やっぱキャンディーズだわ!
見ましたか、NHK「プレミア10」のキャンディーズ特集!すばらしい...。つま恋仲間のTさんからメールが来てギリギリセーフで見逃さずに済みました。スマスマに上野樹里が出てたのでそっちを予約録画してて最初の30分は録画できなかったけど、大好きな「夏が来た!」から撮れた。いま見直しつつ書いてます。裏番組も取れるHDDレコーダ買わなきゃな。
作詞家の喜多条忠さんによるキャンディーズ大人化計画の裏話には泣けたなぁ。ナベプロってちゃんと考えててくれてたんだなぁと思ってさ。いまみたいにアイドルが汚れてないし消費されていくものでもなくて、みんな一生懸命だった70年代。ほんといい時代だ。あの頃大人だったら生き甲斐あっただろうなぁ。もっと社会にコミットしていきたいって思えたかも。どこで日本はしくじったんだろうと思う。
ランちゃん派だったのもあって、伊藤蘭ちゃんの解散宣言当時のインタビューも貴重だった。しっかり自分の言葉で話してて、大人だなぁと思ったりした。前代未聞の解散宣言はものすごいインパクトだったけど、いまから考えても大事件だったように思える。そのスタッフも知らなかった野音ライブでの突然の解散宣言。伊東四郎さんが知ってたってのは笑えた(笑)。
キャンディーズはスクールメイツ出身だったから音楽性も高かったし踊りもうまかった。紅白初出場のときのランちゃんのディレイ気味な歌は危うかったけど、崩れないんだもの。すごいな。
このころのアイドルって、いろんな洋楽のパロディというか音楽的和訳っていうか、とにかく輪郭がハッキリしてて豊かで幅広い音楽をやってる。いまのJ-POPはクロスオーバーな音楽の先にあるから洗練されてはいるけれど面白みに欠けると思う。まぁオレが年取ったってことかもしれないけど。
ラストシングル「微笑みがえし」は阿木耀子さん作詞だった。企画物なんだけどものすごくキャンディーズらしさが出た名曲に仕上がってる。最後まで暗さがないグループだったと思う。
個人的には、はじめて5000円札というお金を握って買いに行ったのがキャンディーズの2枚組みLPレコードだった。強烈な思い出がある。初めて5000円札を見た思い出。なかなかそんな記憶残ってないだろ?
あの頃はとにかく熱かった。世の中が。そういう世の中がオレは好きなんだ。そんな気分が外に出ちゃうから、いつもつまんない顔してるんだ、いま。でも、もう、戻ってこないんだよね。残念ながら。懐かしんでるしかない。懐かしめる時代があるだけ幸せかもしれないけれど。
ちょっとノスタルジックな気分になった。のだめカンタービレでも見て現代に戻ろう!
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コメント
>いまみたいにアイドルが汚れてないし消費されていくものでもなくて、みんな一生懸命だった70年代。
ポップンポールさん、さすが。いい表現だなぁ。
まさにその通り・・・って当時子供だった僕が言うのも変ですが。近頃沢田研二のCD聴いたりして思うのですが、あの頃の楽曲って今でも輝きを失わない。あの頃ってスタアもアイドルも本当の意味で憧れの存在だった。スタアやアイドル身近に感じられるようになった80年代がいけなかったのか?。80年代育ちとしてはそれは肯定したくないけど、商売道具になっている現代アイドル/タレントを見ると、やっぱり違うよな、と思っちゃうよね。
紙テープにまみれながら、客席に向かって「ありがとう!」と叫ぶ三人娘。なんかすっごい感動した。ありがとうNHK。
投稿: tak | 2006/12/07 21:33
そういえば、いまコンサートで紙テープ見る機会ってなかなか無いですよね。
80年代も松田聖子をアイドル文化のピークとして、その後ホリプロ系アイドルからどんどん身近になって、おニャンコによる大衆化でトドメをさされた感じありますね。もう存在の意味合いが違うからどっちがどうとはいえないけれど。
でも汚れ加減は確実にアップしてきてる!加護ちゃん喫煙事件なんて運が悪かったとしかいえない程度に。ボクと個人的な付き合いもあった某アイドルの子もすごかったですけど(>_<)。
麻薬とか覚せい剤が平気で売買されてる芸能界なんて基本的に汚れてる。そんななかで国仲涼子とか長澤まさみには悪の道やつまんない男につかまらないで欲しいなと切に願ってます!
投稿: ポップンポール | 2006/12/08 12:56