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2008年2月の9件の記事

2008/02/27

中島みゆき萌え

LOVE 中島みゆき オールナイトニッポン編オールナイトニッポン40周年記念40時間放送を聴いていて、中島みゆきが参加していないのが残念だったことを勝手に記念して(?)、私のお宝グッズ(??)を2つご紹介。

どっちも値がつかない。

だって、タダだったから(笑)。

ひとつは中島みゆきのオールナイトニッポン8年目のピリオドに代えて贈られた本のチラシ(笑)。

なんでまたこういうの取ってるかねぇ...。

中島みゆきのオールナイトニッポンを聴くことが上京目的だったことの状況証拠くらいにはなるかな。

こんなチラシを大切にファイリングしているわけですよ。田舎には情報がなかったからねぇ。

もうひとつは、もうちょっとレア。

中島みゆきのブックエンド。ブックエンドっていうのか?

書店の棚に挿してある作家名の仕切紙ですよ。その表裏。

盗んだんじゃないぞ。

高校一年の頃だった。

ねばりにねばって、書店のおじさんにもらったのだ。

「さっきからずっと見てて、そーだと思ってたよ。」って言われた。

それをいままで大切にしまってるわけですよ。

っていうか、本棚でちゃんと活用できてるけど。

世の中にはお金で手に入らない大切なモノがあるんだ!

それ、意味がビミョーに違うって?

中島みゆきブックエンド

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2008/02/24

オールナイトニッポン40周年

先日、赤羽の鬼平でつけ麺食いながら店内で流れるラジオを聴いていたら、「坂崎幸之助のオールナイトニッポングラフィティ」が始まり、40周年記念の40時間放送で吉田拓郎がパーソナリティに復活するという情報が流れた。ラーメン食っててすんばらしい情報をGETした瞬間だ(笑)。

そして今日、真昼間(15:00~17:00)に放送される。早朝(5:00~7:00)は南こうせつ復活。その後、ちょうどいまイルカと谷山浩子と山崎ハコの3人娘(7:00~9:00)をやってる。昨日の13:00から駅伝のようにつないでつないで40時間、往年のオールナイトニッポンパーソナリティが復活しているのだ。

オレは80年代当時、松山千春からバトンタッチされた中島みゆきのオールナイトニッポンを聴くために上京してきた(ホントの話)のだが、浪人したために上京したときには終わっていた...。そこが東京生活の躓き始めかもと思う今日この頃(笑)。

実家にいた頃はオールナイトニッポンがネットされておらず、文化放送の「ヤングタウンAM」をめっちゃ聴いていた(ポン太女史にも会いに行った)。しかし中島みゆきのオールナイトニッポンだけはノイズとともに遠くの電波を拾って聴いていた。受験勉強どころじゃなかったわけだ。

今回の復活祭に中島さんは出ませんが、オールナイトニッポンにはミル・マスカラスへの想いと同種の憧れがあるのだ。全日本プロレスもネットされておらず、ミル・マスカラスはエル・カネックでは満たされないオレにとって紙上だけで憧れた伝説のルチャ・ドールだったのだ(>この話、いまぜんぜん関係ないよね...)。

昨日は春一番が吹き外出もままならず、テレビの地上波デジタル放送も途切れがち(UHF室内アンテナで見てるから?)。ラジオ日和だったわけで、ビートたけしから始まって、松山千春、ゆずくらいまで聴いていた。

ビートたけしの若い頃のしゃべりは本当にすごいな。あんだけのスピード感が2時間維持できるのは驚異的。まぁ、それを言えばいまだにスピードを維持している高田文夫先生も人類の驚異だけど(笑)。いまのしゃべらない北野武しか知らない世代にぜひ聞かせてやりたい。

あと松山千春。「足寄より」が映画になるそうで。こりゃ観に行かねば。

千春のLPレコードを初めて買ったのは、小学生高学年の頃。「長い夜」がヒットしていた。YMOとニューミュージックに目覚めた時期だったので、千春の新作LP「時代をこえて」が出たと知り、父と買いに行った。てっきり「長い夜」が入っているものだとばかり思っていた。そしてニューミュージックの人はシングルヒットでもアルバムに入れないことがあるんだと学んだわけだ(笑)。でもせっかく買ったLPなんで何度も聴いていた。結構小品だけどいい曲が詰まったアルバムだった。いまでも全部歌えます!

