危なかった
ほんの1時間ちょっと前、接待まがいで実は自腹になりそうな(笑)キャバクラへ連れて行かれそうになった。まったく乗り気じゃなかったのだが、そこが接待まがいの難しさであれよあれよという間にお店の扉が開いていた。
その瞬間、「あ、この空気感、精神を陵辱される」という気分に襲われた。
是が非でも逃げ出さねば。そう思っていたら、たまたま人気店だったようで「キャバ嬢の空きがない」と黒服が連れに言ったので、ここぞとばかりに逃げてきた。連れはゴネていたが、渡りに船とはまさにこのことだった。
キャバクラ全般を否定するつもりは毛頭ない。たださっきの店の空気感はヤバい。こういう店はバカになった気で札びら切って散財することを楽しむか、バカが散財させられるかのいずれかでしかない。その両方だったバブルの頃を思い出す...なんて感傷に浸るような場合ではなかった!
もちろん額面の高低ではない。ムダな行為そのものがオレからツキを奪っていくのだ。そういう遊びはよろしくない。
精神の陵辱からスンデノところで逃れられたオレは、少しバランスを取るために書店へ入った。駅前に大型書店があってよかった!そこで1時間キャバクラで使ったであろう金額(指名料含む)とほぼ同じ、ハードカヴァ2冊と新書1冊を購入したのであった。
無意味な1時間と3冊の書籍が同価値の世の中。その積み重ねが人間を作っていくわけだな。くわばらくわばら。
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