断固ガンジス河でバタフライ支持!
長澤まさみ主演でオレが大絶賛した「ガンジス河でバタフライ」は視聴率が絶不調だったらしい。まぁ興奮してブログに書いたもののアクセス数も伸びず、なんとなく嫌な予感はしてたけど...。
しかし、視聴率と作品の良し悪しというのは比例しないものだ。「彼女たちの時代」のようなケースもある。オレは断固としてこのガンジス河でバタフライを支持したい。
この新しさに時代が追いついていけてないだけだ。誰だってこんなドラマ見せられたら安心してみていられない。リラックスできるドラマじゃない。エキセントリック美少女ガールと化した長澤まさみの怒涛のロードムービーみたいなもんだ。
しかも唐突だった。いくつかの記事を読むと、テレビ朝日としては番宣を思いっきり打ったつもりらしいが、ハッキリ行って届いてない...。テレ朝視聴時間がダントツに多いオレですらTV雑誌だけでしか確認出来てなかったんだから。石原軍団のようにはいかんのだ。
テレ朝も視聴率を気にする局になってしまったが、もうそこから一段階突破してほしい。23時台のドラマはとんがってていい。いまはリアルタイム視聴率じゃ測れない時代だ。
長澤まさみでオレが心配しているのは、TBSの新ドラマ「ハタチの恋人」のほうだ。この前クールの「パパとムスメの7日間」がよかったというのもあるが、さんまの長セリフがあまりにキツイ!
いや、キッツイおやじを演じているというのはわかっている。そのキッツイおやじを演じているその演技そのものがキッツイのだ。わかるかなぁ。気持ちが入ってないというか...。
いまや大御所となった明石家さんまにスタッフが遠慮してるんじゃないかとすら思えた。ドラマなのに。名作「男女7人夏物語」のころのさんまとはあきらかに違う。ブランクがそのまんま画面ににじみ出ている。ところどころの小ネタもとってつけたような感じ。役者じゃないから仕方ないけど。さんちゃんはやっぱバラエティの人なんだなぁ。
このノリに長澤まさみが引きずられるのが心配だ。「ガンジス河でバタフライ」は決して汚点ではないのだが、視聴率が不調という情報は消せない。こういうことが連続すると市場のセンチメントに影響する。それが本当に心配だ!
あと、「ハタチの恋人」での長澤まさみのセリフにも、流行の軽い恋愛小説をバカにしてるようなのがあったが、その権化たる「セカチュー」で評価された女優さんだけに、自己矛盾を抱えるセリフだったな。そういうとこ、脚本家の配慮がほしいよ。結局は企画先行ミエミエってところがいただけないのかも。
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