やりすぎコージーを読む
ついに「やりすぎコージー」の特集を組む雑誌が登場。それもいまサブカルを語らせたら右に出る出版元がないと言ってもいいQJ(QuickJapan)の69号だ。“シックスナインはやりすぎ”と覚えると覚えやすい。(<欧米か!、いや猥談か!)
QJが食いついてくれたのは本当にうれしい。ボクはかかわってない(ホントに)。確かに永久保存版だ!とにかく普通の雑誌の特集とはボリュームが違うのがQJの特徴なので、今回はやりすぎコージーのMOOKといえる。全56ページだ!
目次(扉?)からして大橋アナがやりすぎガールばりに「やりすぎコージー」ってパネルを掲げてくれてる。洋服は着てるよ!1枚の作品(宣材カード風)として仕上がってる。
そして特集の最初の見開きは、トロサーモン久保田のMCで番組特集のリード文。さぁやっちゃってーやっちゃってーって感じで(笑)。このサディスティックなまでの陵辱感に癒されたアナタもワタシもお笑いマゾヒスト!もっと笑わせてぇーって気分が爆発寸前だ。
しかし落ち着け。まずはMC座談会で番組の沿革を振り返っておこう。Wコージーに千原兄弟、そして大橋未歩アナ。やりにげコージー時代からの思い出を語る。「やりすぎコージーこそがバラエティの王道」とサブタイトルが打たれた座談会。
ここでさすがヒガシノリと今田兄やん、いいこと言ってる。
東野「エンタの神様とは違う形で、芸人を世に送り出す番組ということで(笑)」
今田「基本、ブレイクってレベルのことは考えてないですからね。『一個、仕事が入りゃいいじゃん』みたいな(笑)」
これだよ。大衆演芸ってのはこのスタンスだよ。ナニワのお笑い道ってもんよ(?)。エンタの神様はボク的にはあまり面白くない。出ている芸人さんはいいんだけど、制作サイドの感覚が嫌いなの。その違いって結構伝わってると思うんだ。特にやりすぎコージーの業界視聴率の高さってそういう背景があると思う。知らんけど。
座談会が終わると怒涛の誌上やりすぎ8連発!ここはもうオレが語る必要もない。伝説の企画を誌上で再現&検証してくれてる。QJサイトで内容はご確認くださいよ。単純に番組を文字起こししてるってわけじゃなくて、あらためて誕生秘話的なトークが収録されていてうれしいです!
まぁブログひとくちメモとしてひとつ採り上げるなら、やっぱネイチャージモンですよね。やりすぎ登場から1年以上経ったいまでもネイチャージモンを検索されてのご訪問が非常に多いです。
QJでは番組がネイチャージモンを生み出す前夜、出演交渉のときのビデオ(1時間23分25秒あるそうです)を文字起こししてんですよ!すごすぎキュージェー!それをDVDの特典映像にしてくれっちゅーねん!
ネイチャージモンと呼ばれる前の寺門ジモンだけど、語る言葉はもうネイチャー!のっけから「はっきり言って、本当に俺がやりたいことやったら、みんな事故を起こしますよ」ですから。事故って何だよって話ですよ。放送事故かみたいな(笑)。
でも放送事故じゃなくて、リアルに山についてきたら怪我するよって。でも怪我しない程度の放送じゃ嘘になっちゃうって。さすが、ヤラセが嫌いなネイチャーのお言葉だよなぁ。
でもそこで、やるならバナナ一本持って山に入るくらいがいいんじゃないって企画を出しちゃうネイチャー。レベルが違うっつーの!それでも充分過酷だぞ。
あとグルメな部分にも1ページ。こっちのネイチャーはいまだ前人未到の領域だと思うので、各局企画するなら早いもん勝ちかも。築地移転前特集とかさぁ。ただネイチャーでやっちゃうと、インチキな店は出せないからテレビ局も覚悟がいるかも...。
まぁそんな感じで8連発の誌上やりすぎがありまして満腹になっちゃったうえに、とどめの全企画徹底解説ですよ。もー勘弁して!やりすぎっ!いやはや2006年最高の雑誌はQJ69かもな。
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