メタボ対策に秘策
BMIを計算していて秘策を発見!
身長を20cm伸ばせばいいんだ!
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ゴールデンウィーク前あたりから、にわか宮本常一ファンになり、最初に買った2冊を含め4冊をほぼ同時並行して読んでいたが、この「旅の民俗学」(河出書房新社)を一番早く読み終えた。
宮本常一さんが、さまざまな分野の専門家と対談や鼎談をしている本なので読みやすく、またそれぞれのテーマがコンパクトにまとまっていて興味を引くつくりになっている。さすが河出書房だ。
この書籍は2006年8月30日初版発行なのだが、各章の初出一覧を見ると、1968年から1980年だった。一番新しくて26年前なのだ。集めるべくして集められた珠玉の名編(というとホメ過ぎかもしれないが)となっており、編集のウマさというか視点のセンスが光っていると思った。
ボクは旅も好きだが書籍(造本)も好き。良心的な中小零細出版社というのは多々あれど、あまりに学術的に過ぎたり資料的価値に寄り添ってばかりいたり、というのは好みじゃない(そういう書物も大切だとは思うけど)。
そこそこの部数を狙わなければならない中堅出版社であるがゆえの頭の使い方とか編集力とかに光るものがあったとき、むしょうにうれしくなる。これが講談社や小学館クラスだとまた違うんだよな(^_^;)。
表紙もいいでしょ。この構図。道を歩いている二人は誰なんでしょう。この道はどこの道なんでしょう。いろんな想像をしてしまう。日本国じゅうを歩き回った宮本常一の原点は「道」であることが、この1枚の写真に表現されてる。
学者や文筆家との対話が面白い。専門家から出されるテーマを、宮本常一は地道な調査に基づいた論理で考証していく。現場主義だから説得力がある。またその現場も点ではなく線であり面で捉え、さらに歴史文書(古文書など)と照合して立体的に検証し、誰にでもわかる言葉に噛み砕いて語ってくれる。
というか、おそらく各地を歩き回って調査するうえで、この「わかりやすい語り部」の才能が宮本常一の大仕事の原動力となっていたように思った。仮説も含めあらゆるテーマに現場から応えられるというのは、やはり並大抵のことではない。
そしてその生活者へのまなざしを、常に彼らの側に置く。宮本常一の仕事をあらわすとき、「調査」よりも「旅」が似合う所以だろう。旅人の謙虚さと、民俗学者としての洞察力、そして魅力的な話術。世間師宮本常一の真骨頂はそこにあるな。
内容では、個人的に山崎朋子さん・茂在寅男さんとの鼎談「海と日本人」(1977.6)がうれしかった。山崎朋子さんは大ベストセラーのノンフィクション「サンダカン八番娼館」の著者だ。鎖国以前の日本人が海洋民としていかに活き活き生活していたかがわかる。
国家とは何かを再度考えずにはいられない。国家の縛りがなければ、日本人は海洋民として縦横無尽に外海へ飛び出していたことだろう。海洋技術も発達してきたことだろう。それを統治管理する必要があるとすれば、誰の必要性なのか、また何のために国境を存在させたのかがはっきりわかる。
国家とは権力者による収奪と富の流出阻止のための線引きだろう。民は独自のネットワークを持ち、自然の循環のなかで暮らしていたし、土地土地にオリジナルな知恵をふんだんに育てていた。それを画一化(侵略)していく道程こそが近代化だったのかもしれない。
進化の恩恵は計り知れないし、国家権力の後ろ盾がなければ宮本常一の仕事もなかったかもしれない。それは認めつつ、人にとってまず何が大切で、何を守り、何を育て、何を伝えていくのか。個々人の生活史のなかに知らぬ間に入り込んでいる強者の歴史観、国家による思考停止した地方破壊の現状を、いま一度、自分のこととして捉えなおしてみたい。
文部科学省は国語をやめてお国ことばと郷土史を全面的に採用した方がいいのではないか。国家という画一化した幻想でなく、生活している土地を原点に外界を捉えるほうが生きる力も愛郷心も芽生えると思うが。日の丸・君が代がいかにウソかが見えてくる(>だからやらんのかもしれんが...)。
ま、そんな大仰なことなんて考えないで、スローライフな感覚で読める良書でした。このなかでさらに興味の湧くテーマが見つかったら、次の読書へつながるという意味で入門編としても良かったです。
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都会では 自殺する 若者が 増えている
だけども 問題は オレに合う 靴がない
いかなーくちゃ 靴を探しに行かなくちゃ
オレにー合う靴を履かなくちゃ 靴がないー
などと陽水の傘がないの替え歌を口ずさみながら帰宅したのであった。足のサイズを計測してもらったら、これまでずっと履いていた靴より2cmも短いことが判明。道理で歩くのが辛かったわけだ。
しかし、その足長サイズでは足幅や足囲の合う靴がなかった。もっと大きなアウトドアシューズショップに行って探すか、カスタムメイドするかしかなさそうだ。
とりあえずインソールのスーパーフィート(トリム・ブルー)だけ買った。これもサイズをあわせてもらったところ、自分の思っていたのより一回り大きなサイズが、土踏まずにジャストフィット。しかし長さだけかなり長いのではさみで切って使うことに。
足のサイズなんて意識したことなかったインドア派には新鮮な驚き(笑)。靴を買ってからでないとインソールを切ることも出来ないが。
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最初に言いたい。怖い本である。今すぐにでも旅に出たくなってしまうのである。地球を探検したくなる。隊長と一緒に。その一歩を踏み出せるかどうか。インドアなオレ(笑)に問いかけてくるのである。
