あの頃のきらめきを!サマータイム
小説から遠く離れて何年にもなる。
でも夏が近づくときらきらした波頭を見たくなる感覚で、
ふと小説を読みたくなる瞬間があるんだ。
「サマータイム」には、そんな気分のときに出会った...。
短編小説?
違う。これは...水彩画?
パラレルな物語が好きだ。
こんな風に“あの頃”を切り取ることが出来たら...。
こんな風に“あの瞬間”を文章に残せたら...。
ボクが夏を探しているときは、きっと、
いつもあの頃のあの瞬間、雨の匂い、空気の揺れる音、
ふと出会った音楽...。
みんな同時に探してる。
ボクの夏がそろう日はなかなかない。
そうして一年、一年と過ぎていく...。
でも、今年、サマータイムがボクの夏をつれてきた。
言葉がスルスルと流れてくる。
そう、もうすぐ夏だ。夏の匂いだ。
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