google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 沖港近辺散策(後編): ひとくちメモ

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2008/07/26

沖港近辺散策(後編)

脇浜なぎさ公園前編を書いてから、母島の音のCDが一足先に完成し、友人にあげたりしている。ブログ「母島の旅」(まとめてカテゴリ作りました)も、そろそろ終盤だ。

長文なうえに大変個人的な内容かつ脱線ばかりで読みにくい文章だと思う(^_^;)。でも、それがブログのいいところだとも思って、あえて推敲のうえ遂行している。パーソナル・メディアがマスに向かって開かれ、さらにマスのなかにいるピンポイントのパーソナルな感性の琴線に触れる面白さ。それがブログだから。ほら、また脱線し始めてる(笑)。

でも、ボクが母島に行く前もいろんなブログを読んできたし、必要な部分だけ頭に残ればそれでいい。水分は2リットル以上とか...。

また、母島以外のキーワードでたまたま辿りつくなんてのもいいじゃない。最近グレゴリーZ30つながりが多かったりするけど、例えばスカラベオをキーワードに北港の記事にたどり着き、スカラベオで母島ツーリングへ行こう!みたいなヒトがひとりでも出てきたら面白いじゃない。ブログは常にそんな気持ちで書いてます。それって旅の出会いにもちょっと似てるし。

●母島観光協会

母島観光協会母島の玄関口は小笠原母島観光協会だ。どんな旅人も最初は必ずここを起点にする。また島内どこへいくにも、母島観光協会から徒歩何分、バイク何分という到達時間が基本になる。

母島観光協会のホームページは母島に行こうと決めた瞬間から毎日読んだ。バックナンバーも行こうとしている日付あたりの過去の記事を読みつつ、天気を占ったりした。とにかく行く前は天気が気がかりだったので...。

そして帰ってきたいまも読み続けてる。Webデザイナーでもあるボクから見ると(いや普通の目線でも)お世辞にもレイアウトが優れているとはいえない母島観光協会サイト。だけど「今日の母島」の写真はほぼ毎日更新され、ガイドの梅野ひろみさん(島で何度もお見かけしましたが話は出来ず残念!)によるほぼ週刊の日記帳もガイドならではのコアな母島情報満載だ。

公衆電話のボイス装置美しいだけで内容のないサイトはうんざりするほどたくさんある。素朴でも内容が読者に届く母島観光協会のサイトは、まるで「母島」のあり様そのままといった感じだ。内面の充実がある。それが母島の良さだと思う。多少、化粧っけがあってもいいとも思うが(^-^)。

母島観光協会の外のトイレ横に公衆電話がある。そこにはボタンが3つ並び、ハハジマメグロ、バンドウイルカ、ザトウクジラの声らしき音を聞かせてくれる。クジラの声は錆びた歯車が軋むような音だった。この音を背景に電話をかけたら、どっかの工場にいるアリバイ成立みたいな(笑)。聞いてみる?

レトロな感じもいいのだが、いまや誰でもCD音質を上回るリニアPCM録音が出来る時代なので、新録音による「音のガイドブック」を母島観光協会の建物のなかに作ってはどうだろうと思った。小鳥のさえずりを聞き分けられるだけでも、旅の楽しさはグッと広がるはずだ。

●脇浜なぎさ公園

なぎさ公園は人口浜の砂浜で、海水浴場風なのは早朝散歩のところで書いた。鮫が崎展望台からなぎさ公園に抜けるルートは、運動不足のひとでもまったく問題ない超短距離遊歩道だ(笑)。なぎさ公園の砂浜は完全に凪状態なので自然音としても安らげる音になる(もっとも録音となると風の影響は受ける)。

海亀

脇浜なぎさ公園の脇(漁港側)には、ウミガメの産卵保護施設があった。この時期、夜には産卵の様子も見られるそうで、同宿の女性ダイバーさんはその瞬間に立ち会えたそうだ。オレが部屋でTBS「イロモネア」を見ていた頃か?これから観光に行かれる方も夜は有効活用していただきたい(笑)。亀の産卵以外にもヘリポートから全方位の星空とか、光るキノコ・グリーンペペ鑑賞とか、いろいろ興味深い自然に出会えそうだ。

写真の海亀は早朝散歩のときに撮影した。産卵しにあがってきているわけじゃなく、この保護施設に住み着いている感じだった。数頭いた。

鮫が崎展望台からの眺めなぎさ公園や鮫が崎展望台はボーっとしていてもいいし、読書しててもいいし、ゆっくりした時間を過ごすには最適。水分の心配もないし(笑)。もっとも展望台は陸上からのホエールウォッチングのポイントでもあるので、オンシーズン(冬)などは人が多いのかもしれない。

小富士登頂の翌日、鮫が崎はほとんどプライベート展望台と化していた。午後のかなりの時間、こことなぎさ公園を往復しつつ、波の音を聞いたり読書をしたり音楽を聞いたり寝たりして過ごした。その間、展望台には女性観光客がひとり訪れただけだった。もっとも浦和レッズのユニフォームの男が寝ていては近寄りがたかったのかもしれない。

かつて初めての海外旅行でパリに行ったとき、エッフェル塔の上で4時間、ボーっと街並みと雲を見ていたことがあった。無駄な時間のようで、案外そういうときの心の平静は覚えていたりする。

パリの4時間といい、おがさわら丸の25時間半といい、母島の午後といい、何の予定もない長時間をいかに過ごすかということについて、結構得意かもしれない。それは「銀河鉄道999」(小学館叢書版)第5巻の「C62の反乱」を想起させる。宇宙で一番退屈なテスト、時間を食べるテストだ。子どもの頃に読んだこの話を結構覚えていて、長時間ボーっとしているといつもこの話を思い出す。退屈を楽しむことが出来るのは銀河鉄道999のおかげだ(笑)。もっとも雲を見ているだけでも退屈しない性分ではある。

鮫が崎展望台からは沖港内の静かな波と防波堤の外の海と両方の音が聞こえる。外海はエメラルドグリーンに輝き美しい。母島CDのレーベルにはここからの画像を使った。だが近づくと波音は騒々しい。だから展望台にいて遠くに外海の波の音を聞きながら流れゆく雲を眺めて過ごすというのが気持ちいい。

さて、次回は完成した母島CDのライナーノーツ的に録音ポイントを書いていきたい。

鮫が崎展望台の屋根の下にて


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