千春からはいろんなことを学んだ。「長い夜」はザ・ベストテンで流れたコンサートの印象がやたらと強かったんで、その後レコードで聞いたら、ブレスや溜めの位置がぜんぜん違っていた!歌っているうちにレコードの歌い方から大きく変化していくものなんだ、変化させていいんだと学んだ(笑)。

起承転結」というシングル曲ばかりを集めた大ヒットアルバムもある。これの(長い夜もこっちに入っていた)が出た頃で、起承転結の「承」が強調されていた。このペースで起承転結の「結」までいったらどうすんだ!引退か?と子どもながらにハラハラしていた。いまでは「起承転結10」まで出ている。ふた回り以上だよ!オトナってすごいなと学んだ(?)。

そんな千春の復活オールナイトニッポン。春一番の影響をかいくぐり北海道からたどり着けたのは奇跡だ。この放送が聴けたリスナーは幸せだと連呼されていたが、確かに幸せだったぞ。ただ、その飛行機の話が多くて、もっと別の話も聴きたかったぞ(笑)。

こうせつに40時間しゃべらせればいいとか、昔はさだまさしや谷村新司についていた文化通信の記者がいまは自分についてて、ソイツが離れていったら俺も終わりかとか、毒舌はあいかわらず面白かった。

今日もタモリ、拓郎、所ジョージなどなど、忙しくなるぞ。そして締めはaikoだ。aikoのオールナイトニッポンはほんの少しの間だけのリスナーだったけど、面白かった。ととべんきの歌は一世を風靡したよね(笑)。今夜、出るかな?

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2008/02/23

貧乏男子vs喜多善男

今クール火曜22時は大豊作!この感情移入がまったく出来ない(笑)2つのドラマに実はかなりハマっている。W録画の出来る時代でよかった。

どっちも現実離れしたキャラオンパレードなドラマだ。個人的にもっともリアルに描かれていると思うのは、「貧乏男子ボンビーメン」ではユースケ・サンタマリアのオムオム、「あしたの、喜多善男」では吉高由里子の宵町しのぶ。オレが間違っているのか(笑)?

ボンビーメンのオムオム。あのスパッと即断即決な性格や態度はまさにヤング・ミリオネア特有の感覚だ。参考にしたモデルがいそう(笑)。喜多善男のほうでは、アイドルくずれの宵町しのぶ。この汚れ方と狡猾さはまさにリアルだ。自己中心で決断が早いところが共通点。だからどうって話じゃないんだけど...。

それにしても「あしたの、喜多善男」は面白い。最初に見たときヨーロッパの映画のようなドラマだと思った。特に鷲巣みずほ(小西真奈美)の会社に初めて会いに行った善男ちゃん(小日向文世)と倉庫部屋で話すシーンとか。マネキンと2人とのアングルがめっちゃ良かった!

ドラマのシュールさを示すカットは最初からちりばめられていたけれど、そういうカットよりもこのマネキンシーンが決定的だったと思う。その後もスタイリッシュな画が毎回続く。マッキントッシュの椅子(だよね?)のある応接室で、ル・コルビュジェのソファ(ですよね?)に横たわる喜多善男とか。

松田龍平と栗山千明のコンビも名作ドラマ「ハゲタカ」を彷彿とさせた(役どころは違うけど)。

そして、忘れちゃならないぜー!ぬっくん。今回は元医者の殺し屋。まったく違和感がない(ってドラマの世界観そのものが全部違和感ではあるけれど)。

島田雅彦原作というところからして普通じゃないけどマンガでもない(笑)。独特の世界が約束されていた。そんな原作に、芝居の出来る役者陣で固めてるドラマなんだから魅せるんだなぁ。後半から物語がもっとグルーブしていきそうで目が離せない。生瀬勝久さんが言ってましたけど、「(DVDで一気観よりも)毎週展開が楽しみ」なドラマです。もちろん一気観もしますが(^-^)V。

