FXでカギ足って使ってますか?
クロス円急落からいきなり急騰の戻り相場へ。こりゃデイトレ組には楽しいかもしれないけれど、結構キッツイ展開かもしれないですね。居心地のいいレンジを探る相場になるかもしれない。
こんなとき見ると面白いのが「カギ足」です。カギ足を使ってFXをやっている人ってあまり聞かないけど、どーなんでしょう。
カギ足はポイント&フィギュアと同じく非時系列系の指標なので時間軸がありません。だから扱いにくい。相場ってのは音楽と同じで時間の芸術ですからね。
でも今回の円相場のように、そもそも時間軸を破壊する動きをした相場ではカギ足が面白い。ボクは日足をベースにして、カギ足の値を小さめにとって(外為どっとコムのFX Voiceだと0.2%とか)見ることが多いです。
そうすると、現代アートのようなラインが出現します(笑)。で、これの見方なんですけど、平時はあえて無視している“レベル感”を確認する作業になります。相場という風景をラフスケッチするような感覚が大切です。絵心ですね。ボクもアーティストのハシクレですからっ!
カギ足のちゃぶつきや天底を、時間軸が無関係になる前までのタイムスパンの範囲で確認します(そういう意味では時間軸がまったくないわけではない)。急落相場にはバブリーな時期もつき物なので、そこも含まれます。
それを見ながら点と線でトピックとなりそうなポイントを線で結んでいきます。ジグザグな線が引けますよね。このパターンがその相場の持っているエネルギーの波動ってことになるわけですが、カギ足を確認しているときというのは、時間軸を破壊された時期ですから、探りたいのは次のレンジ圏がどのあたりか...ということです。
これはMistery Tigerこと塩坂洋一さんにヒントを得たんですけれど、たまに違ったチャートを見ると新鮮な気持ちで楽しめるかもしれません。
儲かるヒントはぜんぜん書いてませんが(笑)、カギ足もたまに見ると楽しいって話でした。ただ、カギ足は時間軸があいまいという部分はいかんともしがたい。これが有効に使える人や相場ってのは、ファンダメンタルズに強い人とか商品市場などがメインかなとも思います。
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