google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg カーズがイーッス!: ひとくちメモ

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2008/01/26

カーズがイーッス!

明日またソファーが来る。前回買ったのと同じシリーズで、一人用のラウンドチェアだ。2.5P用はスクリーンに対して垂直に向けて、今回のラウンドチェアを正対させようと思ってる。音場に対してフレキシブルに対応できるし、とりあえず1人用+オットマンの方が、集中できるから。

さて、ブルーレイ・ディスク陣営が世界共通フォーマットとして認知されそうな気配濃厚だ。いち早くブルーレイ陣営となってたボクは、とりあえずホッとしている。

ブルーレイの映像としての美しさとわかりやすさにはピクサーのアニメが最高じゃないだろうか。あえてディズニーといわずピクサーと言いたい。中でもこの「カーズ」はすばらしい。物語もしっかりしてるし。

最初は偏見があった。「擬人化されたクルマ社会なんて、アメ公の考えそうなことだよな」みたいな。ただデジハリ出身のボクにとって、ピクサーのアニメ技術は憧れの存在。だからまず惹かれたのは「レミーのおいしいレストラン」のブルーレイディスクだった。パリを自分の庭だと思っていた頃もあるわけで(まったくの幻想だったけど)。

んで、レミーを買いに行ったところで、「カーズ」のプロモビデオに遭遇してしまったわけだ。クルマが走っている映像なんて、3Dゲームやってる面々にはおなじみなんだろうが、擬人化されたクルマが、クルマとして精緻に正しく描かれている。レースシーンにしても、そのカメラワークに研究の跡がしっかり見える。そしてラセターさんが作っている。これが大きかった。子どもダマシじゃないんだな。

モンスターズインク」のときにジョン・ラセターという人を知ったのだが、その後「ラセターさん、ありがとう」というDVDが出ていて、興味深く観た。これはスタジオジブリの宮崎駿監督がラセターさんと会って交友を深めるドキュメンタリだ。

ちょっと話が逸れるが、こういう作品の外伝的裏話マニアなボクにはたまらない。そういう意味では最近出た「ジブリの絵職人 男鹿和雄展 トトロの森を描いた人。 (Blu-ray Disc+DVD)」もすぐ購入して堪能させてもらった。アニメの風景画が作品として広く認知されること、そのこと自体が2Dアニメーションが日本文化として洗練されてきている証左ともいえるのではないだろうか。

結局、カーズとレミーと両方ブルーレイを買った。カーズのほうが先に作られているので、年代順に見た。技術は日進月歩だから、後から作られたレミーにはまた新技術が採り入れられているのかな?という見方をしている自分がいまいちだと気付いた。

オレはいま幕張メッセに技術博覧会を視察に来ているわけではなく、映像作品を観ようとしているんじゃないか!と。

そういう技術目線なしに観ても、映像と物語の確かさはピクサーの真骨頂だ。技術は手段でしかない。でも技術の確かさと細部へのこだわりが作り手の想いを映画に込めることにつながっているのだろう。それがアニメーションのアニメーションたるゆえんだ。粗製乱造品とはやはり違う。

そしてそのこだわりは特典映像にも如実にあわられている。カーズの本編をもう一度辿りながら、ラセターさんがアメリカのカーレースの歴史みたいなのや、各シーンづくりにおけるさまざまな苦労や工夫、取材当時について語ってくれる。そのホンモノ思考はさすがだと思ったし、巨大資本がクリエイタと結びつくととてつもないパワーになるってこともわかった。

さて、ソファはそろったので、次の目標はマランツのフロントサラウンドスピーカだ!

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