おがさわら丸で過ごした1日ちょい
前の記事で船酔いに関してのコメントいただきました。せっかくなので、船でいかに過ごしたかをメモしておきたいと思います。
昨年、フェリーで北海道に行きました。その往路では爆笑をこらえて体調を崩し、とんでもない目にあいました(笑)。それで今回はなんとしても2段ベットの特2等が取りたかったのですが予約がいっぱいで、結局雑魚寝部屋(2等)に甘んじました。しかし総じて快適でした。まったく不快なことはなく、25時間半がそれほど長く感じませんでした。
船酔いについては、乗船後出航前に酔い止め薬を飲んでいました。その筋(?)では「効く!」と定評のあるエスエス製薬アネロン「ニスキャップ」(6錠)です。そのおかげか、まったく酔わなかったです。
ニスキャップは2錠ずつ行きと帰りと予備とに小分けして持って行きました。この酔い止めは1錠で約1日効き目が持続するそうなのですが、なにせ片道1日以上なので(笑)、船内で起床したときも飲みました。それで往復4錠って計算です。
もし酔い止めがなかったら、船酔いしてたかもしれません。そんな酔いそうな揺れではありました...。2等船室にいて、北海道のフェリーよりもスピード感ありましたよ。そんで大きな揺れと小さな揺れとがグワングワン来る感じはあって、「あ、これで酔わないのは薬が効いてるからかなぁ」と思った瞬間は何度かありました。
●船の中での過ごし方
とりあえず出航後即効で食事。外海に出たら揺れそうだから。レストランはまだガラガラでした。そこで豚キムチ丼(750円)を食べました。基本的にひとりのときは昼夜問わずアルコールは飲みません。
食べたらとりあえずデッキに出て、東京湾にさようなら~。このときポータブルプレイヤー(iPodではなくZEN16GB)でシャッフル再生してたら、スタートレックのテーマが!うーん、下手な占いよりあたりだよ(笑)。
結構長く海を見ていました。その後、15:00~16:00は仮眠。メモ帳がわりにミニスケッチブックを持ち歩いているのですが、そこには「ゆれるが酔いなし」と書いてました。
その後18:45~19:10にレストランで夕食。おが丸島塩ステーキ(1300円)と、ちょっと豪華に。行きにステーキを食べるほうがいいと思ったのは、肉を仕入れて間がないと思ったから(^_^;)。もちろん真偽は不明ですが。このときも「かなりゆれているがよいどめ効果でよわず(のんでなきゃかくじつによってる!)」と日記に書いてます。
食べ終わって缶コーヒー(160円)を飲みました。基本的に、食べて寝てみたいな感じですけれど、あいてる時間は読書してました。これも酔わなかったればこそ!「久世塾」を21:00に読了です。その後就寝。2等船室は22:00消灯です。
翌6/26(木)は朝4:30ごろ起床しました。日の出を見ようという人はこのくらいから活動を始めるので、結構起きてる人いました。朝食は軽めでいいので、お茶(160円)とポテチ(150円)。
5:00~6:00は朝日を見るためにデッキへ。来る前はとにかく天気予報に釘付けだったのと、波の音を録るために母島の干潮・満潮とか日の出・日の入は頭に入れていたので、結構朝日とか夕陽とは縁がありました。
8:50~10:00にはデッキ左側に陣取って、ずーーーーとケータ列島を見てました。まったく飽きないです。なんたって小笠原諸島の玄関口との遭遇ですからっ!久々の陸地だし(笑)。このとき、母島へ渡る人向けのアナウンスがあり、宿が全室満室だと知りました。
ざっとこんな感じなんですが、25時間半と聞くと最初はあまりに長いと感じますよね?しかし時間取りがいいというか、朝10:00に出航してワクワクしているうちに昼食・夕食食べて寝て、朝になったら朝日みて小笠原諸島が見えてきて、11:30にはもう下船でしょ。あまりボーっとしてる時間はなくて、いいバランスなんですよね。
北海道行きのときは、不可抗力で体調崩してたのもありますが、朝起きてからが長く感じました。中途半端な時間が長いと持て余すけれど、おが丸の25時間半は1日きっちり過ごせる感じでした。
ただし、帰りはちょっと気分が重いので(笑)、行きほど短くは感じないかもしれないですけれど(^_^;)。まぁ帰らなきゃならないんで我慢しましょ。でも島で知り合った人としゃべったり、船でちょっと声かけたりすれば、楽しいひとときも待っておりますわ。必ず父島か母島から乗った人ばかりだから話題はひとつだし、やっぱ旅慣れてるツワモノが多いから面白い話が聞けるかも。(うるさすぎる集団は最悪だが!!!)
というわけで、この記事の元になったミニスケッチブックメモ画像をアップして、快適なおが丸の一日ちょいを終わります(この画像だけでよかったかも...)。
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コメント
なるほど。
船酔いって、ある意味気持ちの部分もあるようだから、「これは効く」って思える薬があるというのは心強いですね。
なんとか25時間頑張れそうな気がしてきました。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2008/07/18 10:05
おぉー!がんばられますか!がんばる甲斐はあると思いますよー。
ほんとに船酔いは精神面も結構大きいかもって思いましたね。私の場合、子どもの頃本州一周の「少年の船」で酔った経験があったのと、普段飲まない分風邪薬がめちゃめちゃ効く体質だという経験で今回は薬を飲んだんです。
東京湾を出て何度か揺れで「あぁ船酔い来るな!?」と思っても吐き気・めまいなどが物理的に来なかったので、精神的に楽になりました。「いけるじゃん!」みたいな。それで自己暗示かかってたかも。
追記としては、オンシーズンのおがさわら丸2等船室は寝返りが打てないくらいのギュウギュウ詰めらしいので、時期は選ばれたほうがいいかもしれません。あと2等船室はかなり冷房が効いてるので就寝中寒いと感じるかも。
投稿: ポップンポール | 2008/07/19 10:57
アドバイス、ありがとうございます。
ウチの奥さんも小笠原にはすごい関心を持っているので、いつかほんとに行きたいです。
あとは、スケジュールの問題だけですね。
お金?
お金はあるっ。
って、言ってみたい。
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2008/07/19 11:31
コメントありがとうございます。小笠原諸島はどうしてもある程度の日数が必要なので、スケジュール調整は重要課題ですね。
でも旅好きのピーちゃんの身元引受人さんには小笠原諸島の自然を味わっていただきたいですね(って私も小笠原初心者ですが...)。
滝めぐり、岬めぐり、島めぐり、山めぐり、ラーメンめぐり(笑)、地図のうえに嗜好のレイヤーを被せると日本列島のすばらしさがいつも新鮮に浮き上がってきますね。
自然に触れたときに(ときだけに)日本人でよかったと思えます。
投稿: ポップンポール | 2008/07/20 08:39