貧乏男子ではなんといってもユースケ・サンタマリア。とにかく2002年のドラマ「ウェディング・プランナー」(なんでこれもDVDになってないんや!)以来、それまでと打って変ってユースケ・サンタマリアを評価してきましたが、まったく裏切らないね。すばらしい。

小栗旬は「ロボコン」から「花より男子」まで、結構幅広い役の出来る俳優だね。今回は人付き合いがどんな借金より優先する男という感情移入しにくいある意味危険ないい人役だ。こういう人が新興宗教始めたら怖いな(^_^;)。

山田優もドラマ女優のイメージはあまりなかったけど、ナンシーこと未海役はなかなかいいポジションの役柄。八嶋さんは「あしたの、喜多善男」のほうに出てもおかしくないと思うんだけど、もうキッチリ借金まみれのおまわりさんやってます。

貧乏男子のほうは、とにかくここから何か教訓めいたことを得ようとかこれっぽっちも思っちゃダメだな。「やっぱカネより友情だよね」みたいな。ただただその場限りのゲーム感覚でみるドラマだ。

火曜22時にまったく異なる次元のふたつの面白いドラマがぶつかった。ただどっちも感情移入できない。あまりに違いすぎるから両方見て精神のバランスを取っているボク。アホです!

希望を言えば、貧乏男子に「斉藤さん」が出て欲しい(笑)。小栗旬やオムオムをしかりつけて欲しい!そんな特番やってくれないかなぁ。日テレさん。ドラマコラボってあんまない企画じゃない。ウルトラマンと仮面ライダーのコラボみたいな。

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2008/02/21

損切り出来なかった東京都

新銀行東京に400億円の増資を決めた東京都知事。損切りできない素人投機と同じパターンだな。

1000万円で相場をはじめました。そもそもが筋の悪い相場でしたが自信満々でした。でも2年で1000万円あった資金が-936万円の評価損に陥りました。そこで400万円の追加資金を投入し、損を補填しました(それでも原資に足らないけど)。そういう話や。

損を切らなくても持ち直す場合はなくはない。しかし新銀行東京の場合、はじめからビジネスモデルに問題があったという声も多い。他の銀行が貸さない相手に、貸し付けて焦げ付いている。

普通の銀行には貸し手への正当な評価ができないが、ちゃんとした目利きが評価すれば大丈夫という前提で始めた銀行だったと思うが、そんな目利きなんてそうそういるもんじゃない。自分が焦げ付いてどうする。

また零細企業は太平洋をイカダで航海しているようなもので、先行きなんて予測不能だ。カネさえ貸せば目論見どおり伸びるという企業はほとんどない。パトロンはパトロンなりのパートナーシップで全面補佐を覚悟しなければ。中途半端な出資は破綻して当然。絵に描いた餅だ。

でもこの失敗は多くの日本企業の病理を明確にしめすサンプルとして活用できそうだ。

まずカタにはめられた経営陣。普通引き受けないけど、受けちゃうような人しか経営できない。ふぞろいの林檎たちの柳沢慎吾みたいな(笑)。リスクの取り方が間違ってたね。断るべきところは断固断らないと。そもそもこの事業が始まってしまったことが不幸なことだった。

サラリーマンの皆さんも、沈み行く船にしがみつくまでは仕方ないとしても、決して管理職になったりしちゃダメよ。それはリスクじゃない。クライシスを招く。労働者の権利を放棄して玉砕覚悟で突っ込んでいくような行為だ。

もう高度成長時代じゃない。時代が変わったことを認識して会社というものを客観的に捉えるべきだ。家族経営なんてありえないんだから。そういう意味では経営感覚とか決算書の読み方を勉強するのは意味がある。出世のためでなくサバイバルとして労働者の視点で経営査定を出来るスキルを身につけるべき。

次に声の大きな権力者に誰も逆らえず突っ走った。声の大きいヤツが幅を利かす企業は多い。だがもっとも大きな声はユーザーの声。企業内の声のデカさなんて消しゴムのカスみたいなものだ。

