コイズミ厚労大臣ならサプライズだったのにぃ
福田首相の自称“安心実現内閣”が発表された。
「安心」とは「心配不安がなくて心が安らぐこと、また安らかなこと」らしいのですが、心の平穏なんてのを実現させる政治ってどんなことすんの?スピリチュアル内閣ってこと?
義務教育で洗脳でもはじめてみますか?あ、道徳教育で既にそれははじめてるって(笑)。とりあえず、最高であと1年しかない政権で、「安心」なるものが本当に実現できるのか、見ていこう。とりあえず「安心」って何なのかくらいは知りたいね。
サプライズがなかったのも、心の安らぎの現われか(って首相の心の安らぎ実現内閣か?)。
厚生労働大臣にコイズミを復帰させたら、どデカいサプライズだったのになと思った。コイズミに「年金もいろいろ。役人もいろいろ。」とか「イタミに耐えてがんばってください!」とか「悔しかったら役人になってみなさい」とか言わせて、あえて物議をかもさせたらいいのに。
いま噴出している諸問題の元凶はコイズミ政権だった。ボクはコイズミ政権発足時からずっとそう言ってたわけでぜんぜん驚かないけど。そのコイズミをあえて厚労大臣にカタチだけ据えて、責任とってコイズミに大臣やめさせて、それと引き換えに年金問題は幕引きってシナリオがいいのにな。国民が自分で選んだコイズミだったわけだし、いまの詐欺的な国家運営の増長はその選択の結果でしかないんだし。
詰め腹切っても痛くないヒトにいかにも痛そうな顔をさせて、バター取引で自分有利に持っていくってのがヤクザの常套手段。それは政治も同じじゃない。国民なんて顔色しか見てないんだからカンタンカンタン!小指だってつながったままだ。カッコよく復帰して物議をかもしてカッコよく辞めてまたオペラ三昧の生活に戻ればいい。
どうせ支持率あがらないなら、イタミをぜんぶ国民におっかぶせて政権放り出すのがババ抜きの鉄則だ。モラルなんて宇宙へポイッ!そうやって大きな問題は全部格差社会の下層が背負って死んでゆき、ほとぼりが冷めたところで、またケロっとシレっと政権に復帰する。
ボクが知ってるニッポンは一貫してそうやって運営されてきた。官僚国家とはそういう国家だ。官僚の継続性こそが国家なのだから、民は二の次三の次。いや、次ですらないのかも。民って数値でしか見えないんだから。
拉致問題なんて本気でやるはずがない!数から言ったら誤差の範囲でしかないんだから。どっちかっていうと、その誤差にギャーギャー言う人々の騒音指数に興味があるに違いないんだ。まぁ、その騒音のパワーが運営のベクトルを変えていくのも民主主義ではあるのだけど。
ちょっとまえのTVタックルSPで、共産党の入党者が急増してるって話題だった。世の中面白いな。そっちのほうがよっぽどサプライズだし、大衆のダイナミズムを感じる事象だと思う。
何十年も生きてると、そういうダイナミズムを目の当たりにし、心躍るかさらに保守的になるか、どっちかだ。もっとも心踊りつつ建前は保守的ってニッポン人もオオイノヨ(笑)。そういう使い分け世代に早くご退場いただいて、新しい社会を作るには、この混迷する時代も必要悪かもね。新しい社会を目に出来るくらい生きられればいいなぁ。
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