google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 予測と予想、予言と…: ひとくちメモ

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2007/07/29

予測と予想、予言と…

マット今井師匠のブログに、相場をサーフィンに例えてコメントした。実は最近サーフィンに凝っている。凝っているといっても、サーフィンが出来る身体じゃないので(笑)、波乗りの極意をサーフィンの神ジェリー・ロペスさんから盗み取ろうと、coyoteの特集などを読んでいるのだ。ボクが乗る波はもちろん相場の波だ。

相場についてたくさんの本を読んで来た。読むべき本がなくなった後は一流の勝負師(イチローとか羽生善治とか桜井章一とか)の哲学に自分自身と共通する何かを見つけようとしてきた。そして勝負から調和へ。環境と身体との調和を獲得することが勝負の世界でも(いや勝負を超越した高みにおいて)必須だと確信したわけだ。だからいまサーファーのジェリー・ロペスがマイ・トレンドなのであった。夏だし(笑)。

相場は大自然に似ている。ときに調和しときに挑戦する。その活動のなかで恩恵を受けもすれば奪われもする。総合力が試され常に成長を即される。そのなかで自分はちっぽけな存在だと気付くが、その謙虚さを向上心に高め、自分と自然とが調和したとき、自然は恵みを与えてくれる。挑戦もまた調和の一部だったりする。

循環する環境のなかで規律ある判断と身体能力がすべてに優先する。孤独と決断。自分が自然と一体になる感覚。サーフィンの極意のなかに相場に通じる変動感覚があるとピピン!ときた。夏だし(笑)。

ま、そんなわけで、この夏はサーフィンを通して、波乗りの極意を得てやろうと思っているわけだ。つーか、まったく未知の領域について知るのってめっちゃ楽しい。このインナースペース大好きっ子がサーフィンの極意だよ。自分でもビックリさ。でも夏だから!

さて相場をサーフィンに例えたって話だけど、実は今回のクロス円下落についてはもうひとつの師匠ブログ「風を読む」にたとえ話でコメントしてた。夏休みに入るのもいいかもってさ。ドラマ「ブル」に出てきた資産家ブラックストーンのように、あらゆる話をたとえ話でするのが趣味なのだ。あのタイミングでスクウェアしてた人は助かってる。

ボクは相場予想はしない。でも自分自身で予測はしてる。予測と予想となにが違うのか。なかなかわかりにくいのも確か。数年前そんなことを考えていたら、丸紅経済研究所の柴田明夫さんが面白いこと言われた。それを今回図にしてみた。ボクってWebデザイナーもやってんだったなぁ(笑)。
予測とは?予想とは?
横軸に合理性の有無、縦軸に時間・タイミングの有無をとり、○×をつけてある。予測とは合理性があり、タイミングにも言及することだ。予想とは合理性はありそうだがタイミングがあいまいだ。「いつか超円高になる」とか「ドル円200円の超円安時代が来る」とか、それなりに理屈は通る(ファンダメンタルってどうにでも理屈がつけられる)かもしれないが、いつかを言わない。それは相場と無関係なお勉強になっちゃう。だからファンダメンタリストはお勉強ができそうな秀才君で相場がヘタな人が多いのかもしれない。

ついでにあとふたつ、合理性がなくタイミングだけあるのが予言だ。「1999年に世界は滅びる」とか、そういうやつ。巷の占いもこの類かな。「明日はピンクのモノを身につけなさい」とか(笑)。そして合理性も時間もなにもないのが空想。あるいは妄想、エセ宗教の類だ。

こうして4つに分けて考えると、予想というのは責任が薄い。責任とは有限で時間に制約されるものだから。とくに循環する環境について話す場合、「いつかわからないが雨は必ず降る」という予想は当たりやすい。これを「あさっては朝から雨が降る」と予測した瞬間に言動に責任が伴う。

相場の世界で提灯つけようとしてる素人には、無茶な予測をして欲しくてたまらない輩がたくさんいる。目が血走ってる銘柄君たちだ。「半年後の第3水曜日に雨が降る」って言って欲しがってるのだ。そのニーズに応えるために、一見予測のように見せかけた予想屋さんがたくさんいる。責任は微妙に回避しつつ予想を並べてみせる。でもそれは内容よりも絶妙なトークこそが売り物なのでそれでいいのだ。大衆なんて半年後には忘れるんだから、いま楽しければいい人々が銘柄君たちだ。

でもそんな予想屋トークに飽き足らず、他人任せで無責任極まりない自分を棚にあげ、人の責任を問う人々もいる。どんだけー!そういう人々の相手が出来るのは、まさに予言者かエセ宗教家だけである。信じるものは救われる。全部毟り取られるまで気付けない人々。そういう人々の相手、ボクには出来ない。気味悪くて。見てる分にはオモロイけど。

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