google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg 戦国ロックはぐれ牙がすごかった: ひとくちメモ

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2006/11/10

戦国ロックはぐれ牙がすごかった

時代劇専門チャンネルで11/8から毎日放送(全9話)で始まった梶芽衣子初主演時代劇が「戦国ロックはぐれ牙」だ。さっそく第一話を見たのだが、ぶっとびー(笑)。すげー面白い。梶芽衣子らしさをこれでもかと魅せてくれるのもすばらしい。時代劇なのにいきなりパンタロンはいてるし!音楽は「ルパン三世」の大野雄二だし。毎日録画しよ。

第一話は、農村が村をあげて隠している銀山があり、それを抜け駆けしてカネに換えようとした村人から悪人にバレ、さらにお上にもバレ、争奪戦を繰り広げる話。梶芽衣子は“はぐれ牙”と呼ばれる孤高のさすらい牙(独り必殺仕事人みたいな感じ)で、村人の側につく。

しょっぱなから「あなたはもしやはぐれ牙と呼ばれるお方では?」みたいに、はぐれ牙という存在が周知のこととなっているのはまだいい。普通の時代劇だと、勧善懲悪で悪いお代官様や盗賊と善人の村人という構図のなかで、梶芽衣子がその手腕を発揮して村を救うものだが、このドラマでは救わない!いや、救おうとしているのかもしれないが、問題が大きすぎて救えないのだ。

村長も途中までは「この銀山がお上に見つかるとすべて取り上げられる。村のために守らなくては」と言っているのだが、梶芽衣子がやってきて悪人との戦に備えて軍備増強(みんなで竹槍やらバリケードを作る)していくうちに、この銀でお上以上の権力を取ろうとし始める。そうなると、もうどこにも救うべき善人はいないのだ(村長の娘くらいか?)。

そもそも銀山という不動産なので、一度見つかったらどうにもこうにも隠し切れない。いくらバリケードを張ってもお上に取り上げられるのは時間の問題だ。そんな戦いに邁進していく梶芽衣子...。最後はどこに落としどころを見つけるのかと、そのことばかり気になりドラマに釘付けになる(笑)。

そしたら、なんと最後は梶芽衣子がウマにまたがって颯爽と走り去っていくではないか!アレ?銀山は?村人は?どうなっちゃうんだよー!と思っていたら、すかさずナレーションが入った。やれやれ次回へつづくのか...と思った瞬間、ナレーションがとんでもないことを言い出す。

やがて銀山は領主シンクラのものになるだろう...。なんのために、誰のために戦ったのか?

なんでやねん!それはこっちが聞きたいよー!とっちらかしてズラかるだけかよー(笑)。でもそれがロック、戦国ロックなのかもしれない。その場限りの手ごわい敵を倒しては去っていく。それが戦国ロック魂なのだろう。くすりとも笑わない馬上の梶芽衣子の魅力でオールオッケーさぁ!

そんな梶芽衣子の魅力を存分に引き出しているMOOKが右上のHOTWAX第二号Webページもめっちゃ昭和でかっこいい!)。ずいぶん前に購読していつ紹介しようかと待っていたのだが、戦国ロックはぐれ牙放映記念のここしかないということで。絶対買い!

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コメント

こんにちは。
へぇーっ、これ面白そうですね。「キル・ビル」ファンの僕としてはちょっと見てみたい。

70年代末期のの空気を幼いながらに感じている僕ら世代。僕は近頃、あの時代に「かっこいい!」って思っていた大人の文化が、果たして今の自分にもかっこよく思えるのか?という検証をしたい・・・と思っておりまする。梶芽衣子主演作もそういう意味では興味あるんですよぉ。単に「寺内貫太郎一家」のお姉ちゃんだけじゃなくって。

「修羅雪姫」の続編まだ観ていなかった。近いうちに観ようっと。

投稿: tak | 2006/11/11 12:32

梶芽衣子は文句なくかっこいいあの時代の体現者ですねっ!ボクは時代は巡ると思っていて、それも短期では7年周期というのを信じてるんです。ブームなんかも7年で火がつく(バブル状態)みたいな。そうすると2006年って1971年から5サイクル(35年)なんですよー。
 それはまさに吉田拓郎だったりするんですけれど、そう考えていくと、これからの10年くらいは1970年代の空気感が面白いかもなと思っています。同時に1985年(結構重要な年)、1992年、1999年(結構重要な年)、2006年という区切りになっていて、それぞれのブームの限月が巡りながら混ざりながら、新たなカルチャーの芽となっていく...。そんな風に世相を捉えたり捉えなかったりしてるんですよ(どっちやねん!)。

はぐれ牙は、第一話があまりにショッキングだったのでちょっとトーンダウン(笑)。でも全9話なので全部観たいと思ってます。

投稿: ポップンポール | 2006/11/14 00:00

最近なぜかこの記事へのアクセスが増加している。それに後押しされて7年半ぶりに録画した第一話を見返してみた。昭和の日だし(笑)。

やはり第一話は面白い。第一話からはぐれ牙(梶芽衣子)の知り合いが何の説明もなく登場する。これが第二話以降の伏線になっているのかどうかも覚えてないが、これだけ知り合いがいるなんて結構狭い範囲でのはぐれっぷりなのか?

またこの記事には領主をシンザンと書いていたが新倉(シンクラ)の聞き違いだったので訂正した。昭和の日だし(?)

投稿: ポップンポール | 2014/04/29 09:17

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