がんばれ!歌姫
ドラマ「歌姫」が低視聴率だという。今クールは面白いドラマが多い。さすが年末だ。そんな中で埋もれてしまった感はあるな。
個人的に、相武紗季にはこの「歌姫」が過去最高の作品だと思っていた矢先だ。TOKIOにも主題歌「青春」(長渕剛作)とその前の中島みゆき2作を含むベスト盤をのぞんでいた矢先でもある。
テレビドラマなんてコマーシャルのためにあるようなもの。視聴率というのは大切なんだろう。しかしガンジス河でバタフライのときにも書いたが、視聴率と内容の良し悪しは関係ない。
これで途中打ち切りにでもなれば作品にとってもったいない。DVD化も危うくなってしまう。ジャニーズファンもがんばれ!大麻所持赤坂クンの影響でDVD化できなくなった少年隊ライブの二の舞を避けろ(>_<;)。
戦後の田舎映画館「オリオン座」という設定に引き込まれる世代は少ないのかもしれない。オレなんかはその設定だけでうれしいのだが。斉藤由貴も完全にイメチェンしてるぞ(ファンにとっては微妙なイメチェンかもしれんが)。
視聴率だけがモノサシになってしまっては、テレビドラマに幅がなくなってしまう。もしかしたらいまは過渡期で、これを乗り越えれば視聴率も取れる優秀なドラマが出てくるのかもしれないが...。アメリカンドラマのように。
しかしテレビ全体の視聴時間も確実に減っている。ワンセグで見れればいいやってことになれば視聴率の計測方法にも疑問が出てくるだろう。これがオンデマンド視聴という方向へ進めばいいのだが、テレビドラマの低迷が更なる作品の悪化というスパイラルに入るとまずい。
チャレンジのないところにいい作品は生まれない。視聴率だけ、スポンサーだけ、アイドルの商材写真的ドラマだけ、そんなものばかりが基準になっては、クリエイティビティの危機だ。そういう状況が定着すると新しい才能は出てこなくなる。視聴率という権威に擦り寄るゴマすりえせクリエイタばかりになっちゃう。
そんなことを言っても、いまのテレビにはその英断はできない。そろそろ斜陽産業化しはじめているのかもしれない。2011年完全デジタル化だそうだが、そのあたりでメディアとしてのテレビ黄金時代も終焉を迎えるのかもしれない。...と予言しておく。
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コメント
話はね、いいんだけど土佐清水にする必要が(タロちゃんが自然に流れ着かないといけないんだろうけど)あんまり感じられないんだよね。この先自然な感じになるといいんだけど……引っかかってるのは、そこかな。
由貴ちゃんの鯖子ぶりは、ブラボーで絶賛♪でございます。ぐっど・ばい☆
投稿: あんじ | 2007/11/04 06:24
その疑問は映画「涙そうそう」をなんで沖縄にする必要があったのかに似てるな。
たぶん相武紗季がドラマ「がんばっていきまっしょい」で四国言葉を習得してるからじゃない(笑)。松山と土佐清水の違いはあるけど...。
あとはやっぱ“男気”を感じさせる土地ということだったり、山口や和歌山みたいにロケ地として観光を呼び込むフィルムコミッションが動いてるのかも(それだと視聴率は大きな問題だ)。
あと視聴率低迷の背景に中高生向けのグッズやファッションアイテム情報が皆無ってとこもあったりするか?いまやモロ広告ドラマが高視聴率なのかも。かつての田中康夫ちゃんの小説みたいな(笑)。
さらに相武紗季ってパソコンで入力しずらい名前だな。そういうストレスの蓄積はネット時代の人気商売に影響するような気がする。その点ほしのあきはうまい(笑)。
鯖子を斉藤由貴だと気づかず見ている人が何人いるか知りたいな。
投稿: ポップンポール | 2007/11/04 09:27