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2007.05.12

エクイティグラフの効能

オージー二毛作!というわけで(どういうわけだか?)、オージー円の高値往来相場で2回転。効率的に利益が上がった一週間でした。エクイティグラフは年率100%のラインをサポートラインとして順調に推移してる。...っと、たまには唐突にFXの話もブログに織り交ぜてみたくなった。

一年は短いようで長い。必ず一回や二回は落とし穴がある。そこを巧妙に避ける(リスク管理できる)ことが、計画的な利益につながる。この点ではエクイティグラフをつけることが、いくつかの心理的メリットを産むと思う。

エクイティグラフについては、この「ロビンスカップの魔術師たち」第6章に出てくるジョン・ミルズ(1989年ワールドカップ先物チャンピオンシップ非プロ部門優勝者で計4度トロフィー獲得)の方法論がすばらしい。こんな安い本で有益なのは珍しいのだが、この本はジョン・ミルズのとことラリー・ウィリアムズのとこだけで元が取れる(笑)。

エクイティグラフとは資金管理グラフのこと。週単位で収益をグラフにつけていく。収益率の目標値として、50%,100%という支持線を最初に引いておき、毎週その支持線との乖離を見ながら収益と損切りレベルを管理するというシンプルなものだ。シンプルだから導入しやすい。

これはいわば長距離走の小さな目標に似ている。「まずあの電柱まで、次はあの橋まで...」と小さな目標をクリアしながら最終ゴールを目指すというアレだ。1年を週単位に分割すると52週になる。52週後(1年後)に原資の50%増、100%増の金額を記入し、その増額分を52で割れば、毎週の目標金額が算出できる。これをグラフにすると、正比例グラフ(右肩上がりの直線)になる。これがサポートラインになる。

相場から得る損益は週単位に平均化できない。休むも相場というように勝ったあとは冷却期間を置く。だからこのサポートラインは「毎週この金額だけは勝たなければ」というものではなく、あくまでも単年度の最終目標に到達するチェックポイントの役割を果たすだけだ。

だが四半期、半期、一年と大きな括りで現在の自分を客観評価する指標になる。近似値で100%のラインに絡んでいれば、最終的にはほぼ原資が倍になることがわかり、励みにもなるだろう。励みになるという点でも長距離走の目標に似ていると思う。

収益率のサポートラインは50%や100%でなくても、300%,600%でも何でもいい。ようは自分の実力に沿った目標管理を計画的に行うというのがエクイティグラフの効能だ。実際には達成目標管理よりも損切りレベルの管理の方が重要なのだが、その方法論についてはこの書籍を読んで欲しい。そこまで書いちゃうとこの本をアフィリエイトで売ってる価値もなくなるっちゅーねん(笑)。

「ロビンスカップの魔術師たち」では、このエクイティグラフをテクニカルツールとして紹介しているけれど、以上お読みいただいたように、これはいわゆるテクニカル分析のツールではない。そこが逆に汎用性のあるツールだともいえる。勝てる個人投機家で資金管理をしない人はいないワケで、そのためのツールのひとつといえる。ジョン・ミルズが非プロ部門優勝者ってとこも身近に感じる(笑)。

●相場の二元論について

なんだか筆が乗って来た(笑)のでついでに。今日は有楽町までシステムトレードセミナーに行って来る。有楽町だったらジャポネを食えるからな!理由付けがないとお出かけしない出不精なもので...。ボク自身は昔取った杵柄でExcelVBA使いまくりだけど、システムトレーダーじゃない(と思う)。裁量トレードのための各種シグナルをシステムで出すという感じだ。

よくテクニカル派VSファンダメンタル派という不毛な議論がされるけど、正直素人にファンダメンタル分析なんて出来るわけがない。というか完璧なファンダメンタル分析なんて存在しない。そういう二元論でくくるならブル派VSベア派の方がシックリくる。

ボクら素人が勝つために出来ることは、ファンダメンタル分析も出来る(と思われる)プロの皆様方の出したブルベア判断の分析だけだと思う。それを値動きだと思っている人々のことをテクニカル派(狭義ではチャーチスト)というのだろう。ボクの場合はエルダー博士の影響もあって、値動きがすべてを内包しているとも考えていない。

値動きはいわば表出した現象(氷山の一角)であり、その背後にうごめくブルベア判断のベクトルがどっちに向いているか、それを分析することだったら誰にでも出来る。よく知られたテクニカル指標(オシレータとか)にはそういう面があるから、これもテクニカル分析の一種と言えばいえる。エルダー博士のエルダー線や、それにインスパイアされたボクのワタル線(笑)も広義のテクニカルツールだ。

ブルベア判断の指標を持つと、必ずしも値動きとその判断とが順行しないことがわかる。逆行(ダイバージェンシー)は、ときに有効な判断材料となる。様々な指標にダイバージェンスは現れる。有名なツールではストキャスやMACDと値動きとのダイバージェンスとか。ポンド円の強気ダイバージェンスなどは鉄板だと思うときがあったりするだろう。

ここで紹介したエルダー博士のDVDでは、MACDヒストグラムの触りを説明されてる。ボク自身はオリジナルのワタル線(基本は高値上昇力・安値下降力の評価)等を使ってる。そんな難しいことはしていないけれど、難しい金融のことを考えるのはプロにお任せしていい。

どんだけ深く掘り下げて考えても、出てくる答えは買うか売るか休むかの3パターンだけだ(ま、そのときの資金ボリュームやレバレッジ管理がもっと大事だけどさ)。この3パターンの集積として総合的なブルベア判断が値動きとなって表出する。そのタイミング(トリガー)に経済指標やら金融政策の発表やらが利用されてるだけだと考えれば、ボクらはアホになってそういう偉ーい人々の顔色だけ見ていればいいのだ。勝つことと市場分析に長けていることとは全く別なのだ。

素人で市場分析してるヒマがあれば、映画を観たり音楽を聴いたり友人とダベったりして過ごすほうが豊かな人生だ。たまにプロの顔色(つーてもチャートだったりするわけだが)を観ながら軽やかに儲けるってのがいいと思う。

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