花咲か爺さん
♪うーらの日本でポチが鳴くー
♪ウソつき大統領が掘ったならー
♪べーいぐーんいーせつ費用が
♪ザークザークザックザク...
花咲か爺さんの替え歌をお届けしました。ところで昔から疑問だったのですが、花咲か爺さんってかな漢字変換できますか?ボクのPCでは出来ません。
そもそも「花咲か」って何ですか。花を咲かせる爺さんなら「花咲かせ爺さん」のほうが文法的に正しいと思うのですが。
咲くは4段活用(?)で、
未然形:咲か(ナイ)
連用形:咲き(マス)
終止形:咲く(。)
連体形:咲く(トキ)
仮定形(已然形):咲け(バ)
命令形:咲け!
※咲こ(ウ!)が入ると5段活用か?
ですよね?
「咲か」は未然形です。未然形というのは、まだ起こってないことや打ち消される(~ない。)場合の変化ですから、花咲か爺さんは、花を咲かせていない爺さんか、花が咲かない爺さんってことになるわけです。
この疑問を前提にこの物語を読み直すと、この物語は花を咲かせた爺さんではなく、そのマネをしてことごとく失敗してしまう花咲かない爺さんが主役であることがわかります。だからタイトルは「花咲か爺さん」という未然形付き爺さんで論理矛盾はないんじゃないかと思ったわけです。
これは投資家への教訓を含んでいます。子ども時代には、灰をまいて桜の花に変えてしまった魔術師的爺さんが主役の話だと思っていたけれど、実は、人のマネばかりして同じようにやっては失敗するダメ投資家的爺さんの話なんですよねぇ(笑)。日本語って奥深いよね。
さらにいえば、実際には灰をまいて桜の花は咲かないわけで、この物語は花を咲かせられない爺さんの視点で、あたかも魔法のように花を咲かせ続ける爺さんの不思議を物語っているのです。花を咲かせられない爺さんには、花を咲かせる爺さんの日々の苦労や努力は見えません。成果だけを横取りしようというその根性と怠惰の結果が堕落であり天罰であると、この物語は教えているのです。ダメ投資家そのものでしょ?
ちなみに私のポップンポールというハンドル名は桃太郎から取ってます。その昔話「ポップンポール物語」はこちら(笑)。日本昔話が好きなんです。
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