美しい国づくりで自分探し
あべちゃん内閣官房が「美しい国づくり」の企画会議をスタートしている。塩崎“能面”官房長官がメンバーを前に「美しい自分探しの旅」と挨拶していたのがめっちゃ面白かった。思わず新興宗教かエステのCMなのかと思った。でも確かに塩崎は自分探しをしたほうが良いだろう。
企画会議についてはそのくらいしか言いたいことはないが、メンバーで興味があるのは山内昌之氏。「ラディカル・ヒストリー―ロシア史とイスラム史のフロンティア」は、なかなか読み応えのある内容だった。
ボクは卒論が「ソ連の世論」だった。この韻を踏んだタイトルを思いついたときこれだと思ったのがテーマ選択の根拠だった(^_^;)。美しい論文づくりはタイトルが重要なのだ!
当時ペレストロイカの共産主義国家に世論はあるのか?という興味で、当時ソビエトにあった世論調査機関のトップが来日したとき、某社に頼んで記者会見に入れてもらった。大学生が聞ける話じゃなかったので、ほとんどそこで聞いた話をまとめて卒論完成(笑)。そこまでしてくれた某社の内定を辞退してしまったボクは、塩崎以上に自分探しが必要かもしれない...。
そのときの通訳が、昨年亡くなった米原万里さん。当時はケバい通訳だなぁと思っていたのだが、ロシア語通訳だけに留まらず活躍され、その人生も非常に波乱万丈だったと後日知って、米原さんの通訳を聞けたことがなんだかものすごく貴重な体験だったなと思った。美しい思い出だ。
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