google-site-verification=o_3FHJq5VZFg5z2av0CltyPU__BSpMstXTEV1P8dafg FXブログについて考える: ひとくちメモ

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2006/04/09

FXブログについて考える

マット今井さんのブログはトラックバックできない設定なんでこの記事のコメントで書き始めたんですが、あまりに長文になってしまったので、自分のブログに書いてコメントにURLを貼ることにしました。この「ひとくちメモ」は相場ブログじゃありません(笑)。たまに書いてることもありますけど、そんな人様に役立つようなもんじゃないです。今井師匠には先日も夕飯ごちになりまして(笑)。いろんな構想を聞きました。詳しく書けないけどぜひ実現させて欲しいし、今井さんがやるから意味があるって話でした。僭越ながら「それは今井さんご自身の力量も試されますね」とボクが言うと、何度もうなづかれました。

(以下、今井さんブログ記事へのコメントです)-----

ムカリ様、皆々様

 おおー、なんかこういう書き出しをするとかしこまっちゃいますね。師匠はインドだからこの隙に思いっきりリスペクトしとこう(笑)。トラックバックできるといいんだけどな...。長くなるんでそういうの嫌いな方にはすみません。

●ポップンポールの素人度

 ボクはいまのところ年間35-50%程度をコンスタントに出せればいいやくらいの安定志向(今年度は34%くらいだけどトリシェのせいでめっちゃ危うい ^へ^;)なので、年間数百%のリターンをはじき出す師匠のようにはアドバイスできないんですけれど、FXをはじめてから1年未満の方とか、いつもトントンであと一歩なにが足りないんだろうという方とは思いを共有できるような気がしてます。

 ボクのFX1年目は某専門家の話を鵜呑みにしてユーロドルで痛い目に合い、その2ヶ月だけの赤字で年間トータルではマイナスでした。でもそのときに「こりゃ自分で考えないとえらいことになる」と気づけた点で、その専門家に感謝すらしています。その後7ヶ月程度かけてやっと取り戻しました。その間、日本で出版されている相場関連本はほとんど読みました(ほとんど無意味でしたが有意義な本もありました)。寝る時間と食事の時間と仕事の時間以外は相場のこと考えてました。まったく意識が変わった衝撃的な負けでした。

 年間35%でも100万円なら16年目で、50万円でも18年目あたりで一億円になります。計算上はね(笑)。たぶんここまで順調に増やせるスキルがあればもっと早く到達する可能性もありますね。ただ最初に資金を倍にするところまではホントに長い道のりでした...。最初に大敗しちゃうと取り戻すのに膨大な時間がかかります。だから小さくはじめてせめて大敗しないスキルを身につける必要があると思ってます。日柄はマチマチでしょうが、はじめた頃は精神的にも厳しいし、なかなか増えた気になりません。真っ先に学ぶのは忍耐です(?へ?)。

 初心者って必ず同じ不安を持つし同じ間違いをしてると思うんですよね。それは経験と学習でカヴァするしかないけれど、最初に間違ったことを覚えるとドンドン間違っていくんじゃないかと思うんです。それを短期間で抜け出す必要があると思うんですよね。スポーツのプロになるのと同じで、勝つまえに勝てる身体を作ることが先決で。身体が出来ても勝ち続けられるかどうかはまた別問題ですし。自戒を込めて...。

●今井師匠以前と以後のFX業界(すごい括りだな^_^;)

 今井さん登場以前は業者の言いなりの人がたぶん多かったし、それでFXのイメージが大変悪かったですよね。もともとリスク意識が希薄な日本なので。そこにまず酒匂さんがFXのスポークスマンのように出現されて「あぶないからやめなさい」「儲からないからやめなさい」と言われ続けて、逆に悪徳じゃない業者もあるんだなって思ったわけです。客を叱ってるんだもん(笑)。そんで外為どっとコムさん人脈で今井さんが講師としてご登場になったんですけれど、ほとんど奇跡的なことだったと思うんですよ。タイミングといい経歴といい、こういう人が業者の無料セミナーに出てくるなんてありえねぇみたいなとこあったんです。