声の大きいヤツが正しいというのは正しい。だがその大きな声はユーザー(世間)の声であって、カスみたいな社内権力者の声で運営されてりゃ航路を誤るのはあたりまえ。相場は相場に聞け。あったりまえだね。

でも、相手はアイデアはなくても権力は持ってるわけだからなかなか反論はできないね。だからムーディー勝山みたく右から左に受け流すしかないよ。自分がカタにはまらないことだけを考えないと。こういう状況にすでになっているってことはあなたの会社は北朝鮮になったってことなんだ。そこでムリせず生きる知恵を身につけよう。

さらに抜本改革とか全面撤退で損を確定し次のステージを創り出すのでなく、縮小再生産で増資してしまった。筋の悪い経営は何をやってもムダ。いかに早く病理を切るかが勝負。そんな病理は現場にはなく、中枢にある場合が多い。だから切れない。メンツがあるから。屁みたいなメンツだけどね。

ダメになっていく会社は、経費削減とか給与カットとか悪あがきの延命をやるけれど、治らない病は治ることはない。だってやることなすことすべて裏目なんだから。小手先でなにをやっても負のスパイラルに吸収されちゃうんだ。筋が悪いビジネスを切ってシンプルなビジネスモデルにして別の経営者がゼロから考え始めたほうがいい。

一度はじめたことをやめられないのもまた損切りできない精神状態に由来する。でも立て直すことなんて普通の人には出来ない。それが運命だ。きっと延命してる人々も自分が生き残れればいいくらいの感覚でしかない。エンロンみたいにね。

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2008/02/19

今年も卒業生答辞にアクセス増加

毎年この時期、さすがに強い「卒業生、答辞」って記事。ひとくちメモのアクセスランキング1位が何日も連続している。ネイチャー、清志郎、松丸アナを抑えてのトップ奪取だ。

ベストアンサーに選ばれただけのことはあるが、ここには君たちの求める回答はないぞ(((^_^;)。卒業生答辞の文例は、君たちのハートの中にある!

なんつって。今年のトレンドは「偽装」か?カンニングの告白、教育委員会しか向いていない教員の名前読み上げ、いじめの告発、旅行業者との癒着、そういう学校内にはびこるさまざまな偽装問題を最後に暴いて卒業しちゃったらどうだろう。

「2年2学期末テストの私の解答は○○ちゃんのものでした。おかげさまで晴れて卒業できます。さようなら」「諸先生方は気付いていらっしゃいませんでしたけれど、いじめはいくつもありましたね。あれは...」みたいな。エスカレータ式の学校でなければ追求の手は追ってこないぞ。たぶん...。

そのほか、ランキング外だがオリオール・バラゲについて触れた記事へのアクセスがいつもより多い。興味深いのはバレンタインデー後のアクセスが多いところ。

これはつまり、チョコをあげる側が検索しているのではなく、もらった側がバラゲの価値を測りかねて検索しているものと思われる。あげた側にしてみれば失敬な話だ(笑)。

バラゲをもらった男は安心しろ。義理で渡せるチョコではないぞ。1個ずつなら別だけど(笑)。いや、1個ずつでも結構なものだ。

今日現在、ランキングには「チョコ画像の思い出」が6位に入っているが、これもほとんど参考にならない記事でめんごでやんす!たぶんホワイトデーって言葉が検索エンジンでヒットしてるんだろう。

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2008/02/17

シネマリウム視聴会へ行って来た

Marantz日本マランツの恵比寿ショールームで開催された、第3回フロントサラウンドシステムCINEMARIUM ES7001体験視聴会へ行って来た。通常は予約制なのだが、今回の体験視聴会は飛び込みOKだったから。視聴+開発担当エンジニアによる説明で20分程度ということだったけど、3人で行ったので1時間程度ジックリと視聴させてもらった。

●フロントサラウンドシステムとは
フロントサラウンドシステムというのは、フロントにあるスピーカセット(一体型が多い)だけでサラウンド効果を得るシステムだ。

サラウンドスピーカーっていうと、例えば5.1chサラウンドだと前方に3つ(左・中央・右)、やや後方に2つ(左後・右後)、それとサブウーハー1つという組み合わせで5つのスピーカーを置かなきゃならない。さらにそれらの位相を測定して最適な設置位置に置かなきゃならない。