中村伸一隊長率いる地球探検隊(エクスプローラ社)との出会いは、先日のジョー奥田さんとの夕べだった。楽しい会だった。ただしインドア派でも楽しめる会だった(笑)。だが、地球探検隊の旅は、まさに自分たちで作り出すアウトドアな旅なのだ。隊長の本をこの会に持参されていた隊員の方がいて、ちょっと見せてもらった。帰宅後さっそくアマゾンで購入した。今回紹介するにあたり、表紙カヴァを自分でスキャンした。オビがないほうがこの写真のすばらしさが伝わると思ってさ。
実はすぐに読み終えていた。だが感想を書くのをためらってもいた。オレにその資格があるのだろうか。インドアなオレに...。隊長は飲み会の席で自己紹介するオレを真剣な眼差しで見ていた。普段はつねにスマイルの隊長だが、人の話を聞くときのこの姿勢にビジネスマンとしての才覚を見たような気もした。「地球探検隊」ブランドは誰にでも作れるものじゃない。特に自己責任を問われる「大人の旅」にトラブルは付き物なのだ。「ニコニコ顔の命がけ」(100頁)のスタッフと作り上げる旅ブランドなのだ。
●旅とはトラブルであり、トラブルとは旅である。(117頁)
ほんとにそう思う。クレヨンしんちゃんも「トラベルはトラブル」だと言ってる。オレも旅先でトラブルに出会うと不安だが高揚する。五感が刺激されてアドレナリン分泌量が増えて(いるような気分になって)、なんだか旅してるーって気分になる。旅の思い出話で一番盛り上がるのってトラブル話でしょ?トラブルこそまさに自分だけの体験だからだと思う。
最初の海外旅行の経験が大きい。オーストリアからハンガリーへ入る電車を乗り間違えて、ショプロン(Sopron)というハンガリーの北茅ヶ崎駅みたいな田舎駅で乗り換えた。初めての海外で、ビザ確認のため国境警備隊に別室に連れて行かれて囲まれたときのビビり感は相当なものだった(笑)。ショプロンがベルリンの壁崩壊の端緒となった「ヨーロッパ・ピクニック計画」の中心地だったと知ったのはつい最近のことだ。オレが降り立ったショプロンはベルリンの壁崩壊の1年3ヶ月後だった。東欧はまだ遠くて得体の知れない世界だったのだ(初海外だったし)。
これで予定時間が大幅に狂った。ショプロンの駅から宿に電話しようと試みたが公衆電話が通じない。電話のかけ方が違っているのか回線状況が悪いのかもわからない。人に聞こうにも言葉が通じない。とにかくブダペストにたどり着いたが、今度は旅行会社からもらった手書きの地図(!)がまったくのウソっぱちで、宿が見つからない。めちゃめちゃ歩き回り、夜遅く自力でたどり着いた。疲れ果ててフロントに向かったら、フロントの兄ちゃんがいきなり「フジヤマ!ゲイシャ!」と叫んでくれて、なんだか爆笑した。
些細なトラブルの積み重ねと、なんとかそこを乗り切っていま生きてることが、旅の財産のような気がする。ビジネス旅行(出張ともいう...)やパックツアーでトラブルはご法度だ。それは旅行かもしれないが旅ではない。この違いを強烈にプッシュしているのが「地球探検隊」というブランドのような気がする。
●何もないのにすべてがあった(122頁)
モンゴルは襟裳岬か(笑)。この本を読むと、モンゴルに行きたくなる人が多いそうだ。オレもそのひとりかもしれない。モンゴルに惹かれる最大の理由は「今日」を生きるという感覚。それに惹かれるのだろう。何もない草原にいる自分という存在を感じることができそう(>行かなきゃわかんない)。
「自分探し」が20世紀末にある種のブームとなった。それは物質で満たされた世の中で、物質とか肩書きとか、そういうものを取っ払った自分自身の価値を見つけようとする精神の“病”だったように思う。「今日」を生きている人は、そんな理屈で悩んだりしない。そんな理屈を並べ立てなくてもいい場所がモンゴルなのかもしれない。見つけようとしても見つからないこの「自分」という存在は、なぜか都市では見つからないのだった。そんなこと考えなくていい場所で考えなくなった自分に気付いたとき、答えは見つかるのかもしれない。
...と、いろいろ書いてきたけれど、決定的にオレに欠けているものは「行ってない」ことなのだ。行かなきゃはじまらないし、感動が共感にも変わらない。まさに評論家になってしまってる。「四の五の言わず行ってみろ!」という、これも自分自身の声なのだが、そういう声がこの書籍を前にして、常に聞こえてくるわけだ(^へ^;)。
オレが10代のころ、まだ地球探検隊は存在していなかった。あの頃出会えていれば...と考えるのはよそう。まだ遅くない。感動を共感に変えられるかどうかは、オレしだい。そう迫ってくる。ちょ、ちょ、ちょっと、時間ください(((^_^;)。最近ヤマケイを初めアウトドア系の雑誌買ったりしはじめた段階なもので(笑)。今日とりあえず、シューズでも見てこようかな。
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ゴールデンウイークにバイノーラル録音してきた高麗川と五常の滝の音素材を加工して、CDに焼いてみた。全部で7曲(?)入りの安眠CDが完成。
まとめて23分程度しかないので、曲順逆にして2回入れたり、クロスフェードしてつないだりしたバージョンを入れたりして50分以上にしてみた。そのくらいの長さが無いと安眠までたどり着けないからな(笑)。
まぁ、安眠のためにはジョー奥田さんのCDほか、超ハイレベルな自然音CDも持っているわけですが...。それはそれ、これはこれ(笑)。自分のリアルヘッドで聴いて録音したバイノーラルな音からのセレクトは、100%オレ好みの音になってる。そこがミソなのかもしれない。
もっとも、思い出が走馬灯のように思い出されて眠れないかもしれないが、そういうときはジョー奥田さんのCDに差し替えればいいわけだ(笑)。
