七瀬なんどめ?
高校の頃だったか「七瀬ふたたび」にめちゃめちゃはまってる女子がいた。その女子のはまりっぷりがものすごくて、いまならさしずめマルチ商法のディストリビューターかと思うくらいに薦めまくり。読者をとりこにしてしまう魅力を持ってるんだろうな。そんなに薦められなくても読んどるっちゅーねん!
NHKドラマ「七瀬ふたたび」に期待してる。何度目の映像化か数えてないけれど、小説の初出から35年くらい経ってるそうだ。主演の連佛美沙子は大林宣彦監督の「転校生 さよならあなた」での鮮烈な印象が残っている。今回はテレパスの役だが、結構合いそうだ。
第二回まで見ての印象=結構難しいつくりだな...。昨今のテレビドラマの潮流が、単純に軽薄だったりテーマが重そうに見えていてどうにも奥行きがない方向に行っているなか、視聴者がついて来れるのかという感じも持った。個人的には好きなんだけど。
テレパスの苦悩って、現代ではなかなか理解されないかもしれない。虚構の世界はかなり進化してるので、超能力にみんな慣れてるから。
本当は公式サイトに原作者の筒井康隆氏が寄せているコメントどおり、「他者と違う自分を隠して生きざるを得ない不幸」の象徴としてのテレパスなのだが、SFが大衆化してしまったいま、その苦悩にどこまで現代的な意味を練りこめるかが今後のポイントかも。
演出的にちょっとウザかったのは、予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。その瞬間緊張感が逆に途切れる。まぁ些細な解釈の違いかもしれませんけど。
若い人でこのドラマに興味があるひとには、同じ七瀬シリーズで「家族八景」という小説をぜひ読んで欲しい。七瀬シリーズは全3部作ある。順序としては「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」となる。
主役が七瀬というだけで、どれも連続性はあまりなく単体で読める。小説として良いのは「家族八景」だと思う。市原悦子もビックリの「家政婦七瀬は見た(感じた!)」って短編集なんだけど。
ボクが読んでもっとも印象に残ってるのは芸術家の家に働きに行った話。その芸術家は人のことが図形にしか見えてない。心の中には丸や四角だけがある。心理的にものすごく怖い情景だった。
「七瀬ふたたび」は、エンターテインメントとして優れてる。だから映像化も多いのだろう。「エディプスの恋人」までいっちゃうと、もうちょっと手に負えない感じ。話が深すぎて...。収拾つかない感じだった。
あと脇役では柳原可奈子が、ここでも好感度アップしてる(笑)。この役はマジ正解だと思う。
| 固定リンク | 0
コメント
予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それを予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。テレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。予知能力者が不幸な未来を見たり、それをテレパスが感じたりするときのガクッガクッと後に反り返る描写が単調かつちょっと多すぎ...。
投稿: wwwwwww | 2008/10/19 09:25
中学の時に読んだなぁ。
「人の心が読めてしまうのはつらいよな」と、かなり強烈な印象だったのを覚えています。
「千里眼」の岬美由紀もつらいと思うけどね。
投稿: Sleepy | 2008/10/19 10:04
sleepyさん>
と会話できてると本気で思ってました)。筒井康隆は宇宙人を愛おしいと思わせたETのスピルバーグみたいに画期的!
おはようございます。テレパスをつらいと思わせたのは新鮮でしたね。ボクはテレパスに憧れてたから(子どものころのボクは自分が
wwwwwwwさん>
このコメント、どうしよっかなぁ。。wwwwwwwってば、韓国のサイトにナナセワールドってのがあるそうで、それとマッチしてるんだよねぇ。あえてナナセに引っ掛けてのハンドル名なのか
この引用の反復はなにかメッセージと取れなくもないし。テレパスじゃないボクだからわかんないや。ま、変なリンクもないし置いとくか。
投稿: ポップンポール | 2008/10/19 10:57
まだ録画分見てないのよ~。
観てから書き込みしようと思ってたんだけど(汗)
七瀬、撮ってたチームがありましたね。
アタクシは七瀬シリーズと時かけしか筒井作品を読んでいない偏った人ですぉ。てへ。
投稿: あんじ | 2008/10/21 22:25
中高校生が「七瀬ふたたび」を自主制作って結構無謀だったよね
意欲は買うけど。
偏ってるといえば、筒井作品では「文学部唯野教授」に一番影響受けてるオレ...。シニフィアンとシニフィエとか言いたくてしょうがなかった
(>小説ちゃうやん!)
投稿: ポップンポール | 2008/10/21 23:14