樹里っぺ期待通り!ラスト・フレンズ
CX木曜22時のドラマ「ラスト・フレンズ」はかなりいい。今朝の5:30ごろようやく第二回を観ることが出来た。撮りだめビデオでテ・ツ・ヤ!朝からハイですマ・サ・コ!ソーレ、ヒットエンドラーン、ヒットエンドラーン!ホームシアターでポップコーン...。
さて気を取り直して本題へ。(ジャニーズ枠も含めた)旬の俳優総動員で顔見世的になるのを心配していたけれど、まったく問題なさそうでホッとした。そんなキャスティングの問題なさとは真逆に、ドラマのストーリーは現代若者が抱えるさまざまな問題総動員だ。それぞれが持つ悩み(秘密)がどのように絡み合っていくのか、ドラマの展開に引き込まれる。
なかでも上野樹里が最高にいい。2005年に「樹里っぺに期待すっべ」を書いてから、上野樹里の映画はとりあえず全部観てる。2006年「亀は意外と速く泳ぐ」の記事のなかで、ドラマ「翼の折れた天使たち 最終夜」での演技を“新しい領域”と書いた。また、「たぶんどんな役でも入り込める、真っ白なまま成長できる逸材だと思う。でも今度はまたスウィングガールズ以来のパーっとド明るいキャラを見てみたい。」とも書いていた。
その後は、秀作「幸福のスイッチ」を経て、ご存知のとおり「のだめカンタービレ」で大ブレイクだ。のだめオーケストラの公演にも駆けつけた。まさにド明るいキャラを見せてくれたわけだが、あまりに“行っちゃってる”ので、戻ってこれるのかをショージキ心配していたのだ。
しかし、のだめ的世界からのリハビリ(笑)ともいうべき英国旅行(BSハイビジョン「輝く女 上野樹里」)で“のだめ臭”を洗い流し、また真っ白になって戻ってきたのであった。もっともTBS「冗談じゃない!」その他は、まだリハビリ中だったと捉えているが(^_^;)。
そして今回、長澤まさみとの共演だよ。昔から両雄並び立たずとかいろいろ言われるが、今回のキャスティングははっきりとコンセプチュアルであり、個性が立ちやすい。プロデューサはじめスタッフの尽力を感じるね。ジャニーズ枠もあってのこの手腕(笑)。
上野樹里はもはや女優といいたくない。真に役者だよ。将来、どんな役が待っているかわからないけれど、白紙に色をつける役者資質は良いスタッフに恵まれてこそ育つはず。
はからずもラスト・フレンズでは性の問題に絡む秘密を持っていそうな役柄だけど、上野樹里自身の将来も、女優(女)という枠を取っ払って、ひとりの役者として勝負できる作品を期待していきたい。
今クールは上野樹里の大飛躍と、唐突だけど釈由美子(テレ朝「七人の女弁護士」)が持つ向上心へのオレ自身の感性が間違ってなかったことを確認できてうれしい限りだ!なんだか徹夜が増えそうだ...。
| 固定リンク | 0
コメント