてくる

日経新聞とテレビ東京の世論調査で内閣不支持率が62%となり、支持率31%の倍になった。不支持率というのは、積極的に「不支持である」と表明しているわけで、支持率31%(積極的に「支持である」との表明)より重い。それでも選挙はしないんだろうか。

コイズミという詐欺師にだまされた国民は、そこで与えた自民党大勝利のツケをこういう形で払わされているわけだ。

麻生は偉そうに振舞っていなければアイデンティティが保てない弱い人間だ(ニッポンの企業社会には五万といるが)。しかし漢字が読めない(KY)というまったくノーマークだった象徴的な珍事は、本当に中身がないことの象徴へと深化している。

漢字が読めない話は個人的にはあまり面白いとも思わなかった。オレも定石を「ていせき」だと思ってたしね(笑)。安倍首相を安部首相と書いてしまったり。興味ないから間違えても気付かないんだ。

ただ頻繁を煩雑と読み違えたときは、言葉の意味を知っていれば声に出したときに違和感を感じるんじゃないかなとは思った。結局、内容の意味なんて関係なく、しゃべらされているんだろうなくらいの感想だった。

しかし、その後の保険の話は麻生の人格から湧いてくる失言、いや、失言というよりはこの一発がノックアウト級のハードパンチだった。

もうこういう人間はうんざりなんだ。それが不支持率62%に現れたように思う。支持率31%は数多い麻生の同類たる偉そうな会社人間票と閨閥にすりよる甘い蜜票なんじゃないだろうか。「責任がある」と言って責任の内容を言えない。だから実行も出来ない。

責任があるという無責任発言」こそが麻生の真骨頂だ(この使い方も間違ってるが!)。

これから麻生が「責任」という言葉をつかったら「けんりょく」と読み違えよう!そうすれば何が言いたいのかわかる。

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