せっかくCDに焼いたので、ジャケットも高麗川のせせらぎを印刷してみた。我ながらこの色合いがいいな。ベン・ハーチックな総天然色映画風茶系色が大好きなので、かなりイメージどおりに出来た。こういう作業は楽しいな。またいろんなところに録音しにいって、CD作りたいと思った。
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行って来たぞー、水谷豊さんのミニコンサート@LAZONA川崎へ!ちょっと遠かったけど、ラゾーナ広場はJR川崎駅から直結だったので、座れれば移動圏内だった。
アマゾンからCDが届いたのは5月17日(土)だった。届いたその日に封を開けられないことも多いのだが、この日は意識することなくすぐに開けた。すると特製CDジャケットがもらえるミニコンサート告知が入ってた。しかも翌日(つまり今日)。それも全プレ(全員プレゼント)!こりゃ行くっきゃないでしょ。
12:35から15:30まで整理券の配布があると書かれていたので、とりあえず12:30に間に合うように行った。だが、いま、かなり来てます、水谷豊さん!12:15ごろもらった整理券番号は2977番でしたよ...。思わず0001番からだよね?って聞こうかと思ったくらいにビックリした。
コンサート後、全プレに1600番あたりまでが整列しているとき、オレの後を通りかかった人が「ここまでで一時間半だから、もう一時間半かかるよ」って言ってた。確かに...。オレのあたりで3000番だとすると、4000番以上いたかも?テレ朝のアナウンサーが前説で聞いた1番乗りの人、朝4時過ぎからいたそうな。ステージ一番前でお元気そうでした...。
だけど主催者側もそうとう驚いていたようだった。水谷豊さんご本人も事前に2000枚サインを書かれていたそうだ。それが12:35の整理券開始前に前倒しで配布されてて12:15のオレが2977番。引き換え場所がわからずうろうろしてて500番くらい損したな。サインも結局公演直前まで書かれていたそうで、2400人目あたりまではサイン入りの特製CDジャケットがもらえていた。どちらにしろ微妙な位置だったなぁ。
それ以降は、サインなしの代わりに握手会に急遽変更された。オレも握手組(サインなしの特製ジャケはもらえた)。4000人全員プレゼントってのは、かなり大変な作業だ。主催者の予測の倍だもんな。でも水谷豊さんは終始にこやかでプロだなぁと思った。「このジャケットお持ちの方で、もし街でボクと会ったら言ってください、ボク、サインします」ってコメントいただきました!拍手と笑いで会場はなごみムードにー。
ミニコンサートでは鉄板の3曲「カリフォルニア・コネクション」「やさしさ紙芝居」「何て優しい時代」を歌われた。このCDキャンペーンでのコンサートは後にも先にもこれ一回だとか。来てよかったー。
水谷豊さんはテレビを主なフィールドとされているためお茶の間に浸透しているが、オレがオトコ市原悦子だと思っていたように(笑)、そのオーラは“銀幕のスター”といった感じで、なかなか近寄りがたい。でも、実際にはほんとに気さくな感じで、スターのオーラはそのままに素でイベントを楽しんでいらっしゃるようにオレには見えた。
最後、握手会に切り替わってようやく順番が回ってきた。スタッフによる「立ち止まらないでください」「握手は手を差し出すだけで力をこめないでください」の連呼のなかなので、一言だけ「(22年ぶりCD発売)おめでとうございます!」と挨拶したら、ちょっと身体を斜に構えるような感じで「Thanks」と応えてくださいました。かっこいい!
確かに素のまんまでスターでしたよ、水谷豊さん!今度どこかで出会ったら、特製CDジャケットにサインしてください。約束ですから(笑)。持ち歩くぞー。
追記)-----
ネイチャージモンだけでなく(笑)、水谷豊(相棒)情報でも熱い記事を配信し続けるせるさんのブログにコメントしたら、早速このライブ記事情報を教えてもらいました!写真はマスコミ以外禁止だったので、貴重な写真がいっぱいのうれしい記事ですねぇ。せるさん、サンキュー!!
記事のなかに、観客を背にカメラに向かって指差してる写真がありますが、この撮影のときオレはちょうど左側(水谷さんの左腕側)の舞台そばに立ってました。間近ではあったんだけど写真に入れず残念!それにしても、観客1万人だったとはっ!他の記事ではサイン会だけでも5000人とか(実際はご本人手渡し特製サイン入りCDジャケプレゼント&途中から握手会でしたけど)。ものすごいムーブメントがやってきてますよ!相棒!
とりあえず、テレ朝イチオシイベントだったので、明日の朝のやじうまワイドは録画予約します(笑)。
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今週(5/12~17)、セツ・モードセミナー1Fギャラリーで曽我部渾(そがべあまね)作品展が開かれていて、昨日行ってきた。曽我部渾は筆名で、実は彼女は旧知のH嬢だ。デザイナーだったのだが、画家になるつもりなのかっ!?
今回が記念すべき第一回個展だ。お祝いもかねてデザインに興味がある後輩とともに訪ねてみた。H嬢も案内してくれるというので曙橋の駅で待ち合わせ、3人でギャラリーへ。
セツ・モードセミナーはスタイル画で有名な故・長沢節さんが作った教室。はじめて訪れたのだけど、そのたたずまいはパリのかわいらしい小さなアトリエのよう。モンマルトルの丘を想起させるなと思って、いまググってみたらそういう場所を選んで建てられたようだった。
曙橋の駅から徒歩数分のところにこんな閑静な場所があったんだなぁ。曙橋は酒飲んで某編プロ事務所にもぐりこんで夜を明かした思い出だけだったが、キレイな思い出も出来てよかった(笑)。また、セツ・モードセミナー前の坂道と階段は、まさにタモリ好みの“いい坂”だった!
