松本城はアスレチックか!?
昨日は午前中に松本城を見学した。なんてわかりやすい城なんだ!とっても面白い城で、まさに重要文化財だと思った。
ふつう建築物を設計するときは住まい方を考えて作るものだが、ここは築城が乱世の世だったこともあって、完全に戦闘態勢だ。それを見学者が身をもって実感できるのが、写真のような階段なのであった。
順路に沿って天守閣の階段を上っていくのだが、とにかく階段が上りにくい。敵が攻めてきたときに守りやすくするためだというが、日常生活には不便この上ないのだ。そのうえ、写真のように頭をぶつけそうになるような梁が通っていたりして、頭も足元も注意しながら生活しなければなないのだ。
オレはこの階段の昇降だけで、当時の住人の思いが伝わってくるようだった。「この階段つれぇよ!」これだ。毎日の生活がアスレチックなのだ。松本城のなかを見物するならスカートはやめといたほうがいいと思う。
ある意味機能優先なのだが、戦時以外には月見するための別棟を増築してたりして、そこはもう平和そのものなのだ(笑)。階段昇降のフラストレーションを一気に吐き出すかのように作られたこの月見の間からも、この城に住んでいた人々の気持ちが大変よく理解できた。
非常に人間的で、感情の赴くままに作り上げられた松本城。それでいて目的がはっきりしているから個々に見ると大変機能的な松本城。戦争と平和の共存する松本城。なかなかすばらしかった。
さて、今朝は富山市にいるのだが、まだ松本市の話を書きたいので、それはまた後で。そろそろ出発だ。
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コメント
はじめまして♪
松本城いってみたいです(/・ω・)/
あと善光寺もいってみたいな(*/∇\*)
投稿: モモ | 2006/08/08 09:46
モモさん、書き込みありがとうございます。ぜひ行ってみてください。その際スカートは危険です(笑)。
投稿: ポップンポール | 2006/08/11 06:11