子どもが夜中に出歩く成海璃子!
というわけで、ドラマ「受験の神様」を見まし田原俊彦。ドラゴン桜のお子様版かと思いきや、なかなか面白くなりそう段田安則!つらくなってきたので、語尾ダジャレはここまでとし洋介山。
成海璃子は個人的には「瑠璃の島」の印象が非常に強く残っているのだけど、この大人びた雰囲気はすんなり子役から女優へとステップアップできる素質かもしれないな。志田未来とともに日テレは次世代を押さえてる猫ひろし!(<ダジャレはやめるゆうたヤンヤン歌うスタジオ!)
お受験ドラマといえばTBSの「スウィート・ホーム」を真っ先に連想する。山口智子ウォッチャーとしても見逃せないドラマだった。
あの頃“お受験”という流行語は小学校受験のことだったが、少子化の影響かいまは中学校受験にシフトしているんだろうか。どちらにしろフォーマットとしては、元気ハツラツだけがとりえのようなお子さんが、環境に影響されてお受験へ邁進するというものだ。
そしてもともとお受験の必要性をストイックに信じ続けている固くて暗い優等生の家庭崩壊とがセットになっていたりする。スウィート・ホームでは段田安則が父親役だったあの家庭だ。今回もこういう対比があるのかどうかにもとりあえず注意を払っておきたい(その根拠はっ?て聞かれると長くなるのでやめと工藤静香)。
「受験の神様」は中学受験ということもあってか、子ども(長島弘宜)の「野球の強い学校で野球をしたい」という動機付けと、模擬試験の旅人算が解けず解けるようになりたいという前向きな受験意識という、いちおう理屈が通るスタートラインを設け、お受験を正当化しているようだ。
また妻に逃げられた父親役の山口達也がお受験に興味がないというのも、受験の神様の必要性がクローズアップされるので理屈が通っている。この父親と神様との関係性も徐々に変化していくのだろう。でなければ、神様が中学生である深さにつながらないからな。
そして菅原道子役の成海璃子。中学生にして伝説の家庭教師。いくら伝説の中学生でも、夜中の2時過ぎに制服姿で街をウロウロしてたらイカンガー!いや、もしかして工事現場でバイトしてる山口達也を息子が3時間くらい見てて、もう朝だったとか?
そこのところの検証はともかく、この親子に受験の素質があるかどうかをあの冷徹な眼で察知し、ストーカーのごとくつけ回していたことは確かだな。それが番組冒頭でのほかの土下座父&娘への仕打ちと対比されてる。
素質のないヤツは引き受けないというのもコーチング成功への第一歩だからな。「狙った獲物は逃がさない」という成海瑠子だが、狙ったかどうかが最大のポイントなのだ。勝ちに行く勝負には、そもそも狙う価値があるかどうかの見極めが大切だということだな。
ドラゴン桜は相場教室だって前に書いたが、受験ドラマには「勝つための心理」を考えるツボが結構あったりする。それこそ動機付けであって、そこから先は自分の想像力とか構想力とかが重要なのだ。
受験なんてケッ!って思っているオレだけど、そういう視点でお受験ドラマを見るのもまた楽し井川遥。
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