1階の入り口を入るとそこがギャラリーになってる。H嬢は画家である前に、デザインや装丁のキャリアがあるわけで、そういう作品も並べるのかと思っていたが、それらは一切なく、今回の絵画(一部オブジェ?)作品だけで、シンプルな空間を作り上げていた。文明の面影展に過去のキャリアの面影は置かずに勝負ってことか?清いねぇ。
ただ、描かれる絵には、やはり過去の仕事から一貫して通じる色=白があった。それが個性というものなんだろうか。特に最初に作った作品に色濃く表れていた。ただしその作品はやはりまだ奥行きが浅い。その後の作品(上記DM画像に印刷された作品)と比べると原石といった趣きだった。
背丈くらいある作品もあった。台所で描いているそうだ(笑)。アクリル絵の具でこういうタッチの絵は結構珍しいと思う。背景の処理などまだまだ荒削りなところもあるが(ってそれオレが高校時代に画家の先生に言われたまんまなんだけど!)、伸ビシロを感じさせるな。
第二回個展もまた予定があるようなので、それまでには作品も増えていくことだろう。いまの白の時代から色彩の時代へ。また成長の跡が見られるといいな。
昔はオレと一緒にいると骨折したり、オートロックに阻まれたりあまりいい事のなかったH嬢だが(笑)、最近はアクシデントもなく絵画に集中できているようで良かった良かった。
タモリ好みの階段を上って四谷三丁目の駅まで送ってもらい、そこでH嬢と別れ、オレと後輩とは仲間の待つホルモン屋へと向かった。絵画も良かったが、ホルモンも超美味かった!
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疲労と小雨と気温の変化は天敵。今回もまた条件がそろったようで、月曜から腹痛と悪寒でやばかった!
自然治癒を目指すタイプなので、とにかく悪寒対策に梅がゆだけ食べ、着込み、20時ごろ就寝。
夜中3時には大汗をかいて目覚め、着替え。
そのころには体温がものすごく上がり身体も火照ってくるので、逆にアイス枕で頭は冷やしつつ、徐々に薄着に。
身体の神経が過敏になっている。それがバロメータ。
二日かかったが、少し良くなった。ブログを書けるくらいには。
でもまだ小雨は続く。はやく晴れて欲しい。
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うーむ、飲みすぎた!久方ぶりの楽しい飲み会で久米島の泡盛久米仙をロック(南極の氷)でガブガブ飲んでしまった。こんなになるくらい飲んだのも久しぶりだ。
昨日は地球探検隊(エクスプローラ社)のオフィスにて、ネイチャーサウンドアーティスト、ジョー奥田さんのお話を聞く夕べが開かれた。奄美大島の旅と録音について大変興味深いお話が聞けた。
特に夕べと懇親会の間にあった30分程度のフリートークの時間には、ボクのインタビュアー魂が17年ぶりくらいによみがえり、さらにいろんなお話も聞けた!興味があることだとまだまだ燃えられるんだなオレ(笑)。
●録音は女性向き!
ジョー奥田さんには、雨の音や滝の音など、私自身が録音をして難しいなと思っていたことをいろいろ聞けた。ジョーさんは企業秘密的な部分にまで少し踏み込んでいろいろ教えてくださった。感謝!!!
ジョーさんの録音に関するお話で印象深かったのは、女性への録音のススメと録音物を残すことの面白さについて。
フィールド録音を行うのはなぜか男性が圧倒的に多い。釣りとか写真とか模型とか、独りで忍耐強くやるイメージの趣味にこの傾向が多そうだ。しかし「録音」は聴覚による繊細な感性が必須なので、実は女性に向いているというお話。
人生のいくつかの節目節目を音で残すことは、ビデオやカメラよりもさりげなく出来るし、「音」は時間が経つにつれてその価値は何倍にも膨らむとか。
昔の写真を見てもそのときの音はなかなか思い出せない。でもそのときの音を一緒に聞くと、そのとき見たもの感じたことなどがまざまざと思い出される。リニアPCMなど超リアルな音が手軽に録音できる現在、音で残す需要はますます広がりそうだ。
またセクハラ・パワハラなどを受けたときに、証拠を音で残せるという実務面でもハンディレコーダはオススメ。
ボクはジョー奥田さんのCDを持っていったけれど、なかにはジョー奥田さんがフィールド録音に開眼したきっかけになったOrange Tree Production制作のCD持参の女性もいらっしゃって、オススメCDを教えてもらったりした。
●地球探検隊員になりました(予備軍?)
この会は地球探検隊の夕べの一環として催されました。隊員(旅のリピータ)の皆さんと録音好きの皆さんとが混在していたので、いつもの夕べとはちょっと雰囲気が違って、おとなしい会だったようです(笑)。
しかし夜の懇親会では旅のアイテムに“録音”が加わって、隊員の皆さんにも録音に興味津々な方がたくさん現れて面白かった。また、こちらは逆に隊員の皆さんに旅への想いを目覚めさせていただきました。中村隊長(社長じゃなく隊長と呼ばないとダメ ^o^)にも初めてお会いしました。名刺には「代表取締役 隊長」って...かっこいい!
こんだけ飲んだ翌日(つまり今日)も、伊豆で「MTBに挑戦!」ツアー同行とか。底抜けに明るくバイタリティあふれる隊長はとっても魅力的な方でした。噺家さんみたい(笑)。この熱さが隊員のハートをわしづかみなのかも!?
