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2008.07.05

自分探し、もとい、自分の体力探しの旅

石次郎海岸母島ウォーキングのときに必須事項は3つある(よーな気がする)。

1)綿(コットン)100%のTシャツで歩くべからず!
2)必要充分な水分補給量を把握すべし!
3)自分の体力を過信するべからず!

これはちょっと歩いただけで痛感した3つの事項だった。もっとも、これ以前にウォーキングの基本(すべらない靴を履くとか)もあるだろうが。これらの根拠については記事のなかでおいおい触れていく予定。

日常、なにも考えず買ってるTシャツって、ほとんど綿100%だったりする。普段着ならいいけど、汗を吸って乾かないので、歩くときには大変不愉快だ。ぜひポリエステルとかアウトドア専門店で売ってる合成繊維系のTシャツを歩く日数枚以上持っていくべきだと思う。

ポップンinレッズ今回は、インナー用、ウォーキング用の吸湿速乾性素材シャツ2枚と、恒例の(?)浦和レッズのユニフォームを持参して行った。このユニフォームは10年以上前に購入し、マッターホルンともコラボしてるツワモノなのだ。今回母島とのコラボという勲章をまたひとつ獲得したのであった。

ただ初日は散策レベルだったので、普通の綿100%ノースリーブTシャツで出かけたわけだ。そして、頭だけで理解していた綿100%が汗100%の不愉快さへと変化していく様を実体験した。

●石次郎海岸

最初に訪れたのは石次郎海岸(右上写真)。集落のある沖港から徒歩数分だ。坂道を登ると入り口が見つかる。

この坂道、けっこう山道(笑)。

ここで運動不足人間は「おや?」っと思わなければならない。坂道がここだけだと思ったら大間違いなのだ。しかし、初日でもあり、起伏があることも頭では理解して来てるので、まだへこたれない。無知とは時に危険な冒険だ。

石次郎海岸石次郎海岸へ降りてみる。男性が独り「浸かって」いた。なんとなく銭湯に来てるような感覚にとらわれる小さな海岸だ。小笠原旅行には欠かせない「好きです!小笠原」(ニッポン離島探検隊著/双葉社刊)にも「6畳一間といった感じ」と書かれていた。

だが、この箱庭な感じのためか、波の音は大変心地いい。左右の壁に反響しているようにも思える(モニタリングしてるとだけど)。さっそく録音開始。先客の彼もしばらく泳いでいたが、いかにも録音してるテイのオレに遠慮してくれたのか、フッといなくなり、まさにプライベートビーチ感覚となった。

海岸のちょうど真ん中あたりと、右壁際での岩肌へ当たる波の感じとを録音した。地形的にも風に邪魔されることも少なく、一発目からかなり気に入った音が録れた。

気分良く帰ろうとして、降りてきた石次郎海岸の短い階段を戻っていくが、いきなり大腿四頭筋が弱っていることに愕然とする(笑)。足が上がらないぞ!まだ初日の一発目だぞ!筋肉の衰えってこんなに直接的ダメージだったっけ?いろんな思いが渦巻きつつ、やっとこさ登りきった...。

石次郎海岸入口

●御幸之浜

石次郎海岸で体力の衰えを自覚し始めてはいたが、まだ徒歩での島巡りを考えていた。これまで運動不足だったし、27時間超の船旅での疲れもあるんだろうと思い込み、明日以降のウォーキングに向けたトレーニングを兼ねて、もういっちょ行ってみようと思った。最初の録音の成功が弾みをつけたともいえる。

事前に母島観光協会で聞いた話では、次の御幸之浜までは沖港から20分程度とのことだった。それなら大丈夫!と歩き始めた。途中で、さっき石次郎海岸で泳いでいた彼と出会う。挨拶すると「どこまでいかれるんですか?」と聞いてくれる。

無謀な旅行者がこんな夕方から南崎方面へ歩こうとしているように見えたのかもしれない。ここから先に民家はなく給水も不可能で、歩き始める時刻はとうに終わっていた。「御幸之浜まで」と応えると、安心してくれた(ような気がした)。

だが、またしても坂道...いや山道。地図を見るともっとカンタンに浜へ出られそうに見えてきて(実は間違っていたのだが)、坂道を脇に逸れて歩いていった。するとそこにいた兄ちゃんに「こっちは抜けられませんよ」と教えられる。そこで地図を見せると、まぁわかっちゃいたのだが「あの道です」と山道を指差された。ごめん、楽しようとして幻の道を夢みてました!

タマナ並木母島に王道なしか...(?)。仕方がない。行こう。そのためのハイキングシューズじゃないか!というわけで坂道を登ると、程なくタマナ並木の入口があった。近くて喜ぶ。ここから300mで御幸之浜だ。

タマナ並木も起伏はあったが、右から波の音が聞こえ、海岸線にいることが感じられて気持ちがいい。あっというまに浜についた。だが、しかし。音的には正直イマイチ!

最初は砂浜ではなく岩場だったので、面白い波の音が録れるかなと思ったが、いかんせん波が強い。潮の満ち干きとも関係あると思うけど、このときの波の強さは、音だけで聞くとちょっとうるさい。

波の音は“緩急の妙”というか、ゆらぎが必須条件だと思うのだ。このゆらぎは宇宙(地球と月)のゆらぎであって、気持ちのいいゆらぎを得ることは、外海的な強さのなかでは難しいように思う。そういう意味で、御幸之浜も録るには録ったが、ちょっと使いにくい波の音だった。

音楽に休符があるように、波にも適度な休符が必須だ。気持ちのいい間といおうか。ひっきりなしの波の音はやすらげない。パンク聴きながら寝られんだろ(笑)。そんな感じの波音だった。

基本はやはり凪の音だなとあらためて自覚できたという意味では、この御幸之浜の経験も役に立ったと思う。

●水分補給は生死の問題!

御幸之浜ちょっと気分がトーンダウンしつつ、明日以降のイメージをあれこれ考えながら集落へ戻った。御幸之浜なんて徒歩20分の距離だが、これだけ体力を消耗している。明日もし南崎まで歩いていくとなると、片道この5倍程度は歩く必要がある。それも山道に等しい起伏の激しさだ。

また、水分補給の問題は実に大きな問題である。ガイドブックにも2リットルは必要と書かれている。万人向けの遊歩道で2リットル必要ならば、オレなんて6リットル必要だろう。おそらく遊歩道にたどり着く前にギブアップだ!

だが途中でギブアップしたとして、そこからどうする?徒歩で戻らなければどうしようもないが、電話もない(PHSしか持ってない)。人通りもない。ギブー!ギブー!と叫んでも誰にも聞こえない。こりゃ死ぬぞ。確実に死ぬ...。

そういうストーリーがハッキリ見えた瞬間、「明日はレンタルバイクを借りよう。うんうん、そうしよう。うん、絶対、そうしよう!」となだき武バリに言い聞かせながら、徒歩20分の下り坂を歩いて帰ったのであった。

帰り道、母島唯一の個人商店である前田商店で、500mlのペットボトルを5本購入した(お茶3、水1、コーヒー1)。コーヒーはメインストリートの中心にあるガジュマルの木の下に座ってゴックゴク飲んだ!美味すぎるー!さらにその日の夜、お茶も3本飲んでしまったのであった。こりゃ普通に生活してても水分は2リットル必要だな。(つづく)

メインストリート

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