カカオ・バブル
コンビニに行ったら、ついに出ていた。カカオ99%の国産大衆チョコレート。出したのは明治製菓で「チョコレート効果」シリーズの究極の1枚だ。
このシリーズは基本的においしくない(笑)。マズいと言っているわけじゃない。おいしくないのだ。そこがなんとなく効果がありそうに思えるから面白い。そんなシリーズだからこそカカオ99%も許されるのかもしれない。
ここ最近の国産ビターチョコはカカオが何%かだけの競争をしている。ストレスを和らげるためのチョコレートを売る戦略が業界横並びじゃ、ストレスも溜まっていくことだろう...。まさにカカオ・バブルに踊っている。
しかし、誰かがそれに終わりを告げなければならない。その究極は99%だ。100%じゃチョコレートにならんからなぁ。たとえ塩を混ぜても101%になるわけじゃないし(笑)。まぁ99.98%とかいう競争もせんだろう。誰かがやらないと終われなかったこのカカオ・バブルにもやっと引導が渡されるような気がする。
ボクは一貫して「国産大衆チョコにビターを!」といい続けてきたのだが、それもこれで終止符だ。ゴールを見せてもらったよ。これからは美味しいチョコを目指して、みんながんばって欲しい。99%カカオチョコをホワイトチョココーティングした不二家LOOKとかなら食べてみたい。または99%カカオコーティングのストロベリーチョコとかコニャック入り超ビターチョコとか。あれ?まだまだ行けるかな?
この先を予想すると、次に来るのはフルーティな大衆チョコではないだろうか。オランジェット系とか。そしてドライフルーツからドライポテトへと一歩一歩進んで欲しい(笑)。そのうち、身体に優しいニンジンと6種類の野菜のチョコレートとか出てくるかもしれない。にがりチョコとかさ。味の素からアミノ酸成分入りの和風ウマミチョコとか。
あとはエアインチョコ系とベトつかないチョコ系の進化もありえる。ネスレのエアロがマーブルチョコのようにコーティングされてて一年中どこでも食えるとか。ドバイでCM撮影したりして。「溶けてなーい!」みたいな。
ただしあまり奇をてらったことはして欲しくない。新しいスタンダードと呼べるカテゴリの開発が望まれるところだ(ところだってオレだけが望んでるんだけど)。個人的にはブルボンにはもうちょっとチョコレートに本腰知れて欲しい。
ブルボンのチョコは結構好みなのだが、販路が弱いのがチョコレート部門の肩身が狭く棚を確保できないのか、味に比較して競争力が弱いような気がする。がんばれブルボン・チョコレート部隊!
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