それにしても、世の中には旅のツワモノがいるもんですね。それも女性が多い。隣に座った若いRさんにたくさん旅行に行ってるのか聞いたら、屋久島から戻ってきたばかりで、まわりの友達と比べたら多いけれどここに来たらまだまだとおっしゃる。
他にも中東諸国とか南米とか旅しまくってるTさんも見た目はごく普通だったり(って普通じゃない旅しまくり女性はどんなイメージなんだ?)。
たまたま中村隊長の書籍の表紙の写真、グランドキャニオンでジャンプしてる方も参加されてました。
男性にも毎年北極に行っている(!)Mさんがいたり、隊員からスタッフになられた南雲さんもナイスガイ(笑)で、4時間の飲み会がなんだかあっという間に過ぎました。
地球探検隊にリピータが多いのは、このサークル感覚なんだろうなと思いました。旅は行って楽しく、後日語り合ってまた楽しいもの。そういう場を提供し続けている地球探検隊にも興味津々となりました。でもオレ、予備軍から幽霊部員にならないように気をつけないとな(笑)。
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車を左から右に受け流した音
(WAV/5.2MB)
バイノーラル録音の“お約束”というか“登竜門”というか、車の通り過ぎる音です。
イヤホンで聞くと、車が頭の後ろを走り抜けます。
その後自転車も追随しているところがちょっとオリジナル感あり(笑)。
右から左だとムーディ勝山になるので、左から右にしました(うそ)。
9秒しかない音源ですが、96kHz/24bitの高音質のまんまアップしてみたので、5.2MBなんて大きさになってます。
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はたらーく!はたらーく!(せっせと!)はたらーく!はたらーく!(せっせと!)とてもよーくはたぁーぁぁらくぅーおとなしーいひとぉーぉぉがいるぅー(よいっしょこらしょ!うんこらどっこいしょ!)
昔フォークの神様と呼ばれた岡林が、一時はなれていた音楽活動を再開したとき、日本のリズムはこれだといって「エンヤトット」をプッシュしていた時期があった。正直かっこ悪かった!なんだか頭で考えた理屈を聴かされている感じがした。
前に書いた忌野清志郎完全復活祭ライブがついにDVD化される。それと同時に発売されるCDがあり、そのタイトルが「入門編」だ。このタイトル、清志郎を知らない世代に向けたメッセージなんだろうか?
特に目を引くラインナップはこちら。
8. はたらく人々(DANGER「DANGERII」'85)
9. い・け・な・いルージュマジック(忌野清志郎+坂本龍一シングル '82)
10. パパの歌(忌野清志郎「abcd」'93)
この曲目がこの曲順ですか。すごいなぁ。うれしいのは「はたらく人々」が収録されたことだ。エンヤトットのような理屈っぽさがない。日本の悪ガキ(でも根はいいヤツ)の音楽がここにある。どーしようもない感じの楽曲なんだけど(笑)、ハートに来る感じ。それが清志郎らしさで、入門編にうってつけなのだ(ってオレも理屈っぽいな)。
清志郎のソロワークには若手ミュージシャン(バンド)を起用したものも多い。起用っていうと大御所が若手にチャンスを与えてるみたいだが(傍から見ればそういう側面もあるにせよ)、悪ガキ清志郎が仲間を集めて好きなバンドをやって騒いでるようなものだ。
完全復活祭のときにも思い出の曲のひとつとして「はたらく人々」について触れたくらいこの曲は印象深い。この機会にぜひ聴きたいと思う。他に注目曲としては、初CD化されるCharとのコラボ「かくれんぼ」など。全18曲、まさに清志郎らしさ全開の入門編かつベストアルバムだと思う。
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五常の滝
(m4v/6.1MB)※iPodで見られる動画ファイルにしてみました。
前2回は「サウンドメモ」でせせらぎや鳥の音声をアップしましたが、今回は五常の滝の動画をアップしてみました。滝ってビジュアル系だからー。ビデオキャスト(動画版ポッドキャスト)の練習でもあります(^_^)。
五常の滝は高麗川につながっているだけあって、水が澄んでますよねぇ。またこれだけ滝の近くに寄れるのもなかなかいいです。高さは12mという小さな滝ですが、フォルムはなかなかカッコいい滝です。
今回の音はバイノーラル録音じゃなくて、デジカメで動画と一緒に撮った音です。バイノーラル録音の音とイヤホンやヘッドフォンで聞き比べると、違いがはっきりわかると思います。バイノーラルの音は頭の周り360度全方位から聞こえるけれど、今回の音は頭の中で鳴ってる感じに聞こえると思います。
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鳥のおしゃべり
(MP3/728KB)
この鳥の鳴き声はどうだろう?鳥よ鳥よ鳥たちよー。はしゃぎすぎだって(笑)。会話しているとしか思えない鳥のはしゃぎっぷりに「鳥のおしゃべり」と名づけてみた。“ぴーちくぱーちく”とはよく言ったものだ。