普通の家庭のリビングにそんなたいそうなシステムを配線するのは大変だ。でも昨今ホームシアター(大画面テレビ含む)が浸透してきて、手軽に大画面で映画やテレビが楽しめるようになり、次はサラウンド効果も楽しみたいというニーズが出てきている。でもたくさんのケーブル配線がうっとうしいとか、リアスピーカを置く場所がない一般家庭用に、とにかくテレビとセットで置いてケーブル1本でつなげばサラウンド効果が得られるフロントサラウンドシステムが徐々に注目されているわけだ。オレもそのひとり。

マランツとはいわずと知れたオーディオブランドのひとつ。そのマランツがオプソーディスという技術を使ったフロントサラウンドシステムを発売している。反射音を使わないから部屋の形状の影響をあまり受けないとか。ほんとか?と思って行ってみたわけ。

●まさにサラウンドだった
マランツ ES7001結果からいうと、かなり満足した。正直、フロントサラウンドなんて所詮擬似サラウンドだしみたいな感じも持って参上したのだが、フロントサラウンドだってことを忘れるくらいの効果だった。人間の耳って不思議なものですね。

第2回の体験視聴会が好評だったから第3回も行われたそうですが、確かにこうして聴くとそのすごさがわかる。

もちろんソースとしての音源はサラウンド効果が得やすいものが選ばれていたんだと思う(スパイダーマンとか)けど、そういう音源以上に効果的だったのは、ダミーヘッドを用いたOPSODIS技術の体験及びデモンストレーション だ。

別室に用意されたダミーヘッドの周りを、マランツの担当者さんが360度歩きながらポイントポイントで手を叩く。その音をダミーヘッドの左右の耳に仕掛けられたマイクが拾い、それをこちらの部屋のES7001で聴く。どこで叩いているかも大画面テレビに映る。3人で座る位置を換えて聞かせてもらったので3周手を叩きながら回ってもらった(感謝!)。

聞こえる位置が移動していくのがはっきり聞き取れる。特に個人的には1Pモードでのサラウンド効果が鮮烈だった!指向性が非常に強い。日光東照宮の鳴き龍を思い出した(笑)。

1Pモード(一人モード)では、3人がけのイスの真ん中の人がスウィートスポットに設定されていた。1Pモードでイスひとつずれると若干位相が変化して聞こえた。音のビームの線上から外れるためだ。そこで複数で聴くとき用に2Pモード(複数人モード)が用意されており、サラウンド効果は薄れるがスウィートスポットのレンジが広がるようだ。試したら確かに変わった。

また通常の地上波デジタル(を録画したもの)のCMなども聴いたが、家で聴いている音よりも明らかに奥行きがある。2ch録音のCDでも奥行きがある。これは入力ソースによって最適なサラウンドモードを自動設定してスピーカに割り振るためらしい。バンドの楽器本来の位置関係が再現されるようなイメージだ。ライブ音源では観客の歓声の位置が広がって聞こえた。

スピーカと視聴位置とは1.7~2.5m、テレビ画面は30~50インチを想定したシステムとのこと。大画面テレビ画面の上下どちらに置いても画面中央から音が広がるように設計されているそうだ。ウチはスクリーンが80インチだけど、その上に2mの棚を設置してそこに置きたいなと思った。

サブウーハーもあるがあまり売る気がないみたい(笑)。ES7001だけで充分な効果が得られるのと、一般家庭での視聴でサブウーハーは逆にうるさいかも。確かに殴る音とかドスンと落ちたときの音とか、そういうのはサブウーハーの効果があった。

ヤマハ YSP-3000帰りに池袋のビックカメラでみたら、2月発売のヤマハYSP-3000にもちょっと目移りした(笑)。ただ反射式でもあり量販店でその効果を確認することは不可能なので、環境の整った視聴ルームがあれば比較してみたい。反射式でも研究されていて、測定マイクで反射テストが出来たりするようだ。

どっちがいいのかよくわからないけれど、ITジャーナリストの本田雅一さんによるとサラウンド感に重きをおけばヤマハ、音そのものの品位でいけばマランツとか(記事はこちら)。

先日の忌野清志郎復活武道館ライブみたいに東西南北全方位に観客がいるようなステージとかテレビのスポーツ中継はぜひサラウンド音源で映像化して欲しい!