 実際、最初のセミナーが濃かったのは今井さんが底なしの大衆ってものを知らなかったからだと思います。公けに発言することの影響力や大衆のニーズをその後今井さんご自身も学習されて、だんだん一般的なお話や現在の相場に影響しそうな時事問題が多くなってきたように思います。それは仕方がない面があって、たぶん普遍的にいえることは最初の1冊外為どっとコムのコラムに全部書いてあるんです。初心者に伝えられることはそれでネタ切れだと思うんですよね。もうちょっと図表が入ってるとわかりやすかった(それが第二回セミナーのレジメだった)んですけれど。そこから先はもう各個人の力量でやるしかないんです。この指標を見てればいいっていうのは本当に無いんで。

 ブログはちょっとしたヒトコトが完全に誤解される怖い世界です。だから雑談レベルの話をメインにするしかないでしょうね。でもスーパートレーダーも飲んだくれてんじゃんとか、飲んでてもこのポイントだけは押さえてんじゃんとか、師匠から盗むしかないですよね。こういうと禅の世界みたいですけれど、自分で考えろというのが「実践トレードのつぼ」なのかなと。ちょっとブログでいい情報を仕入れたからって、それで誰もが儲かるわきゃないし。儲かりそうなネタを書かれたら逆に疑うくらいの意気込みが必要だとも思うし。難しいですね...。

●FXブログで出来ることとその限界

 今井さんも銀行のディーラーから個人投資家(投資顧問)になられたので、投資意識も変化していく可能性はありますし、資金量も情報量も過去の蓄積も我々一般投資家とは違うとも思います。どれが参考になってどれが参考にならないかは正直わからないですね。確かなことは勝っているトレーダーが本当にいてブログなんて書いてくれてるってことだけです。そんなこと、普通ありえねぇってことなんです。今井さんは「マーケットの魔術師」に出てくる人々何人かに実際に会ったことがあるそうです。会ったからって強くなれるわけじゃないけれど、でも実際に会うことの精神的なインパクトってありますよね。それに近い気分を、今度は今井師匠と会ったりブログで読んだりしながら自分にフィードバックできればいいんじゃないかと思っています。

 今井門下生による為替仲間が集えるブログ企画は面白いと思います。ただ勝負の世界なのでサロン的な集まりにならないよう注意が必要だと思いますよ。バブルの頃そんな投資クラブがわんさか出来たようですけれど、みんな負け組の傷の舐めあいやってました。それが始まっちゃうと絶対に勝てるようになれません。

 初心者が方向性を間違わないために本気で学習する場になれば有効ですが、相場や指標の予測をしたりとか、ボクは売ったけどキミは?みたいな話になっちゃうといつのまにかコンセプトがずれていくので、正直なところオープンな場での運営は大変難しいとも思います。間違ってるのに大丈夫だよって慰めてもダメだし、すぐ損切れっていっても普通は切らないし(^_^;)。ボクがある手法で勝ってるといっても他の人がそれで勝てるかどうかわからないですよね。

 だからいまの相場や持ってるポジションについて議論しあうのではなくて、ひとつひとつの手口、例えばナンピン、両建て、ロスカット、デイトレ、トレンドなどなどのホントに初歩的な「いまさら聞けない相場用語」とその周辺の話題を再点検するとか、1997-8年の大相場など過去の事例研究とか、日々のルーチンワークの研究とか、今井さんの著書の行間を埋めるためにどんな作業をしているかみたいな話だったら出来るかもしれないですね。これから出てくる初心者の皆さんが勝ち負けの前にやっておく&知っておくレベルの話という感じで。そういうのとは別にほんとの雑談、NZまたかよっ!みたいな(笑)。そういう割り切ったものなら、まぁ上達に害はないかなという気もします。ブログ全盛のご時世なので。

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