高麗川横手渓谷を過ぎ、武蔵横手駅でお茶のペットボトルを購入し、五常の滝への入り口(山道)へ入る。滝まではここから徒歩30分だ。
山道に入ってすぐにウグイスの鳴き声がお出迎え。期待感が高まる。そしてこのはしゃぐ鳥たち。ここまで10分程も歩いただろうか。国道299号からほんの少し山道へ入っただけでこれだけの自然を感じることが出来た。
この音はボクの足音とか車の横切る音などが入っているテイクなので、安眠CDにはNGだったけれど、鳥の声のおもしろさと、車の横切り感にバイノーラルらしさがあったのでアップしてみました。イヤホンやヘッドフォンで聴いてください。
(WAVファイルはノーマライズとボリュームコントロールで多少レベルを上げMP3化してます)
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高麗川横手渓谷にて
(mp3/4.1MB)※ポッドキャストで聴けるようにしました。
今日は昨日と打って変わってめちゃめちゃいい天気でした!ようやく出かける気分になり、高麗川横手渓谷と五常の滝へ行ってきました。目的はもちろんバイノーラル録音です。だから出来ればイヤホンやヘッドフォンで聴いてください。
フィールドワークに出かけるといろいろ学ぶことが多いですな。録音めあてで世の中を見ると、観光地で写真を撮るときとはまったく異なる視点になりますね。
ズバリ敵は子どもと車と飛行機です(笑)。行楽地に行くと、とにかくうるさい。いや、それが行楽地というもの、結構結構!でもそういうところから一歩踏み込んで、ひとけの無いせせらぎを探し歩きました。
JR大宮駅を起点にしたので、JR川越線で高麗川駅まで行ってそこから歩きました。タウンウォッチングがむしょうに好きなので。時間短縮するならJR東飯能駅(八高線)まで行って西武線に乗り換え、武蔵横手駅下車がもっとも楽ちんです。
高麗川横手渓谷は、西武線の武蔵横手駅と高麗駅の間あたりです。ここの清流はとにかく水がきれいなんですが、音も大きすぎず小さすぎずで、まさに“せせらぎ”でした。初めての渓流録音地としては大変よいポイントでした。
逆にあいあい橋のあたりはお子さん連れで遊びにいくにはいいところですが、行楽客が非常に多く、録音ポイントとしてはイマイチでした。
●バイノーラル3分間録音のススメ
リアルヘッド方式のバイノーラルマイク(BME-200)はイヤホンのように自分の耳に入れて録音するんで、当然ながら顔を動かせば左右のバランスも変化します。これが結構難しい。小鳥が鳴くとついそっちを見てしまいます(笑)。
でも長時間同じ向きでいることは苦行なので、そういうとこはゆるーく、自然を楽しめばいいと思います。音源売るわけじゃないんで。私は3分間録音のススメを説きたい。3分間、敵にも邪魔されず、いいバランスで録れたらそれでOK。ポップスを聴くようにせせらぎを聴こう宣言です(笑)。
もちろん録音は切らずにし続けて、マイクゲインやレベルを換えたりしながら安定するポイントを探します。そして決まったらそこから3分間待つのだぞ(チャン!>古っ!@ボンカレーCM)。
高麗川横手渓谷では15分程度いい音で録れたのですが、ブログには子どもと車と飛行機の入ったヤツをアップしときます(笑)。NG集はそれはそれで好きなので。それでも清流の音とか小鳥の音とか、結構気に入ってます。
あと、レコーダのZOOM H2の思わぬ効能。それはあのマイク型フォルムです。バイノーラルマイクがいかにもイヤホンに見えるので、まわりから観ると「滝を見に来てまで音楽聴かなきゃならんのかねぇこの人は!?」みたいな眼で見られがち。しかし(本当はバイノーラルマイクで録音してるけど)いかにもH2で録音しているかのように持っていると、手持ちマイクで録音しながらモニターしてる人に見えて不自然さが減ります(笑)。
3分間ずつでもいい音が溜まったら、それをフェードイン・アウトが重なる感じでつなげてノンストップ安眠CDを作りたいと思っております。フィールドワークで楽しく疲れて安眠CDを作る。なんてすばらしい循環なんだ(笑)。
今後もちょくちょくバイノーラル録音をアップしていくつもりなので、「サウンドメモ」ってカテゴリーを新設しました。
最後にもうひとつ発見したことを。全国の観光地でない清流を探すのはなかなか難しいです。でもアタリをつけるには釣り関係の本がいいかも!
渓流釣りの人とバイノーラリストとは求める条件が結構似てる。そしてお互いに干渉しない(笑)。というわけで佐々木一男先生の渓流本でも読もうかなと思っている昨今です。ひとくちメモでしたー(笑)。どんどん未知の領域に興味が広がってくなぁ。
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音楽を聴きたくないっ!と書いてから舌の根も乾かぬうちに音楽CD紹介ですけれど(笑)、水谷豊さんご出演の「SONGS」(NHK)観ました。すばらしい!