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2008/02/15

法務大臣ってなに?

鳩山法務大臣は友達の友達がアルカイダで、かつてないほどのスピードで死刑執行にハンコ押しまくり、志布志事件を冤罪でないと言い、その言い訳で今後公の場では「冤罪」という言葉を使わないとトンチンカンな謝罪。こういう人が法務の大臣をやっている国家ってなに?

もっともこの国では法務大臣ってのは、なーんも知らない人に“やらせる”仕事になっている。大臣職待ちの適齢期な人々用に空けてある軽いイスのひとつが法務大臣だ。最近軽い大臣のイスが増えていて、総理大臣すら軽いみたいだが。

町村官房長官は(鳩山が)子どもじゃないんだからいちいちしかったりしないそうだが、子どもよりたちが悪い大人にはどう対応するつもりか。元文科大臣だろ。教育しろ!って言ってもムリか?文科大臣も軽いイスだからな。軽いけど復古調な人々が利用できる人じゃないとなれない。

そんなニッポンは法治国家とは名ばかりで無法がまかり通る国だ。すでに無政府状態といえる。その最たるものがノーノ法務大臣だったが、鳩山もバカさ加減で負けてない。アルカイダの友達ってのに妙に納得!あれは失言じゃなくて自慢話だったのではないか。でも民主党には鳩山兄がいるから、貴族兄弟の追及はあまくなるんだろうな。

福田ソーリ、鳩山弟を法務大臣にした責任追及されても、「それは冤罪だ!」なんて言うなよ(>_<;)。

ただ、南野法務大臣のときも書いたけど、法務大臣をバカにやらせることによって、「あんなヤツに裁かれるのか!?」という恐怖が犯罪抑止につながるのかもしれない。

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2008/02/14

28日後は悲劇、28週後は喜劇?

映画「28週後...」を観るために、下準備として「28日後...」のDVDを購入してホームシアターで観た。「28週後...」は単独でも充分見ごたえはあるが、やはり2002年公開の「28日後...」で前提となった世界を頭に入れておくと鑑賞にも深みが出てくる。特にエンディングへの賛否とか。

●28日後...
「28日後...」も「28週後...」もいわゆるホラー映画だと宣伝されている。ホラー映画をほとんど観ないオレが観たいと思ったのは、週刊金曜日(2008/1/25号)に映画評が載っていたから。週刊金曜日でホラー映画の書評なんて、興味深かった。

実際DVDで「28日後...」を観ると、これはホラーというよりホラー要素もありの社会派かつスプラッタかつバイオレンスかつSFサスペンスかつ...、なんとも分類不能で上出来な映画だった。ダニー・ボイル監督(トレインスポッティング)の復活作品といわれただけのことはある。この分類不可能さ加減、個人的にはベルギー映画「ありふれた事件」と同じカテゴリに入れたいのだが違和感を抱かれるかな???

ちょうど1月12,13日放映のNHKスペシャルで最強ウイルスを興味深くみた後だったので、ウイルスによるパンデミックの恐怖は身近な問題でもあった。もっとも「28日後...」はすぐに人から人に感染して、いきなり120%凶暴な野獣と化し、全速力で走り始めるのだが...。

映画は誰もいなくなったロンドンから始まる。このロケは大変だっただろうな。警察と行政の協力なしにこんな映像は撮れないぞ。静かなロンドン市街から、やがて感染者と非感染者との壮絶なバトル(鬼ごっこ)が始まっていく。

