ロボット運動会2007
昨日土曜日は秋葉原へ「ロボット運動会2007」を観戦に。いまやロボット“ラブ”なあんあんと、5年ぶりくらいの再会N氏、あんあんのお知り合いで初対面K嬢と4人でした。
会場は秋葉原電気街口駅前のダイビル。入るまでは普通のオフィスビルの休日という様相でしたが、2Fへあがると別世界(笑)。ロボット王国になってました!
●人間型ロボットがすごいことになってる!
ロボットって一般にどんなイメージなんでしょうか。昭和な我々にはアニメや超合金(懐かしっ!)の世界ですけれど、21世紀のロボットはちょうど我々世代のラジコンですわ。しかもいわゆるヒューマノイド型っていうんでしょうか、二足歩行できるロボットを誰でも趣味で持てる世の中です。
いや、二足歩行“できる”という言い方も正しくないな。ギーギーガガガッってゆっくり歩くんじゃなくて、サクサク歩いてサッカーやるわけです。いまどきのロボットを知らなかったらビックリしまっせ!ドリブル、シュート、ブロック、スローイン、何でもありだしコケても起き上がるんですわ。
とりあえず、デジカメで撮ってきた映像があるんでご覧ください。
(Quick Time ムービー:ブロードバンド中速)
思ったより素早いと思いませんか?ツクモロボット王国で売ってる近藤科学KHRシリーズのHV型キットそのまんまのスペックで戦うHVリーグ(正しくはKHRリーグらしい)と、改造ロボで戦うオープンリーグとありました。ムービーはオープンリーグの対戦ですが、キック力とか反応スピードとかが違うみたいです。
●アイボ健在!サッカー世界大会も
また、5階では別の大会をやってました。アイボのサッカーです。こっちは世界大会ロボカップが10年続いている世界らしいですわ。こっちの司会が、ロボドル・一之瀬まゆちゃん。このまえ雑誌で見たばっかりだったから本人にあえて良かった(笑)。彼女はロボットじゃありませーん(笑)。
アイボのサッカーのすごいところは自立走行してるとこですわ。ラジコンのコントローラなし。自分で判断して動きはるんです。ボールの位置をセンサーで捉えて、それをゴールさせて喜んだり、ゴールされて悔しがったりするとこまでプログラムされてんですな。こちらもムービーで。
ドイツで行われた世界大会の映像もかなり盛り上がってました。サッカーのあとは、民間のアイボ愛好家の皆さんがご自慢のアイボにこの日のために用意されたダンスプログラムのチップを入れて、みんなでダンスして大団円でしたー。
他にも4枚羽で姿勢制御や方向転換するラジコンヘリみたいなの(クリックでムービー再生)とか、日本工学院のじゃんけんロボKARFE-LADY(左写真)とか、癒し系ロボ・パロをだっこしてみたり、とっても面白かったですよ。パロは欲しいな。40万円くらいだそうですが...。老人ホームとかで大活躍のようです。わかるー!
●きっかけは日本科学未来館から
そもそもは、8月19日、未来館に古田貴之さんの講演を聞きに行ったのが始まりでした。古田さんはこの前始まった月9ドラマ「ガリレオ」の番宣番組で日本のイケメン科学者のひとりとして紹介されてましたね。未来ロボット技術研究所(furo)の所長さんです。
未来館では子ども相手にめっちゃ熱い語り口でした。その片鱗もムービーで。重たいので画質をかなり落としてますが語りのお兄さんぶりをぜひ伝えたい(笑)。イケメンというより子どもたちに楽しい未来を熱く語れるところがかっこいいよ。
HALLUC II を熱く語る古田貴之さん
(ブロードバンド低速向き画像ですがちょっと時間かかるかも)
このハルク・ツーは古田さんの某都内マンションと同じくらいかかっているとか、8本の足はそれぞれ車1台分だとか、予算取りの大変さを節々に感じさせる講演でしたよ...。「はーい、いま君たち8台の車をさわってまーす!」みたいな(笑)。
あと70Kg以上あった体重がロボット製作に明け暮れて49Kgにまで減ったとか、小さいころの大変な事故とか、悲惨な経験を笑いに換えて子どもたちを釘付けでした。ダイエットしたい方はイケメン所長と3週間ロボット作るといいらしいですよ...。死なないように!
昨日のアキバロボットサッカーの実況解説は、同じfuro所属の先川原室長さんでした。ロボットの未来はこういう熱い人々が支えてるんですねー。とにかくロボットは面白い!コントロールする人の人間性とかも動きに現れたりするし、まったく思いもよらない動きをしたりします。想像力をかきたてる存在です。手塚治虫先生をとりこにするくらいですからねぇ。
●ボクのロボット作り成功譚
ボクも実は中学時代に技術の授業で4足ロボットを作りました。アクリル板の細い足をモーターで動かしました。関節はただネジでつないだだけでしたが、逆にその弱い関節がランダムな動きをかもし出したのでした。
それを見て、いつもは怖もての技術の先生が思わず噴き出してしまったのです。だからボクはその予測不可能な動きをさも自分で考え付いたかのように装ってました。その爆笑を見るまでは、自分のイメージとまったく異なる不恰好な動きに内心イラついていたのですが、子どもの美学より面白さの快感に目覚めた授業中のハプニングだったのです。
ロボットは楽しいだけでなく、あらゆる技術の集積ですよね。そしてヒューマノイドは人間のことや生命を考えるきっかけになれるかも知れません。ロボットがもっと学校現場とつながればいいなぁと思ったりしてます。せっかく日本の誇れる技術なんだから!
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コメント
この記事へのアクセスが結構すごかった。書いた直後の1時間で、通常1日平均アクセス数の1.5倍くらいだったのは、ロボット運動会への関心の高さかもしれない。
最近のロボット事情に疎かったボクのような人はぜひムービーも見てね。大ロボット博も昨日からオープンしてまっせ!
http://www.robo2007.jp/
投稿: ポップンポール | 2007/10/24 07:11