人より道が大切な国ニッポン
後期高齢者医療制度の天引きが始まりましたね。天引きに天下り。ほんと官僚は天が好きだな。
コイズミ時代にニッポン破壊の総仕上げが始まったわけだ。その“成果”がわかりやすいカタチで示現しはじめた。コイズミ自民党に投票した人間には自業自得。衆愚政治とはこういうものだ。
しかし格差拡大政策はまだまだ続き、庶民には道が必要だと全国の首長が叫ぶ。道が必要なのは病院にいく道路整備だなんてことも言ってたな。その病院に医師が足りず、病院に行く負担も増やしておきながら、なにが病院へつながる道路だ?どーせ老人の歩ける道路じゃないんだ。高速道路つくって地場産業も破壊される。
優先順位が人なのか道なのか。キューバには道が無くても医者がいるじゃない。カネがなくなってきたニッポンはキューバに学ぶことも多そうだ。とくに医療制度は。カネがない国でなにを優先するのか。アメリカの庇護のもと金満大国となった成功体験から抜け出せない政治家と官僚。国民の大半もそうだと思う。
だが使えるカネは無いんだ。ムダ遣いしまくったし。借金経営しながら人(納税者)より道(設備)を優先させる。そんな経営があるか?カネがないときゃ設備投資をまず抑えるだろ。サービスを低下させて設備投資する会社がどこにある。道以外にサービスの方法を考えろ。それが政治じゃないのか?ましてやその補填を弱者に押し付ける政治がまかり通ってる。衆愚政治かつ収奪政治だ。
人々の活力を吸い上げて土建利権だけが潤う旧勢力と、コイズミ・ブッシュ路線で顕著になった日本売り新自由主義勢力の分捕り合戦。どちらに行ってもニッポンの未来は真っ暗闇だ。第三の道はないのか...。
この路線をチャラにするにも相当のひび割れは覚悟する必要があるだろう。コイズミが言っていた「国民のイタミ」はまだまだピークを迎えていない。
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