「28日後...」のラストは個人的には好きな終わり方だった。こういう終わり方はホラー映画とは違うだろうと思ったが、DVDの特典映像で別のシナリオも用意されていたことが明かされ、ストーリーボードを観ることが出来る。まったく異なる終わり方で、そっちのほうがホラー映画っぽかった。だが映画化されたラストのほうが映画として断然出来がいいと思う。このDVDが2000円以下で入手できるのはお得感ありだ。

●28週後...
で、続編の「28週後...」だ。ひとことで言えば、お騒がせハリス一家のドタバタバイオレンスムービー(笑)。邦題は「ハリスの旋風」でもよかったかも...。

父母姉妹のいたって普通の4人家族が主人公なのだが、この4人がそれぞれまったく異なるお騒がせの種となってしまう。まったく人騒がせな家族だよ。

感染者が完全に死に絶え、ロンドンの復興が始まるという設定。なるほど、あそこまでひどい世界になってもふるさとに帰りたいものなんだな。

安全は米軍が担保しているわけだけど、まぁハリス家のせいでまたロンドンが地獄絵図と化して行く。しかも今回は感染者殲滅のために、非常事態宣言が出て一般人もすべて撃ち殺せ、ロンドンを焼き尽くせって展開に...。

アクションは大掛かりになった。でもラストはどうにもこうにも。ホラー映画っぽいっていえば今回のラストもアリだけど実も蓋もないというかなんというか。最後までハリス家が世界を震撼させちゃうわけね。

この映画は2回楽しめる。一回目は悲劇として。2回目はドタバタコメディとして。マルクスみたいだけど(笑)。

一回目の悲劇は、イギリス=島国でのパンデミックがテーマだってこと。日本にも置き換え可能なだけにリアリティのある話題だ。二回目のコメディ的鑑賞ではハリス一家にツッコミまくって観ると楽しい。

あと一般人の男性が極限状態でいかに情けなくかつ卑怯な人類であるかもイタイくらいに描かれてる。でも軍人ドイル軍曹はめっちゃカッコよく描かれたりもする。そんなドイル軍曹のかっこよさが完全に裏切られるのも悲劇であり喜劇だ。

個人的には前作「28日後...」のほうが作品として練られているように思ったが、映画としては「28週後...」も派手で面白い。予算の差か?そして続編28ヶ月後もあるのか?28年後とか。「28週後...」があんな終わり方じゃ、その後はないかなぁ。

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2008/02/11

忌野清志郎完全復活祭でボクも復活

個人的な事情で2月頭からしばらくブログを休んでいましたが、今日からひとくちメモ復活します。復活に際してどんな話題がマッチするだろうと思っていましたが、やっぱこれでしょう!2月10日忌野清志郎完全復活武道館ライブ行って来ました。

快気祝い忌野清志郎武道館はいつにもまして広いレンジの客層。初詣かメーデーかといった様相でした。南西スタンド席という武道館では結構いい席で、全体を見渡せました。久しぶりのライブの熱気が公演前から伝わってきます。

忌野清志郎が喉頭ガンを公表したのは2006年7月でした。ガンとの闘病を「この新しいブルースを楽しむ」というメッセージとともに開始したことに、多くのファンは驚かされたと同時に、いかにもキヨシローらしい前向きなメッセージだと受け止めたのではないでしょうか。

そして「またいつか会いましょう。夢を忘れずに!」と締め括られたその日から1年と7ヶ月。ついに完全復活してKINGが武道館に戻ってきたのです。ドカドカうるさいロックンロールバンドがやって来たんです!

武道館に先立ち、NHKのSONGSでスタジオライブを演奏されていましたが、その映像からは「完全復活」に確信を持てました(2/12に再放送!)。単発イベントやサプライズゲストとしては昨年も神出鬼没でステージに現れていたGODですから、まったく不安はありませんでした。

しかし武道館ライブがいよいよ始まったところで、巨大スクリーンに闘病生活のスナップ写真が時系列に映し出され、その1枚目は丸坊主の清志郎、いや栗原清志という一人の“ぼくの好きなおじさん”の痛ましい姿でした。一瞬「ドキッ」としました。

