オレも働きマン!?
日本テレビで始まった「働きマン」は身につまされるな(?)。まるでオレみたい。でもオレは男だからエンジンかかっても男にはなれないな。
ただオレの場合は、いろんな仕事を持っているので、スイッチの入り方もパラレルだったりする。でもそれらの仕事が、それぞれにオレという個体のなかで有機的に結びつきらせん状にスキルアップにつながっている気がする。
「働きマン」の主人公は雑誌記者だが、記者に限らず、あらゆる仕事に必須の基本スキルが取材力だと思ってオレは仕事をしてきた。高校二年生くらいから受験生とは思えない、“気分はジャーナリスティック”に生きてきたような気がする。それがよかった!
取材力をもっと細かくレベル分けしてみると、
・きっかけとしての情報(自分との接点すべて)への直観(直感)力
・そこへアクセスするための行動力
・アクセスして得られる情報の吸収力(あるいは交渉力)
・持ち帰って仮説・検証する分析力
・事象からだけでは得られない構造への想像力
・それらを常に有機的に結びつける編集力
・編集結果をアウトプットする発信力(あるいは実現力)
・そして事象と構造への絶えない好奇心
・しかし引きずることのない浮気力(笑)
自分自身ではこれらの総合力を取材力と呼んでいるように思う。これは先に書いたように記者に限らずどんな仕事にも共通するスキルだ。ある意味センスともいえる。ま、最後の浮気力だけはパラレルな仕事をする人間にしか必要ないスキルだ。
オレは自分の好きなことにしか好奇心を発揮できず、学校教育とか決まりきった社交辞令とか会社生活とか、そういう部分が完全に欠落したダメ人間だと思う。ネクタイを発明したヤツを引きずり出して絞首刑にしたいと常々思っているアホだ(笑)。
ただその分、好奇心のスイッチが入ると止まらない。その好奇心サイクルのなかで生活しているようなものだ。だからオレのどの面で他人と接するかで完全に別人になってしまう。そういう意味では多重人格者だ。社交性ゼロのときのオレと付き合うことになる人々めんごー!
そんな取材力の突出した人間が「働きマン」なのだろう。個人的には「働きマン」に変身していないときの主人公にはあまり興味がない。でも大方の視聴者はスイッチオフの生活が破綻しないかどうかにハラハラしながら見るのだろう。そっちがメインになってくるとオレにはつまらないドラマになるかもしれない。
速水もこみち君も久々に見た。なかなか合った役柄で「働きマン」とは正反対のような男だ。彼は最終回には仕事に目覚めたりするだろうか。しないような気がする。でもあのスタンスの中に別の働きマンスイッチを宿しそうな気がする。それが現代的なのかもしれないし。
紹介した2冊はそんな働きマンスイッチの入った人たち(笑)を紹介したムック(およびこのセオリープロジェクトMOOK自体がメタレベルで働きマン的)と、好奇心に突き動かされた後に何をするのが効率的かオレ自身のこれまでのやり方を説明してくれたような新書があったので紹介してみた。変身のための入門書だ。変身したくない人は読まなくていいぞー。それもシアワセ。
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コメント
ドラマ・ウォッチャーのPPさんにチェックしてもらいたいのが「ガリレオ」ってドラマ。あの古田所長がどこかに出てくるらしいです。見つけたら教えてください(笑)。
投稿: あんどう | 2007/10/14 16:55
おはようございます。古田貴之さん出るんですかー。こりゃ夕方の番宣番組もチェックだな。
一応月9は全部チェックするので大丈夫です。前回は井上真央を起用したにもかかわらずつまんなかったので、東野圭吾原作「ガリレオ」には期待したい。
ちょうどいま「フェルマーの最終定理」を読み終わりそうなので、頭が理系モードでもありあます!
投稿: ポップンポール | 2007/10/15 07:34
どうやら番宣のみに出るようです。
http://furo.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_0ff8.html
ドラマに出ると思ってました。
勘違い失礼しました!
投稿: あんどう | 2007/10/15 08:01
番宣でてましたねぇ。イケメン学者として(笑)。イケメンってとこは本当だけど、あのすかしたたたずまいはテレビ用のウソですね(笑)。もっと庶民派というか、子ども好きな兄ちゃん。ピンポンパン体操の兄ちゃんのようなしゃべりのほうが正解ですな。
土曜よろしく。
投稿: ポップンポール | 2007/10/17 07:51