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2008.11.06

解散権を握っているのは官僚なのでは?

麻生は「解散権は私にある」が口癖(言い訳?)。しかしいまだに解散しない。金融危機だとか経済対策が先だとか、いろいろ理由付けしているが、金融危機の震源地で大統領選が行なわれたのを見ているわけで、まったく説得力がない。

マスコミによると、自民党独自による世論調査の結果を見て腰が引けた結果だという。自民党の世論調査は選挙区ごとにかなり詳細に行なわれるらしいので、そういう面もあるだろう。

しかし、もともと負け戦のはずだった。小さく負けるための顔として、明るい太郎ちゃんを選んだんだ。それが突然解散しない、政局より政策と言い出した。

「政局より政策」が単なる言い訳に聞こえないのは、オレにはこの解散引き伸ばしが官僚の入れ知恵にしか見えないからだ。いま官僚がもっとも必要としているのは、公務員制度改革を骨抜きにする政策であり、その骨抜き案をまとめるための時間だ。

麻生は基本的に官僚のロボットだ。自分の言葉でしゃべっているように見えるが、官僚への訓示すら官僚の作文だった。ただし、麻生節に書き換える知恵を裏方の取り巻きが身につけている。官僚にコントロールされていないように見せかけながら、官僚の思い通りに動かせるのが麻生だ。官僚の政治家操縦技術も日々進化している。

つまり、麻生が自分で決めるといいながら、いつまで経っても解散できないのは、「腐っても自民党」が衆議院で圧倒的多数を占める時間をできるだけ引き伸ばし、天下りできる時間を稼ぐ必要のある官僚組織が、あの手この手で麻生に耳打ちして先延ばしさせているのではないか。

どうせ来年秋には任期が来る。それまで持つかどうかはわからないが、どっちにしろこの先、官僚にとって自民党がどうなろうと知ったこっちゃない。我が身が大事なだけだ。使える自民のいるうちにあらん限りの執念で骨抜き法案を通す腹なのだろう。

麻生の思想は「権威の継続性こそが最重要」のようだ。所信表明でもそうだったが、「チェンジ!」がキーワードのオバマ大統領誕生にさえ、これまでの50年間の両国間の関係をこのまま続けることが重要と言っていた。閨閥も家柄もすべて継続させることに最大の意義を見出す麻生。格差確定社会の申し子のような麻生。

だが、その変化を嫌う麻生の性格や思想こそ、官僚がもっとも「使える」と踏んだ部分ではないだろうか。もっとも相場師の目からみれば、損切り出来ずにドツボにはまる没落貴族にしか見えないのだが。そう考えると官僚とはアホな旦那を騙してカタにはめようと企むインテリヤクザのようなものだ。

カタにはめられたカモにはいかなる権限もない。マンガ好きの麻生よ。せっかくだから「ナニワ金融道」でも読んでみたらいい。常にカタにはめる側にいる気分で生活しているんだろうが、実際ははめられてんじゃない?

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