テレビの前でもバタフライ!
いやー、ヒマっていいねっ!ブルベア分析もとことん出来るし、うまいもんも食えるし、録画したドラマも見れて。
メーテレ(名古屋テレビ)45周年記念ドラマスペシャル「ガンジス河でバタフライ」は最高に面白かった!さすがクドカン!さすがマッサミー!出演者みんなサイコーだったよ!
見終わった瞬間にメーテレのショップでDVD予約してた(2008/1/18発売)。過去最速(笑)。
ヒマってサイコーと思えるインドの生活(笑)。遠い昔に宿も決めず海外旅行したころを思い出した。言葉も通じない。文化も違う。文化って日常だからね。そりゃ大変だし怖い。
でも心が鎧で凝り固まったまま旅に出て、追い詰められることで自分が開放される感覚。苦労して旅した若者にだけ味わえるその時期一度っきりの体験。それは一生の宝だ。
前に長澤まさみのエキセントリックな性質を予言していたボクだけど、宮藤官九郎(あえて言わせてもらうなら“TV's HIGHの”クドカン)とのコラボが、こんな最高の舞台で開花できたなんて奇跡だよ。
それにしても、見たこと無い映像だったなー。なんとなくNHKが作るドラマっぽい映像の質感でありながら、ほとんどドラマのコンテクスト逸脱ギリギリの展開。このあたりはクドカンお手のモノ。それを認めるプロデューサもスタッフもみんなすばらしくて新しいよ。諸手を挙げて賛美しちゃう。
そして前編・後編ずっとエキセントリックな長澤まさみ。すごかった!!最後のお約束=バタフライが普通のドラマに見えたくらい、それまでのすべてがエキセントリック!これだよ。これなんだよ!エキセントリック美少女ガールだよー。かっこいいよ。長澤さん、さぞかしやりきった感があったのではないだろうか!?
ボクが旅行に目覚めたのはたぶん森村桂さんの「天国にいちばん近い島」だった。その爽快かつ軽妙なタッチの紀行文は文字を読んでいることを忘れさせるような文章だった。旅に魅せられた人はこんな文章が書けるんだなぁと思ったものだ。
でも21世紀の旅人はたかのてるこさんかも知れないね。原作はまだ読んでいないけれど、クドカンの脚本とはまた違ったリアルな旅人の姿が読めるかもしれない。才能が才能を呼ぶからね。そういうシナプス、大事にしたいね。
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