ドバトとの奇妙な生活...
タイカブと同時に、いや、それ以前からボクの心のなかを占領しているものがもうひとつある。ベランダの鳩だ!
すでに営巣が済み、ヒナも生まれた。もうすぐ巣立つと思うのだが、まだうまく飛べない。追い立てるとやっと手すりの高さまで飛び上がれた。親鳩は最近見ない。ボクの行動パターンをお見通しということか!
タマゴ2つを発見したときにほっといたのが最大の間違いだった。マンションの管理人から掃除しろと張り紙されたが、この時点で既にヒナがおり鳥獣保護法という害獣保護の法律によって巣立つまで手出しが出来ない。早く飛び立って欲しい...。
●ドバトとレース鳩は別モノ!
鳩の帰巣本能が著しく高いってのはよーく知ってる。オレは2003年12月から「レース鳩0777」の復刊を熱望していたひとりだぞ。オレを誰だと思ってるんだ(笑)。0777(アラシ)にはどんだけ感動したことか。
もっとも、「レース鳩0777」のなかでもドバト(公園などにいる害鳥で平和の象徴!)とレース鳩とは明確に違うことがしっかり描かれており、まったく異なる鳥だと考えるべきだ。暴走族とレーサーくらいの差があるわけだ。
とにかく夏の旅行&帰省まえからの懸案事項で、留守してる間ひとときもウチのドバトのことを忘れたことはなかった。帰ったらベランダが糞まみれになっていないかと考えると、まさに真夏の悪夢そのものだ!実際は、それほど被害も進んでなかったわけだが。
mixiには「鳩が嫌い!」というコミュニティがあった(笑)。入ろうかなと思ったが、まてまて。レース鳩0777に感動しているオレだ。ドバトが嫌いならいいが、鳩全般というわけにはいかない(何を無意味にこだわってるのか!?)。
●信頼できるのは防鳥ネットのみだが...
それで、とりあえず巣立った後のことを考えた。ことこの期に及んでは、すでにどのような追い払いグッズも効力はない。営巣されてヒナまで生まれたのだ!(>逆ギレかよ)。グッズは時間稼ぎになるだけだと心得よう。
あとは、掃除をマメにしながらドバトと共生するか、防鳥ネットで完全防備するかしかない。薬で延命するか手術するかみたいな選択になるのだ。
だがマンションのベランダが、またややこしい存在だ。専有部分だが共用部分である。ネットはアンカー打ちつけなので、規約によると管理組合の4分の3の賛成が必要だ。かったるいのー。
しかし一応仁義をきってネット設置会社に仮予約を入れてから、それも含めて組合にネット設置許可依頼の手紙を書いた。規約の引用も含めもっとも簡単な手順も示したつもり。それが8月上旬。だが未だに回答がない!管理会社は仮予約したネット設置会社に内偵を入れたようだが、どうなってるのか!
管理規約を厳密に読めば、鉢植え等々の設置だって違反なのだがオレは文句ひとつ言ってないぞ。しかもこっちは住人の生命に関わる重大事態だ。さらにペット禁止マンションなのに、ドバトは放置しろってことにはなるまい。
まぁまだ管理会社からは回答がないのでどーなるかわからないが、いっそのこと大規模修繕計画に入れる方向で無償に出来ないかと画策したりしなかったりラジバンダリ!
防鳥ネットについてはそんな状況だ。ネットは素人がつけると悲惨だよ。鳩の帰巣本能はどんな小さな隙間でも入ってくる。ただ、入ってくるが出口が発見できずベランダで死んだりするぞ。それを掃除するのはこの自分なのだ。
●とりあえずお掃除グッズを買いあさる
さて、そんな防鳥ネットだが、これは侵入防止策であって、その前段階として掃除はしなきゃ。糞は日に日に増えていくのだ!今日は意を決してヒナを避けながら掃除をした。
掃除用に準備したり購入したグッズは下記のとおり。
1)タカギ 伸縮型パチットデッキブラシ G270
2)タカギ コンパクトリール 青 R110FJ
このふたつはタカギというメーカー製でホースとデッキブラシとをつなぐことが可能らしい。つなげばブラシの中から水を出しながら掃除できるわけだが、今回はそういう使い方はしていない。ホースとしては細いけれどノズルパターンのなかのストレートの水圧は結構強かった。ハトの糞くらいなら吹き飛ばせたので、一箇所に集めることができた。乾いたら取り除く予定。またヒナを威嚇しながらの掃除にもこの水圧はちょうど良かった!ただしマンションの高層階の場合、ホースをつなぐ蛇口があるか、ホースがベランダまで届くかを事前に確認する必要がある。
3)バケツ
4)ゴミ袋
5)亀の子タワシ(まだ使ってない)
6)使い捨て防塵マスク
7)使い捨て手袋(髪染めで使うようなヤツ)
8)ゴーグル(使うまでもなかったが)
こんなところか。営巣では小枝をかなり運んできていた。とりあえず水圧でこれを吹き飛ばし、一箇所に集めてゴミ袋へ。排水溝の上に営巣していたため、放っておいたら管理人が言うとおり詰まってしまうところであった。
当分はこれで大丈夫だろう。ドバトとの戦いに一区切りをつけ、次は管理組合との持久戦だー!いや穏便にいきたいけどね。平和の象徴の話だから(笑)。
●平和の象徴の本当の意味
ハトを平和の象徴というのはなぜだか知ってますか!?長崎に平和祈念像ってあるでしょ。エド・はるみの決めポーズみたいな格好してる9.7メートルの平和の像です。あれってドバトの被害がものすごいらしいのよ。だけどドバトは鳥獣保護法で保護されてて簡単に駆除できないのさ。それで行政お得意の美辞麗句でハトを“平和の象徴”に祀りあげ、そこに存在することを正当化して放置しちゃってるというわけ。ま、オレが言いだしっぺの説だけどね(笑)。
行政や国家が耳障りのいいこというときは必ずその逆をやってるっていまや小学生でも知ってるでしょ。昨今の国家的年金詐欺を筆頭に官僚・国家・政治のモラルハザードはここに極まれりって国に成り下がっちゃってて。まさにドバトのような権力者たちが糞をたれながして美辞麗句に守られているのがこの国なのさー。
...そんな風にドバトを巨悪の比喩にでもしなきゃ駆除できないのー。ヒナのやつ、逃げ場がなくなると震えながらクークー鳴くんだよー。ドバトとしての未来しか約束されていない、まだウチのベランダしか世界を知らない、そんなヒナの行く末を思うと、鳥獣保護法がなくてもあまり邪険にもできないのだー。早く居なくなれ!オレが0777(アラシ)と呼び出す前に!
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