google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg サミットのホストが済めばただの人: ひとくちメモ

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2008/09/01

サミットのホストが済めばただの人

本日21:30、1年持たず福田首相が突然辞任した。日々手詰まり感ばかりが増大していくなかで、将棋で言えば「負けました」と投了したような印象だ。もちろんプロ将棋じゃなくヘボ将棋だが。

しかし満足しているに違いない。なんたってサミットのホスト国の首相として存在できたのだから。サミットが終わって声明を発表したあとのガッツポーズがいまも忘れられない。まさに「オヤジ、やったぜ!」のガッツポーズだった。

おそらく福田一族のご子息は、洞爺湖サミットの年だったから首相を引き受けたんだ。福田首相はサミットだけに焦点を合わせてやってきた。だから北京五輪の応援にも熱が入らなかったし、選手団への激励が「せいぜい頑張ってください」なんて間の抜けた言葉になった。もう夏には燃え尽き症候群だったのだ。(もっとも商業五輪がどうでも構わないのだが、政治家のポーズとしてありえない姿だったってこと)

無責任だという声も多いが、なーに、サミットのホストを責任持って果たせたこと、それだけが誇りだ。コイズミだって日本をめちゃくちゃにしながら郵政だけで突っ走った。福田のほうがサミットのホストなんて毒がないだけマシかもしれない。

現在の政治的大問題はほとんどコイズミ時代のデタラメの露呈であって、その後の首相なんてのは歴史的になーんの意味もない。コイズミにとどめをさされたニッポンが、最後のあがき(あるいはモラルハザード)でゴチャゴチャやってる、ただそれだけのことだった。

どんなことをしても助からない命というものがある。コイズミに殺されたニッポンの命もそんなに長くは無いと思ってる。いかにモラルを保ったまま延命できるか、いまはそんな時期だろう。グローバル資本主義の未来も危ういが、どちらが先に尽きるかだ...。

今回の辞任は歴史にも残らない、ひとつの小さなニュースでしかない。ただ短期スパンで見るなら、今後の政局によっては歴史が動き始めるかもしれない。

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