新銀行東京はハゲタカに売られるの?
「晴れた日に傘を貸し、雨の日に取り上げる」
名作ドラマ「ハゲタカ」(第二話)での松田龍平のセリフだ。銀行の過剰融資とその後の剥がしを指している。まさに言い得ているが、新銀行東京はちょっと違った。
新銀行東京は、雨の日に傘を取り上げられた人々に貸してあげるよと言って始まったが、傘なんかじゃ到底間に合わない嵐のなかでも傘を貸し続けた。ヘルメットが必要だったり、外に出ちゃいけない時にまで「傘があるよ」と言って連れ出していたわけだ。
そろそろ傘で間に合う時が来て、同じ傘をもっと安く貸してくれる従来のブランド(銀行)が復活してきた。傘が必要な人々は去り、嵐のなか傘を借りたまま行方不明になった人々(不良債権)が残った。
自分自身も瀕死の状態で貸す傘もほとんど無いのにまだ傘を貸し続けるという。無い傘をどうやって貸すのか?
そこでトミン君ちから盗んでくるわけだ。いやイシハラ君は「盗むわけじゃない、ちゃんと話し合って決めただろ」と言う。確かにそうだ。
まさか傘を盗むようなヤツだと気づいてなかったから彼を選んだ。トミン君が彼のこれまでの生き方をもっとちゃんと知っていたら選んでなかった。みんな表面しか見る時間が無いからね。面倒なことを考えたくないもんね。
でも政治が自分の生活を壊す可能性を身を持って知った。時間を作ってでもちゃんとした人間を選択しなければ自分が脅かされることを400億円の傘で気がつけばいい。これで終わりとはまったく思えないけれど...。
こうして新銀行東京は「雨の日に貸して、晴れの日に取り上げる」普通の銀行に生まれ変わろうとしているようだ。でも、盗んだ傘をお土産にして身包み剥がす追い剥ぎにくれてやろうという“秘策”を持ってるとの噂も。
どうせギャンブルなんだから、この400億円をヘッジファンドに突っ込んで一か八かの賭けをしてみたらいい。すぐに3倍くらいになるよ。でもそこはイシハラ君の嫌いなロシアや中国が主役の賭場だけど。
イシハラ君のようなハッタリだけの時代は完全に終焉を迎えたってことかも。もっと大きなサギがまかり通ってるし、せめてイシハラ君のような旧態依然とした典型的な詭弁には騙されないよう考える必要があるよね。他人事だけどね。
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