なにがすばらしいって、番組のなかで「表参道軟派ストリート」(作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童)を歌われたんですよ!正直10代でなきゃ歌えない(いや21世紀の10代でも歌えない)恥ずかしい歌詞を、当時の自分の映像とデュエットですよ。
リラックスした水谷豊さん、はじめて見たような気さえしました。
水谷豊という特異な役者について、ボクは大いなる勘違いをしていたようなのです。ボクは水谷豊はオトコ市原悦子(家政婦は見た)ではないかとずーーーと思っていたのでした。
その独特の雰囲気・オーラに包まれた演技力。他の誰にも替えることの出来ない存在感。棒読みに見えて、しかしそのセリフ回しでなきゃ完成され得ない苦悩する若き犯罪者(の役)。
原田美枝子と夢の共演映画にして秀逸な「青春の殺人者」や、「俺たちの勲章」第15話「孤独な殺し屋」こそが、ボクにとっての水谷豊の真骨頂なのでした。
しかし、SONGSのなかで言われたのは、ドラマのなかに(演技ではなく)素の自分を観てもらいたいということでした。熱中時代を引いての談話でしたが、ボクは驚愕しましたね。あの存在感は素の自分なのかって。おそるべき役者ですなぁ。
そして50代で歌う「表参道軟派ストリート」です。素の自分で歌える歌じゃないんですよ、ホント!22年ぶりのCDでも、制作者側は悩んだと思うんですよ。この曲をセルフカヴァしてもらうのかどうか。
それでかどうだかわかりませんが、初回限定盤には「表参道軟派ストリート」が入ってません。通常版のほうにだけ入ってるようなんですよ(発売まで若干日があるので変更あるかもしんないけども)。
普通、初回限定盤(DVDもついてる)を買いたくなるもんですが、水谷豊22年ぶりの新作「TIME CAPSULE」は通常盤で「表参道軟派ストリート」を聴くことがもっとも重要だと思ったりしているわけです。
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今日は朝からバイノーラル録音で小旅行の予定だったのだが、関東地方は雨になるようで延期した。まぁ「雨の音」というのもバイノーラリスト(?)にとっては大いにそそられる音なのだと思うけれど、初心者なので天気の良い日に渓流や滝の音からはじめたい(メーデーで始めてるって噂も)。明日は晴れるみたいだし。
そのかわり本日、溜まっていた雑事を済ませなければ。FX関係のほぼ非公開ブログの書き込み激減してて、毎日見に来てくれてるコアな読者さんすんまそん...。サヤ取りってタイムスパンが長いのよ。その間はこうして趣味に没頭してるので、いちいちログインするのも面倒でさ。いまはそういう時期ってことで。視野は広げられるときに広げておかないと。相場サイクルと同じさー。でも今日は何か書くかも。状況によりますが。
さて、バイノーラルだ。今週末にネイチャーサウンドアーティストのジョー奥田さんが来日されて、お話が聞けることになりました。捨てる神あれば拾う神ありっていうか、昨日書いたようないまのオレの精神状態が少しでも上向けばありがたい。新しい展開が始まりそうな予感あり!
若かりし頃のオレにとって、旅と音って本当に大切なものだった。それがいつの間にか日常に流され仕事に忙殺され(って言い訳作って)、旅も音もおざなりになったまま十数年が過ぎたような気がする。ま、いま現在の生活そのものが旅の途中って考え方も持ってますけれど。
それがいま、幸か不幸か、がんじがらめの環境がそんな昔の自分を思い出させてくれた。管理統制社会に感謝(笑)。そしてシネマリウムからバイノーラル録音に出会い、宮本民俗学と出会い、フィールドに戻ろうとしているオレ...。もしかすると、もっともいい循環のなかにいるかもしれない。
立ち直りの早さは驚異的だな(笑)。どんな相場も底練りが始まれば次は上昇するものさ。いつもはうっとおしい雨だが、今日の雨はなんとなく気持ちを晴らしてくれる。これもまた自然のなせるワザか。2008年はネイチャージモンともまったく異なるネイチャーワールドへGo!(でもダチョ・リブレ再開して京都も満喫!)
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今日久しぶりにCDショップへ行った。結局買ったのは株式会社デラのネイチャーサウンドギャラリーシリーズの2点、「波 慶良間・久米島」と「白神山地」だった。
バイノーラル録音にどんどんはまって行く自分が先なのか、音楽から離れていく自分が先なのか、その相乗効果なのかよくわからない。でも確かなことは、メロディを聴きたくないってことなんだ。
オレの人生、いろんな趣味・興味が波のように寄せては返し、それらがスパイラルに作用しあって生きて来た。しかし音楽は根底にあったように思う。それがいま、ついにというかとうとうというか、ほとんどいらない気分なのだ。
いや、これまでもこういう時期が多少はあった。音楽から離れて絵を描いたりプログラミングをしたり書物に耽ったり。しかし今回は重症だ。
メロディというものが、とにかくうっとおしい。CDを聴こうとすると身体が拒否反応を起こす。それでヒーリング(波とか小鳥とか)だけの音を聴いている。
アンビエントにはまった時期、そこにはハウスのビートがあった。いま、ビートも欲しくない。機械的・人間的(人工的)なビートに気分が悪くなる。
メロディも人工的なものであり、結局人間がイヤになってきているのかもしれない。ストレスもここまでくれば立派なものか?もしかすると身近な人のリアルな死が、虚飾の世界からオレを目覚めさせたのかも(宗教とかスピリチュアルとはまったく関係ないけどねっ!)
口からでまかせばっかりの人間関係。とっくの昔に割り切っていたつもりだったが、口ばっかりの人間が想像以上に跋扈してオレの生活まで脅かし始めてる。侵食の度合いが大幅に拡大したのかもしれない。精神の堤防は決壊寸前だ。
そういう人間に対して、これまで常に武装して闘ってきた。でもそんな武装した自分の無駄な時間が嫌いになってきた。なんで無駄な武装をしてまでそんな人々と付き合う必要があるのかわからなくなった。ネクタイをするだけで嘔吐しそうになる日々だ。
大西巨人や宮本民俗学が読みたくなったのもバイノーラル録音に興味が出てきたのも、虚飾まみれの腐れ現代社会における人工的環境への拒否反応かもしれない。
オレは時代の空気に結構敏感肌(笑)。3年もすればこういう状態の人類が巷にあふれ出すように思う。ねずみが沈み行く船から逃げ出すように、この社会から逃げ出そうとしている自分がいるのかも。音楽からの逃避はその前兆か。
しかし自然音CDも厳密には人工的なものであり、こうして書いているブログだって人工空間そのものだ。
いま聴きたい音楽がないから独りで渓流に音を拾いに行きたい衝動にも駆られている。それをまたブログで記録しておくことだろう。その程度にはまだ地球や人間に対して興味があるのかもしれない。もっともそれはすべて私的なものだが。
これからは自分のためにどれだけの時間を残せるか使えるかを最重要だと考えるようになった。これも単なるバイオリズムのサイクルかもしれない。しかし置かれた環境がこのサイクルを突破して大きなトレンド相場を生むこともある。
結構日常や環境に対しては鈍くグズグズしているオレだが、トレンドが生まれたときには乗ることをFXで覚えた。オレはビジネスも大好きだし、観察対象としての人類も大好きだ。でもいまはとにかくメロディのない世界で、精神の蘇生が必要だ。
ゴールデンウィークでよかった。ここで出来るだけ蘇生して、またあの忌まわしい虚飾とうわべだけの世界へ戻っていくのだ。より露骨に表層的な戦士となって!