しかしスナップ写真が次々と進むにつれ髪の毛が生えてきて、ある日そのおじさんの髪の毛がツンツンに立ってきてキヨシローに変身していったのです。その写真から会場は割れんばかりの大声援。そしてギンギンギラギラのラメ入りスーツでこちらを指差したあと、「完全復活!」の文字が。まだ一曲も演奏してないのに、会場は完全にトップギアに入ってました。

完全復活!日本武道館そこからは怒涛のライブへ入って行き、仲井戸“チャボ”麗市がシックでクールに登場したときには涙が出そうでした。「君が僕を知ってる」はチャボがちゃんと弾けたことがないという理由で(笑)毎回やるそうなのですが、この曲はこの二人の友情のシンボルなんじゃないかと思ってます。また個人的には、チャボの好きなタイプの曲はボクの好きな曲と完全に一致することをボクは知ってるので(笑)、チャボがいると常に満足できる楽曲が聴けるのです!

「よォーこそ」のときには思いっきり「チャボー!」と叫ばせていただきました。

忌野清志郎の正直さ、まっすぐさも坊主頭の写真ににじみ出ていたように思います。構えない自然体で筋が通っている生き方が、ボーカリストとして類稀なる声を持っているミュージシャンに宿っているこの奇跡がオンリーワンな存在である所以じゃないかと思ってます。

虚飾の世界(モンキービジネス)のなかで、いかに誠実に生きられるかを常に目に見えるカタチで表現してきたからこそ、またその誠実さがロックンロールと矛盾しないことを体現してきたからこそ、ここまで愛されるミュージシャンキヨシローであり続けられるのだろうと思います。

もちろん面白いってのもあるけど。子どものころに聴いていたキヨシローの思い出って皮肉な歌ばっかりですから。「キミかわいいね」とか「三番目に大事なもの」とか。

あと世界同時テレビ放送で佐野元春が「SHAME」みたいなマジメな曲歌ってるのに、清志郎は「はたらく人々」で「とてもよーく働くーおとなしーい人がいるーよいしょこらしょうんこらどっこしょ」っつって、日本各地の女はよく働くみたいなの歌ってたし。でもこの曲は一回しか聴いてないのにめっちゃ頭に残ってる。

NHKの「YOU」でアントニオ猪木に肩車されて歌っていたこともあった。肩車を猪木にお願いしてるとこもちょっと映っていたのだが、「すごいこと猪木に頼むなぁ」と思ったものだ。

元気が出るテレビの「元気が出る音頭」もすごかった。「出そうでなかなか出ない」みたいな歌詞。正直、復活ライブで「おかげさんでこんなに元気!」って歌って欲しかった(笑)。

久米宏のTVスクランブルで、サーファーがこけまくる映像に「こんなんなっちゃった」が被せてあってめちゃめちゃ爆笑し、この曲を収録した「BEAT-POPS」を即効で借りた(金がなくてね...)。エリーゼのためにの「あの子の嫌いな仲井戸麗市(なんでだよっ!)」って歌詞も好き!

その後の原発反対ソングだったりパンク調君が代を歌ってみたり、その場その場ではいわゆる権力側からのバッシングもあったりするわけだけど、清志郎にはそういう権力者が持っている建前だとか利権だとか、そういうものを笑い飛ばすジャーナリスティックな精神があった。ソロになってからのほうがCD買ってるな。

もちろん笑い飛ばしながらも、自分にとってメリットがあれば「つ・き・あ・い・た・い」って言うしたたかさもある。それを全部あからさまにさらしながら生きている様に、こちらもつきあいたいって思っちゃう。ボクもニューエイジ調君が代「kimigayoukoso」を作ったりした。

生卵そして。今回のライブ。実はナマでライブを観るのは初めてなのだった。清志郎のボーカルをナマで聴く機会が初めて訪れたのが昨日だった。そういう意味でも感慨深く、また完全復活ぶりがうれしかった。

今回の復活に際して、何か出来ることはないかと考えていたところ、amazonで忌野清志郎を検索したら25周年記念の忌野清志郎画報「生卵」に商品画像がないことが判明。そこで記念つながりで、カスタマー画像をアップしてみた。自己満足な世界が世の中と画像でつながっているというこの微妙な感覚が好き。

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