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2007.01.06

新婚さんの馴れ初めを聞くように歴史を学べ

自慢じゃないが高校時代は日本史が赤点でした...。重箱の隅をつつくような日本史マニアとしか思えない教師たち。彼らのやってることって、別にジオン公国の歴史に置き換えてもまったく問題ないと思う。

オレは物部氏や出雲など、歴史の表舞台から消えていった勢力のほうにシンパシーを抱いていたので、いわゆる日本史というものがつまらなくて仕方がなかったんです。権力側の歴史だろ。ケッ!みたいな(^_^;)。まぁそれもある意味マニアックですけど...。

それともうひとつには学校教育は近現代史をすっ飛ばすでしょう。近現代史をやらない日本史なんて、クリープを入れないコーヒーよりも無意味。歴史教育は現代から遡る思考回路が必要なんですよね。

いまこうだ。なぜ?それはこんなことがあったから。それはどうして?それはこんなことがあったから。それはなぜ?...って遡っていくほうが理屈が通るし好奇心も湧く。近い方から遠い方へ。それが見ず知らずの源頼朝が国を作りましたっていきなり言われても!チュートリアル徳井みたいな驚き方しちゃうよ。「ななな、なんだよ!いきなり作っちゃったのかよ!男か女か?」ってさ(笑)。

それも今とつながっていることを知ってから源頼朝まで遡って知るのと、いきなり過去の確定情報から聞かされるのとでは大違い。結婚式でさ、まず聞くのはナレソメでしょ。いきなり新郎新婦の出生の話から聞き始めないよ。ナレソメを聞いてから、あらためてスライド流すべき。映画の手法もそう。いま危機に陥ってる!なんでだ?って90分かけて物語るわけよ。

でも学校って確定情報らきしものしか教えたくないんです。だから近現代なんてハレモノには触りたくない。生々しい話はイデオロギーも絡んでややこしいし。だから日本史も時系列にしか教えない。教える側の想像力の欠如だと思うわけ。で、オレは赤点。文句あっか(笑)。

もともと文部科学省の無謬性を根拠とした学校制度自体がそういう中央集権組織だから。「自殺はなかった」という結果を確定させて現実を捻じ曲げる体質と同じさ。いま自殺がある。なぜこうなった?という現実から歴史を遡るという視点がまったくない。官僚って基本的にそういうもの。だから30年前のダムやら道路建設の決定を覆せないのさ。その決定も歴史からじゃなく利権から得た知恵だったりして。そういうのはすぐ決まる。

●日本近現代史の“強化書”

まぁそんなオレだけど、この「歴史をつくるもの」(上巻下巻中央公論社)を取り寄せてみたら、これが面白い!昨年民主党関係者がやった仕事でもっとも評価できる(というか唯一評価できる?)のではないか。

監修者のお一人藤井裕久さんは現在パックインジャーナルにコメンテータとして出演されることが多く、その歴史認識の確かさには敬服しておりました。経歴は基本的にオレの好きな政党ではなかったけれど、歴史から学ぶ姿勢を説かれており、まさにその通りだと日本史赤点のオレが思ったわけ。

それで「歴史をつくるもの」を読み始めたんです。これはもともと歴史認識がない(学んでいない)政党政治はダメだってことで民主党関係者が開いたシンポジウムが下敷きのようだ。その模様については毎日新聞の岩見隆夫さんのコラム(2006/12/16)で読める。

つまり現代社会を作っていくべき政治家に向けて、いまを知るために学ぶべき近現代史の講義録というわけだ。

読み始めるとわかりますが、講義録だから内容も噛み砕いた口語調で読みやすい。質疑応答も収録されてる。極右と極左を排除した中道感覚で、これを高校教科書として使ってもいいのではないだろうかと思ったな。

こういう取組は非常に好感が持てる。もちろんボディブローのような取組だから、すぐに成果が出るものではないだろう。しかしこの民主党講義録とコイズミ・安倍路線の自民党を比べると、政党政治のための歴史認識を学んだ人々と、何も学ばずにトンデモ思想の取り巻きに囲まれてる現首相を奉る人々。どちらがより信頼出来るかであれば即答可能ではないだろうか。

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Comments

失礼します。はじめまして。通りすがりの旅の者です。

世界中の紛争地域の方々へ停戦を呼びかけたい

3月3日~5月5日、暫時停戦を!。

人気歌手の歌う「情報」という曲(だったと思う)に、こんな詩
 (うろ覚え・取意)
 触れ合う人と人との暖かさまで「ウソ」だというのであれば、そんな現実はボクが変えてみせる・・
はたして、私に何が出来るのか・・・
停戦を、本格的に呼びかけていきたいと考えてます。
 主旨にご賛同あれば (勝手なお願いにはなりますが・・)
 ブログ・HPで親しい方へ、是非、呼びかけを。m(_ _)m
人種・民族・宗教・政治信条・国家体制に関わりなく、
 「停戦」と「平和」何より「子供たちの安穏」を思う
 全世界の方々へ、 共感の輪が広がることを、祈念しています。
統一したマークも考えました 
   v^^。   ←「ピーシュ」と言います。

Posted by: zassou_uni | 2007.01.08 at 20:57

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Tracked on 2007.01.06 at 14:10

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