バイノーラル@高麗川
高麗川横手渓谷にて
(mp3/4.1MB)※ポッドキャストで聴けるようにしました。
今日は昨日と打って変わってめちゃめちゃいい天気でした!ようやく出かける気分になり、高麗川横手渓谷と五常の滝へ行ってきました。目的はもちろんバイノーラル録音です。だから出来ればイヤホンやヘッドフォンで聴いてください。
フィールドワークに出かけるといろいろ学ぶことが多いですな。録音めあてで世の中を見ると、観光地で写真を撮るときとはまったく異なる視点になりますね。
ズバリ敵は子どもと車と飛行機です(笑)。行楽地に行くと、とにかくうるさい。いや、それが行楽地というもの、結構結構!でもそういうところから一歩踏み込んで、ひとけの無いせせらぎを探し歩きました。
JR大宮駅を起点にしたので、JR川越線で高麗川駅まで行ってそこから歩きました。タウンウォッチングがむしょうに好きなので。時間短縮するならJR東飯能駅(八高線)まで行って西武線に乗り換え、武蔵横手駅下車がもっとも楽ちんです。
高麗川横手渓谷は、西武線の武蔵横手駅と高麗駅の間あたりです。ここの清流はとにかく水がきれいなんですが、音も大きすぎず小さすぎずで、まさに“せせらぎ”でした。初めての渓流録音地としては大変よいポイントでした。
逆にあいあい橋のあたりはお子さん連れで遊びにいくにはいいところですが、行楽客が非常に多く、録音ポイントとしてはイマイチでした。
●バイノーラル3分間録音のススメ
リアルヘッド方式のバイノーラルマイク(BME-200)はイヤホンのように自分の耳に入れて録音するんで、当然ながら顔を動かせば左右のバランスも変化します。これが結構難しい。小鳥が鳴くとついそっちを見てしまいます(笑)。
でも長時間同じ向きでいることは苦行なので、そういうとこはゆるーく、自然を楽しめばいいと思います。音源売るわけじゃないんで。私は3分間録音のススメを説きたい。3分間、敵にも邪魔されず、いいバランスで録れたらそれでOK。ポップスを聴くようにせせらぎを聴こう宣言です(笑)。
もちろん録音は切らずにし続けて、マイクゲインやレベルを換えたりしながら安定するポイントを探します。そして決まったらそこから3分間待つのだぞ(チャン!>古っ!@ボンカレーCM)。
高麗川横手渓谷では15分程度いい音で録れたのですが、ブログには子どもと車と飛行機の入ったヤツをアップしときます(笑)。NG集はそれはそれで好きなので。それでも清流の音とか小鳥の音とか、結構気に入ってます。
あと、レコーダのZOOM H2の思わぬ効能。それはあのマイク型フォルムです。バイノーラルマイクがいかにもイヤホンに見えるので、まわりから観ると「滝を見に来てまで音楽聴かなきゃならんのかねぇこの人は!?」みたいな眼で見られがち。しかし(本当はバイノーラルマイクで録音してるけど)いかにもH2で録音しているかのように持っていると、手持ちマイクで録音しながらモニターしてる人に見えて不自然さが減ります(笑)。
3分間ずつでもいい音が溜まったら、それをフェードイン・アウトが重なる感じでつなげてノンストップ安眠CDを作りたいと思っております。フィールドワークで楽しく疲れて安眠CDを作る。なんてすばらしい循環なんだ(笑)。
今後もちょくちょくバイノーラル録音をアップしていくつもりなので、「サウンドメモ」ってカテゴリーを新設しました。
最後にもうひとつ発見したことを。全国の観光地でない清流を探すのはなかなか難しいです。でもアタリをつけるには釣り関係の本がいいかも!
渓流釣りの人とバイノーラリストとは求める条件が結構似てる。そしてお互いに干渉しない(笑)。というわけで佐々木一男先生の渓流本でも読もうかなと思っている昨今です。ひとくちメモでしたー(笑)。どんどん未知の領域に興味が広がってくなぁ。
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