エイプリルフール廃止法案を米議会が可決
4月1日といえばエイプリルフール。エイプリルフールの起源は大航海時代に遡る。アメリゴ・ベスプッチによるアメリカ大陸発見よりもまえに、スペインで造船業を営んでいたチャド・ロドリゲス(詳細不明)が1490年4月1日、新大陸へ到達したことが評判になった。しかしそれが大嘘だったと後日発覚し、世紀の詐欺師としてチャドの名は歴史から消えていった。
というのは真っ赤なウソだが(笑)、日本でこれが四月バカとよばれて定着したのは大正時代だ。神戸に貿易商を営む吉本豪三という人物がいた。厳格な性格で人望も厚かったようだが、貿易相手の西洋文化に触れるなかでウィットに富んだ会話というものがビジネスに効果を挙げることを知る。
堅物と見られている自分自身をふり返り反省した豪三は、慣れないジョークを大番頭のひとりを使って試してみたところ、その大番頭はまさかジョークだとは思わず真に受けて、大騒動になったらしい(その内容は不明)。あわてた豪三が事情を店の者に打ち明けたところ、豪三の妻が「そんなにジョークが大切なら、練習してもらいまひょ。でもな、みんな混乱するさかいに、西洋に四月阿呆という風習があるそうやから、この日だけは披露するのを許しまひょ」とお達しを出したのが最初。
豪三以外の者はそんなお達しをすぐに忘れてしまったが、厳格な豪三だけはしっかりと覚えており、それから数年の間は4月1日を心待ちにして様々なウソやジョークを考えていたという。それだけ練りに練った豪三のウソ話は神戸中で話題になり、たちまち四月阿呆の逸話が世間に広まった。関東にも飛び火してエイプリルフールは四月バカと呼ばれるようになったのだという。ま、全部ウソだけど(笑)。
さて、米議会の話だが、もちろんウソだけど(笑)。
※右上にポール・ボウルズの音楽を紹介してますが、なかにエイプリル・フール・ベイビーという曲があります。これホント!
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