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美しい渓流を探していて、たまたまたどり着いたゴルフ場の画像です。表示された瞬間にゾッとしたもので。ここだけが特別醜いわけでなく、きっと日本中にこのような“風景”がいっぱいあるのでしょう。昔から日本のゴルフ場が嫌いでしたけれど、こうしてみると身の毛もよだつ風景だ...。
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昨日21:50ごろセブンイレブンで弁当を買おうとして、はじめて賞味期限切れ弁当でレジに並ぶ当事者になってしまった!
店員の女の子が「期限切れですので交換します」とレジを出て行ったが、同じ弁当がないことは知ってた。どうするか待ってたら「同じものが無いのですが...」との回答。ひねりなさいひねりなさい!
弁当の期限を見ると、午後7時が期限となってた。おしい!3時間早くオレが来れば良かった!めんご!
いやいやいや、違うだろ!3時間前には食えてた弁当が、もう食えんのかいっ!そんな危険なモノ出しとんのかい!っつーか、それなら3時間前に客の前からさげとけよー。本部直営トレーニングストアはこれだからダメだな。真剣さが足りん!
セブンイレブンはちょっとだけ船場吉兆を見習え(笑)。高級料亭なのに、他人の食べ残しを使いまわししてたんだぞ。前回の偽装問題といい、今回発覚した食べ残し問題といい、もったいない精神は健在だ。一本筋が通ってる。ブルジョア客に対する反骨精神が見える(笑)。
いつものオレなら店長呼んで無料にするよう交渉しちゃうのだが、疲れていたので期限切れ弁当より安くてカロリー低めの弁当に換えてやった。結果的にヘルスィー(?)。
まぁ、安易にコンビニ弁当を買ってる時点で、一夜の夕食がもったいないか...。
しかし、せめて賞味期限をもう少しフレキシブルに出来んのかな。あるいはここまで厳密にやるなら、買ってから消費するまでの猶予時間をレジで宣告してみたらどうだろう。
「お客様、こちらのお弁当はあと2時間16分以内に消費なさいませぇ!」ってさ。
「お客様!あと12分しかありませんよ。お近くにお住まいですか?素早く帰宅してお食べください!レンジで2分消費しますから、あと10分しかありませんよ!お客さまぁ」とかさ。
「お客様、あと4分ですよ!大丈夫ですか!ここで食べますか?あたためますから。いいえ、私の責任で温めますから、ここで食べなさい!そうしないと食あたりしますよ!」みたいな。
レジを通せないしくみは締め付けには都合がいいだろうけど、狂ったような潔癖さは、きっと人間の精神にも異常を来たし始めるぞ。ほんとのようなウソだけど(笑)。
人間社会はもっとファジーだったはず。その余裕というか寄り道感覚みたいな部分こそが、社会をうまーくゆるーく存続させて来たんじゃないかと思うわけ。労働までデジタル化しちゃった現代はほんとに生きずらい。
常に変化を求められているコンビニの過剰さと、伝統と格式の高級料亭での不始末と。真逆だけど根は同じ。継続は力なり。されど権力は腐敗する。コンビニは世の中を便利にしてくれたけれど、長く続くとトンデモな風習が出てくるのも世の習い。
「お客様、鈴木会長の方針に逆らうんですか!いえいえ、鈴木会長の著作に賞味期限なんてないんですよ!」
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5月1日はメーデー。メーデーがどういう日か知ってますかっ!?それは年に1度、車道を一般人が堂々と歩ける日です!
というわけで、バイノーラル録音に目覚めた私は、このチャンスを逃すまい(っつーか、確信犯的に間に合うようにマイクとハンディレコーダを購入したわけですがっ)と、このお祭り行列に紛れ込んでバイノーラル録音を堪能してみました。
録音時間が長時間に及ぶ可能性があったので、品質はCD並み(44.1kHz/16bit)で録音。それでも4GBのSDカードなら6時間以上録音可能です(ぶっ通しじゃなく、ファイルは分割しますけど)。
いろんな音が録れたんですが、特定の政治的主張とか個別労働組合による言語的意味が通じる音ってのは公開をはばかられるので、そういう音声は個人でバイノーラルを楽しむために使うことにして、とりあえず公開できそうな部分をさがしました。
その結果選んだのは、たまたま通りかかった救急車の音。そう、ドップラー効果です(笑)。
場所はJR新宿駅南口、甲州街道の高架のあたり。車道の一車線をデモ行進が使ってたので、その行列のなかで出来るだけ車に近づけるよう右端(車道の中央線寄り)を静かに歩いていました!
音声はハンディレコーダZOOM H2にバイノーラルマイクBME-200を接続して録音してます。それをパソコンにコピーして、超カンタンに使えるフリーの波形編集ソフトSoundEngineFreeでフェードイン・フェードアウトの加工をし、iTunesでMP3に落としてます。上の画像はSoundEngineFreeでのドップラー効果の部分の波形です(笑)。そして音は下記です。
救急車が去った後のトラック系のアイドリング音もなかなか味わい深い。ヘッドフォンで聞くとバイノーラルな感じに録れてるのがわかりやすいです。特に自分の後ろに遠ざかっていく音とか、後で鳴っている音声のリアル感がバイノーラルの面白さかもしれないですね。
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