2006年ソダーバーグの旅
泥棒に入られた心の痛手から徐々に這い上がっている今日この頃...。ホームシアターで「エリン・ブロコビッチ」を鑑賞した。いまさらながらだが、なんてすばらしい映画なんだ!ジュリア・ロバーツ最高!監督のスティーブン・ソダーバーグはやはりただ者じゃないな。
見ている途中で、ふとブックオフの橋本真由美社長とダブって見えた。オレはこういうたたき上げのサクセスストーリが大好きだ。自分自身エリートでもなければ、なんのとりえもないから、たたき上げのストーリを見ると、オレももっともっと学んで強くなろうという気力がみなぎってくる。エリン・ブロコビッチは元気と勇気を与えてくれる映画だった。
途中から出てきたエリートコースまっしぐらで生きてきたであろう女弁護士(カカシ女!)に対して、どぶ板作戦ともいうべき戸別訪問で600人以上の原告団をまとめ上げて見せるくだりは、ものすごいカタルシスを得られる。仕事は肩書きでするもんじゃない、ハートでするもんだといわんばかりなのがストレートで心地いい。この映画はまさに直球ど真ん中な映画なのだ。
正統な社会派ドラマだ。テーマは重いし地味だと思って食わず嫌いでいると損する。エリン・ブロコビッチのパワーに導かれて、最後にはちょっとホロッとできて、映画としてのまとまりもいい。現実に起こった事実をベースにしているだけに説得力もある。ソダーバーグらしいフィルム感が最高にマッチしていた。ジュリア・ロバーツのナイス・ヴヮディ(笑)の非現実感が、絶妙なエッセンスとして機能しているし。魅せる映画だと思う。
「セックスと嘘とビデオテープ」「エリン・ブロコビッチ」と観てきたが、2006年ソダーバーグの旅はまだまだ続きそうだ!「トラフィック」ももう一回見直そう。前に見たときは理解が足りてなかったような気がしてきた。いい映画は見るたびに違った良さが見えてくる。それはまた自分自身の成長の足跡でもあると思う。エリンのようにのめり込み成長していける人生にしたい。オレの場合は相場が戦場だ。ハートで勝つ(感情的になるってのはダメだけどね^_^;)!
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